科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
国際人権法/International Human Rights Law |
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授業コード /Class Code |
B203561001 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
法学部/Law |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
木4(前期)/THU4(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
大塚 泰寿/OTSUKA YASUHISA |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈一般専門教育科目〉/*** MAJORS *** 〈ADVANCED SUBJECTS〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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大塚 泰寿/OTSUKA YASUHISA | 法学部/Law |
授業の方法 /Class Format |
対面授業 |
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授業の目的 /Class Purpose |
この科目では、法学部のDPに示す、法の理念および現実の社会における法の運用を踏まえて、法および政治について体系的に学修し、法化社会・国際化社会に対応した法的素養を身につけることができる。また、社会における各種の問題について、その要点を把握し、必要な情報を収集・分析して、法的思考に基づいた説得力ある解決指針を示すことができる。そして地域社会から国際社会に至る国内外の公共的事柄に関心と責任感を持ち、公平性と客観性を重視した判断および行動ができる。 「国際法入門」「国際法(総論)」の発展科目として位置づけられる。 人権の保護は、21世紀の国際社会における人類共通の重要課題である。この講義では、人権の保護に関する国際法について、伝統的な国際法の枠組みの中で発達してきた外国人の保護に関する国際法と、第二次世界大戦後に飛躍的に発展した人権の国際的保障制度を中心にして解説する。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
人権の保護に関する国際規則について説明できる。 |
授業のキーワード /Keywords |
外国人法 人権の国際的保障 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
レジュメ・板書を中心にして、講義形式で行う。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
緊張感を持って授業に臨むこと。遅刻、あるいは授業中の私語や携帯電話の使用は厳禁である。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
配布されるレジュメを熟読すること。参考書に挙げた『国際法』(有斐閣Sシリーズ)や『ブリッジブック国際人権法』の関連部分を読むとよい(予・復習それぞれ各30~60分程度) |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
特になし |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
定期試験100%。試験では、この授業を通じて学修してきた知識の理解度などを問う。 |
テキスト /Required Texts |
なし。 |
参考図書 /Reference Books |
芹田健太郎・薬師寺公夫・坂元茂樹『ブリッジブック国際人権法[第2版]』(信山社、2017年) 松井芳郎編『ハンディ条約集』(東信堂、2009年) 松井芳郎・佐分晴夫・坂元茂樹・小畑郁・松田竹男・田中則夫・岡田泉・薬師寺公夫『国際法[第5版]』(有斐閣Sシリーズ、2007年)のうち、第12章。 この他、 講義中に適宜紹介する。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 国際人権法の概念 | 国際人権法を学習するために必要である国際法の基礎的な分野について簡単に説明した後に、国際人権法の概念について講義する。 | |
2 | 第2回 | 国籍① | 国籍の意義や無国籍の問題を中心にして学修する | |
3 | 第3回 | 国籍② | 重国籍の問題を中心に講義する。 | |
4 | 第4回 | 外国人の法的地位① | 外国人に関する法について、外国人の出入国を中心にして学修する。 | |
5 | 第5回 | 外国人の法的地位② | 外国人に関する法について、外国人の権利義務を中心にして学修する。 | |
6 | 第6回 | 外国人の法的地位③ | 日本における外国人問題を中心に講義する。 | |
7 | 第7回 | 外交的保護 | 外交的保護の意義、要件などについて講義する。 | |
8 | 第8回 | 難民の国際的保護 | 難民条約に基づきながら、難民の定義やその権利について講義する。 | |
9 | 第9回 | 犯罪人引渡 | 犯罪人引渡の制度について講義する。 | |
10 | 第10回 | 人権の国際化と人権条約① | 人権が国際化されるまでの歴史的展開を、戦前の状況を中心にして講義する | |
11 | 第11回 | 人権の国際化と人権条約② | 引き続き、人権の国際化が確立するまでの歴史について、戦後の展開を中心に講義する。 | |
12 | 第12回 | 主要な人権条約 | 主要な人権条約の内容について講義する。 | |
13 | 第13回 | 人権条約の国内的実施① | 批准された人権条約が課す義務を、いかにして国家が自国内で実現しているかを、日本を例にとって講義する。 | |
14 | 第14回 | 人権条約の国内的実施② 人権条約の国際的実施① |
国内的実施のうち国内裁判について学修する。 また人権条約の実施を各国に促し、また現実の人権問題に対処するために条約が規定している国際的なシステムのうち、国家報告制度について講義する。 |
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15 | 第15回 | 人権条約の国際的実施② | 個人通報制度・裁判制度について検討する |