科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
国連法/The Law of the United Nations |
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授業コード /Class Code |
B203141001 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
法学部/Law |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
月2(後期)/MON2(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
木原 正樹/KIHARA MASAKI |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈一般専門教育科目〉/*** MAJORS *** 〈ADVANCED SUBJECTS〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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木原 正樹/KIHARA MASAKI | 法学部/Law |
授業の方法 /Class Format |
遠隔授業(オンデマンド授業) |
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授業の目的 /Class Purpose |
この科目は、法学部のDPに示す、国際化社会の時代に対応し、国内外の公共的事柄に関心と責任感を持つた市民となるために、国連法を理解できるようにすることを目指す。 国際連合の活動が国際社会の秩序形成、すなわち、国際社会の平和の維持・回復と人権保障などに、どのような役割を果たしているか、を理解することを目的とする。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
国際連合の活動による、国際社会の平和の維持と人権保障の現状と課題について適切に認識できる。 具体的には、国際社会の秩序形成に大きな役割を果たしている国際連合の活動について理解できる。 すなわち、第一に、戦争の違法化によってできた国際連合と武力行使の関係について、法的側面から理解できる。第二に、国際の平和の維持以外で国際連合が果たすべき役割は何か、人権保障に関して有する法的権能などを理解できる。 |
授業のキーワード /Keywords |
戦争の違法化、国際連盟、国際連合、安保理、多国籍軍、PKO、人間の安全保障、国連人権理事会 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
レジュメ・資料・板書により行う講義を中心に進める。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
早めに配布するレジュメに(補足資料があるときはこれも)目を通して、忘れずに持ってくること。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
一日平均25分、週3時間は必要な学修をしてくる。 国際組織に関する基本書や資料などを読んでくる。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
①~③の3回のレポートで評価する(すべてOneDriveに提出)。レポート①の締切りは11月下旬。レポート②の締切りは12月下旬。レポート③の締切りは1月下旬。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
100%レポート課題による。 3回のレポートについては、採点終了後、模範解答例を付してdotCampusにて返却する。 |
テキスト /Required Texts |
指定しない。 |
参考図書 /Reference Books |
・薬師寺公夫・坂元茂樹・浅田正彦編集代表『ベーシック条約集[2022年版]』東信堂 2022年、・佐藤哲夫『国際組織法』有斐閣、2005年、・最上敏樹『国際機構論[第2版]』東京大学出版会、2006年、・明石康『国際連合−軌跡と展望』岩波新書、2006年 ・松井芳郎編集代表『ハンディ条約集』東信堂、2009年。 ・家・小畑・桐山編『国際機構[第四版]』世界思想社、2009年、・徳川信治・西村智朗編著『テキストブック 法と国際社会 第二版』法律文化社、2018年、・家正治他著『講義 国際組織入門』不磨書房 2003年、・杉原高嶺他編『国際法基本判例50 第2版』三省堂 2014年 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 国際連盟の成立 | なぜ、国際連合の前身である国際連盟が成立し、戦争が違法化されていったのか。 | |
2 | 第2回 | 国際連合の成立1 | なぜ、国際連盟は、国際連合に発展したのか。 | |
3 | 第3回 | 国際連合の成立2 | 戦争違法化の完成 | |
4 | 第4回 | 国連の集団安全保障体制1 | 国連の集団安全保障体制の意義と問題点 | |
5 | 第5回 | 国連の集団安全保障体制2 | なぜ、国連の集団安全保障体制はうまく機能しないのか。 | |
6 | 第6回 | これまでの復習と課題レポート | 課題レポートを通じて、これまでの復習をする。 | |
7 | 第7回 | 国連の授権を受けた多国籍軍とPKO1 | 国連の授権を受けた多国籍軍の意義と問題点 | |
8 | 第8回 | 国連の授権を受けた多国籍軍とPKO2 | PKOの始まりと変化 | |
9 | 第9回 | 国連の授権を受けた多国籍軍とPKO3 | 多国籍軍とPKOの並行展開とは何か。「強化されたPKO」とは何か。 | |
10 | 第10回 | 国際連合の役割の変化1 | 戦争が行われなくなったとしたら、国連の役割は何か。 | |
11 | 第11回 | 国際連合の役割の変化2 | 国連による国際協力、人間の安全保障 | |
12 | 第12回 | 国際連合の役割の変化3 | 国連による紛争の平和的解決 | |
13 | 第13回 | 国際連合の役割の変化4 | 国連人権委員会の意義と問題点 | |
14 | 第14回 | 国際連合の役割の変化5 | 国連人権委員会から国連人権理事会へ | |
15 | 第15回 | 国際連合の役割の変化6 | 紛争の平和的解決における国連諸機関の機能と現状 |