科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
憲法と社会 【⑩~⑫】/Constitutional Law and Society |
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授業コード /Class Code |
B202951004 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
法学部/Law |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
月3(前期)/MON3(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
塚田 哲之/TSUKADA NORIYUKI |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈導入専門教育科目〉/*** MAJORS *** 〈SUBJECTS FOR INTRODUCTION〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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塚田 哲之/TSUKADA NORIYUKI | 法学部/Law |
授業の方法 /Class Format |
講義(対面授業) 全学の方針に基づき、遠隔授業を実施する場合は、原則としてオンデマンド方式を予定している。 |
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授業の目的 /Class Purpose |
この科目は、法学部のDPに示す「法の理念および現実の社会における法の運用を踏まえて、法および政治について体系的に学修し、法化社会・国際化社会に対応した法的素養を身につけ」るために導入専門教育科目として設けられたものであり、1年次後期以降配当の憲法関係科目を受講するための前提的・基礎的知識の習得を目的とする。より具体的には、以下の通り。 (1)憲法・立憲主義の概念について、その歴史的展開をふまえて理解する。 (2)現在の日本における憲法典である日本国憲法に盛り込まれた基本理念を、憲法の歴史をふまえて理解する。 (3)現在の日本社会において生起している憲法に関わるいくつかの問題を取り上げて、日本国憲法の基本理念に照らして何を問題ととらえるべきか、 その問題をどのように解決すべきかについて、適宜諸外国との比較を交えつつ考える。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
・日本国憲法の基本原理と全体像について、憲法の歴史を踏まえて説明できる。 ・現在の日本社会において生じている憲法問題について関心を持ち、自らの見解を示すことができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
近代立憲主義、近代憲法、大日本帝国憲法、日本国憲法、国民主権、基本的人権の保障、平和主義 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
・講義は、配布するレジュメ(プレゼンテーション資料を含む)に沿って行う。レジュメ・資料の配付は、Moodle,dotCampus,OneDrive(のいずれか、または複数)を利用して行う予定(詳細は第1回ガイダンスで説明する)。 ・授業に関する連絡、レポート提出はMoodle,dotCampusなどLMSを利用する。 ・授業に関する質問は、対面授業時に直接、または担当者宛の電子メールで受け付ける。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
憲法については高校までの教育で触れる機会も多かったと思われるが、大学で学ぶ憲法(学)は、それとは全くと言ってよいほど異なる。憲法の勉強とは、憲法の条文を暗記することではなく、条文の形で示された「憲法というものの考え方」を、その歴史、現実の社会との関わりで理解することである。もちろん、 憲法や法律学に関する基本的な知識を取得することは重要である。しかし、知識の取得自体は決して最終目標ではない。憲法問題を含む社会問題には、必ず一つの正しい解答があるわけではない。基本的な知識を踏まえつつ、 様々な人の異なった意見に触れ、 なぜ意見の違いが生ずるのかを考えながら、 自分なりの考えを作り上げ、他人を納得させられるだけの主張として練り上げていく態度が重要である 。そのためには、現実に社会で生ずる問題についての関心を持つことが不可欠であるので、 毎日、 新聞を熟読してほしい。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
講義の各回について、十分な予習・復習が求められる。予習については、事前配布のレジュメとテキストの該当箇所を読み込むこと(目安として各回2時間程度)、復習については、ノートの記載内容とレジュメ・テキストの記述を確認すること(目安として各回2時間程度)。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
1-2回程度、簡単なレポートないし感想文の提出を求めることがある。 詳細は、 講義中に指示する。提出されたレポート等については、講義中に一般的コメントをするほか、希望者には個別にコメントする。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
・定期試験(論述式)100%。 レポート・感想文を課した場合には、定期試験80%、レポート・感想文20%とする。 ・ただし、定期試験に代えて最終レポートの提出を求める可能性がある(最終レポートの評価割合は定期試験と同じく80%)。 ・評価は、上記「到達目標」に照らし、講義で扱った内容が正確に理解できているかを中心に行い、文章表現力を加味する。 |
テキスト /Required Texts |
・倉持孝司ほか編『比較から読み解く日本国憲法』(法律文化社 2022年)。 ・六法(小型のものでよい)を毎回必ず持参すること。 ・講義で使用するレジュメ・資料類は、Moodle,dotCampus,OneDrive(のいずれか、または複数)を利用して配布する。 |
参考図書 /Reference Books |
第1回の講義で指示する。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | イントロダクション | 本講義についてのガイダンス、 憲法を学ぶ意義 | |
2 | 第2回 | 憲法とは何か | 憲法の概念 | |
3 | 第3回 | 憲法の歴史(1) | 近代立憲主義・近代憲法の考え方と意義 | |
4 | 第4回 | 憲法の歴史(2) | 近代立憲主義・近代憲法の歴史的展開 | |
5 | 第5回 | 日本憲法史(1) | 大日本帝国憲法の制定 | |
6 | 第6回 | 日本憲法史(2) | 大日本帝国憲法の運用 | |
7 | 第7回 | 日本憲法史(3) | 日本国憲法制定史 | |
8 | 第8回 | 日本憲法史(4) | 日本国憲法制定の法理 | |
9 | 第9回 | 日本国憲法の基本原理 | 日本国憲法の基本原理(国民主権、人権保障、平和主義) | |
10 | 第10回 | 人権総論 | 幸福追求権、平等原則など | |
11 | 第11回 | 個別的人権 | 表現の自由 、生存権など | |
12 | 第12回 | 統治機構 | 国民主権と選挙制度、衆議院の解散 | |
13 | 第13回 | 平和主義(1) | 戦後史の中の平和主義(1)(1980年代まで) | |
14 | 第14回 | 平和主義(2) | 戦後史の中の平和主義(2)(1990年代以降) | |
15 | 第15回 | 憲法改正 | 憲法改正の理論と戦後史における改憲論 |