科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
演習ⅢB/Seminar ⅢB |
---|---|
授業コード /Class Code |
B201131003 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
法学部/Law |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
月4(前期)/MON4(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
藤川 直樹/FUJIKAWA NAOKI |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈一般専門教育科目〉/*** MAJORS *** 〈ADVANCED SUBJECTS〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
藤川 直樹/FUJIKAWA NAOKI | 法学部/Law |
授業の方法 /Class Format |
演習 |
---|---|
授業の目的 /Class Purpose |
法学の基礎観念は西洋世界を母胎として形成された異質な知的構造物である。それ故に、法と法学を深く理解するには、法的な制度・概念・理論がどのような文化的社会的背景において彫琢・変容したものであるかを正確に認識することが不可欠となる。本演習は、広く法と法学に関する比較法文化史的関心に基づいて研究し、研究調査や論文執筆、報告及び討論を通じて、法学に関する深い知見を獲得すると同時に、知的な思考回路を形成し、知の技法を会得することを目的とする(この科目は法学部DPに所謂「法の理念および現実の社会における法の運用を踏まえて、法および政治について体系的に学修し、法化社会・国際化社会に対応した法的素養を身につけ」ること、「社会における各種の問題について、その要点を把握し、必要な情報を収集・分析して、法的思考に基づいた説得力ある解決指針を示すこと」に対応する)。 4年次配当の本演習では基本に立ち返り、ローマ法またはドイツ法史に関する基本的研究文献を講読する。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
法制史・比較法・法理論に関わる文献を精確に読解することができる。 関連する問題を発見し、掘り下げることができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
|
授業の進め方 /Method of Instruction |
法制史に関する基本的研究文献を講読する。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
・本演習は所謂「研究と教育の一致」を基調とする古典的意味におけるゼミである。従って、報告準備は勿論、さまざまな問題に対する強い関心と意欲、およそ未知未踏の領域を開拓せんとする知的勇敢さ、そして自身の問題関心を言語化し他者と討議する積極性と主体性が要求される。 ・ゼミの性質上、最低限の歴史的・文化的教養は必要であるので、少なくとも貪欲に知識を摂取する意欲があることが期待される。また、参加者には「日本法制史」・「西洋法制史」・「政治思想史」などの歴史系科目、外書講読系科目、特に「法律外書講読(ドイツ語)」の履修を強く推奨している。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
各自の主題について調査・研究し、報告の準備をすること(180分)。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
研究論文の提出を求めることがある(その場合、研究論文については演習内で講評する)。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
毎回の出席を前提として、調査・報告の取り組み(80%)、討論への積極的参加(20%)の割合で評価する(研究論文を課す場合は、研究論文40%、調査・報告40%、討論20%とする)。但し正当な理由及び事前事後の連絡を伴わない欠席が3回を超えた場合は単位を認定しない。必要な準備(予習・報告準備)を怠る等、演習参加の前提を欠く場合は、欠席に準じて評価する。 |
テキスト /Required Texts |
木庭顕『新版ローマ法案内』(勁草書房、2017年) 村上淳一『ゲルマン法史における自由と誠実』(東京大学出版会、1980年) |
参考図書 /Reference Books |
適宜紹介するが、研究・調査・論文執筆の基礎に不安のある者には以下の書籍を読むことを求める。 ・横⽥明美『カフェパウゼで法学を』(弘⽂堂、2018年) ・戸田山和久『新版 論文の教室』(NHK出版、2012年) ・田高寛貴・原田昌和・秋山靖浩『リーガル・リサーチ&リポート〔第二版〕』(有斐閣、2019年) ・井田良・佐渡島妙織・山野目章夫『法を学ぶ人のための文章作法』(有斐閣、2016年) ・清⽔幾太郎『論⽂の書き⽅』(岩波新書、1959年) |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
---|---|---|---|---|
1 | 第1回 | オリエンテーション | 演習の進め方を確認する | |
2 | 第2回~第12回 | 文献講読 | 指定された文献を講読し、討論する | |
3 | 第13回~第15回 | 研究成果報告 | 研究成果をまとめ、報告する |