科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
演習Ⅱ/Seminar Ⅱ |
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授業コード /Class Code |
B201111009 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
法学部/Law |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
通年/FULL-YEAR |
曜日・時限 /Day, Period |
火3/TUE3 |
単位数 /Credits |
4.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
木原 正樹/KIHARA MASAKI |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈一般専門教育科目〉/*** MAJORS *** 〈ADVANCED SUBJECTS〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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木原 正樹/KIHARA MASAKI | 法学部/Law |
授業の方法 /Class Format |
演習(対面授業、または遠隔授業(リアルタイム授業)) |
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授業の目的 /Class Purpose |
この科目は、法学部のDPに示す、国際化社会の時代に対応した法的素養を身につけた職業人となるために、武力行使禁止原則および国際人道法を理解することを目指す。 この点、武力行使禁止原則の下、武力を行使することは、国際人道法および国際刑事法の規制の下におかれている。また、国際人道法の基本原則である「軍事目標主義」および「不必要な苦痛禁止の原則」の下でも規制されている。そこで、国際人道法・刑事法上の判例を通じて、どのように武力行使が規制されているのか、を理解することを目的とする。 ホームページ http://www.un.org |
到 達 目 標 /Class Objectives |
このゼミにより、第一に、国際社会における「武力紛争禁止原則」および国際人道法上の「軍事目標主義」と「不必要な苦痛禁止原則」の重要性に対する関心を高めることができる。第二に、法学部の学生として、比較的早い段階で国際裁判の判決文を読むことができる。第三に、大学生にふさわしいレベルの議論になれることができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
武力行使禁止原則、国際人道法、軍事目標主義、不必要な苦痛禁止原則 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
少人数のグループワークを取り入れて、ディスカッションを中心にアクティブ・ラーニングを行う。 前期も後期も、「武力行使禁止原則」、国際人道法、とりわけ「軍事目標主義」と「不必要な苦痛禁止原則」の基礎知識を得たうえで、それらに関する国際判例を読み、報告し、ディスカッションする。 いずれも、講義ではレジュメと資料を毎回使用し、報告では報告レジュメなどを使用する。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
・ゼミ開始前までに「授業の方法」の「資料配布」からプリントアウトしておき、それを手元に持ちつつZoomミーティングに参加してしてください。 ・国際社会を理解してもらうための講演会なども行います。積極的に参加して、国際感覚を身につけ、ゼミでの報告・議論に生かしていってください。 ・緊張感を持ってゼミに臨んでいただきたい。私語、遅刻、授業中の携帯メール使用は厳禁。 ・質問などは、メール(m-kihara@law.kobegakuin.ac.jp)またはオフィス・アワーの際、お気軽にどうぞ。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
全員、一日平均25分、週3時間は必要な学修をしてくる。報告者は、それに加えて報告準備を2時間、合計週5時間学修してくる。 国際人権法、国際経済法に関する基本書や判例などを読んでくる。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
前期・後期一回ずつ、計2回以上の報告を必須とする。それ以外に、毎回のゼミで学んだことを簡単にまとめて、出席表に記入してもらう。そのために、毎回、事前にゼミの予定表に従って、予習しておくこと。 報告の指導の他、毎回の提出物にはコメントを付して、翌週返却する。 最後に、卒業レポートのテーマを提出してもらう。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
自分の担当部分の報告内容での評価が5割、ゼミでの報告のいずれかをまとめたレポートの評価が3割、ゼミの議論での発言状況と毎回のまとめの評価が2割、という内訳で評価する。 |
テキスト /Required Texts |
なし |
参考図書 /Reference Books |
・薬師寺公夫・坂元茂樹・浅田正彦編集代表『ベーシック条約集[2022年版]』東信堂 2022年、・国際法学会編『国際関係法辞典(第2版)』三省堂 2005年 ・松井芳郎編集代表『ハンディ条約集』東信堂、2009年、・小寺彰、森川幸一、西村弓編『国際法判例百選 第2版』(別冊ジュリスト204号2011年、有斐閣)、・杉原高嶺他編『国際法基本判例50』三省堂 2010年・杉原高嶺他編『国際法基本判例50 第2版』三省堂 2014年・徳川信治・西村智朗編著『テキストブック 法と国際社会 第二版』法律文化社、2018年 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 武力紛争に関する判例のイントロダクション | 国際人道法とは何か。報告の班分け。 | |
2 | 第2回 | 国際人道法関連の判例1 | 原爆判決の概要 | |
3 | 第3回 | 国際人道法関連の判例2 | 原爆判決における「軍事目標主義」と「不必要な苦痛禁止原則」の解説 | |
4 | 第4回 | 国際人道法関連の判例3 | 原爆判決の予備報告と質疑応答 | |
5 | 第5回 | 国際人道法関連の判例4 | 原爆判決の報告と議論 | |
6 | 第6回 | 国際人道法関連の判例5 | 「核兵器使用の違法性」勧告的意見の概要 | |
7 | 第7回 | 国際人道法関連の判例6 | 「核兵器使用の違法性」勧告的意見における「武力行使禁止原則」、「軍事目標主義」、「不必要な苦痛禁止原則」 | |
8 | 第8回 | 国際裁判に関する講演会 | 国際人権実務に携わっている弁護士の方の講演を聞く。 | |
9 | 第9回 | 国際人道法関連の判例7 | 「核兵器使用の違法性」勧告的意見の予備報告と質疑応答 | |
10 | 第10回 | 国際人道法関連の判例8 | 「核兵器使用の違法性」勧告的意見の報告と議論 | |
11 | 第11回 | 国際人道法関連の判例9 | ニカラグア事件判決の概要 | |
12 | 第12回 | 国際人道法関連の判例10 | ニカラグア事件判決における「武力行使禁止原則」と「集団的自衛権の要件」 | |
13 | 第13回 | 国際人道法関連の判例11 | ニカラグア事件判決の予備報告と質疑応答 | |
14 | 第14回 | 国際人道法関連の判例12 | ニカラグア事件判決の報告と議論 | |
15 | 第15回 | 前期の判例全般に関する質疑応答 | 前期の判例全般に関するゼミ生からの質問に、教員(木原)が答える。 | |
16 | 第16回 | 国際人権法に関する判例のイントロダクション | 国際人権法とは、何か?後期の班分け。 | |
17 | 第17回 | 国際人権法関連の判例1 | メルボルン事件判決の概要 | |
18 | 第18回 | 国際人権法関連の判例2 | メルボルン事件判決における「公正な裁判を受ける権利、個人通報制度」 | |
19 | 第19回 | 国際人権法関連の判例3 | メルボルン事件判決の予備報告と質疑応答 | |
20 | 第20回 | 国際人権法関連の判例4 | メルボルン事件判決の報告と議論 | |
21 | 第21回 | 国際人権法関連の判例5 | 二風谷事件判決の概要 | |
22 | 第22回 | 国際人権法関連の判例6 | 二風谷事件判決における「少数民族の権利、国際人権法の国内への適用」 | |
23 | 第23回 | 国際投資・金融に関する講演会 | 国際経済実務に携わっていると同時に、大学院でも研究を続けている方の講演を聞く。 | |
24 | 第24回 | 国際人権法関連の判例7 | 二風谷事件判決の予備報告と質疑応答 | |
25 | 第25回 | 国際人権法関連の判例8 | 二風谷事件判決の報告と議論 | |
26 | 第26回 | 国際人権法関連の判例9 | 小樽公衆浴場事件判決の概要 | |
27 | 第27回 | 国際人権法関連の判例10 | 小樽公衆浴場事件判決における「平等原則、国際人権法の国内への適用」 | |
28 | 第28回 | 国際人権法関連の判例11 | 小樽公衆浴場事件判決の予備報告と質疑応答 | |
29 | 第29回 | 国際人権法関連の判例12 | 小樽公衆浴場事件判決の報告と議論 | |
30 | 第30回 | 後期の判例全般に関する質疑応答 | 後期の判例全般に関するゼミ生からの質問に、教員(木原)が答える。 |