科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
演習Ⅰ/Seminar Ⅰ |
---|---|
授業コード /Class Code |
B201101018 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
法学部/Law |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
水2(後期),木2(後期)/WED2(AUT.),THU2(AUT.) |
単位数 /Credits |
4.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
辻村 亮彦/TSUJIMURA AKIHIKO |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈一般専門教育科目〉/*** MAJORS *** 〈ADVANCED SUBJECTS〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
辻村 亮彦/TSUJIMURA AKIHIKO | 法学部/Law |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(演習) |
---|---|
授業の目的 /Class Purpose |
みなさんが法学部で学んでいる「法」は、明治時代に導入した「西洋近代法」を基礎に発展してきました。明治時代の法律家たちは西洋諸国に追いつくために江戸時代の「法」を全面的に書き替えようと、もがき苦しみます。西洋法にならった近代法典として、刑法は明治15年、民法は明治31年に施行されますが、施行までには多くの苦難を経験しました。 このゼミでは、「西洋近代法」に初めて向き合うことになった明治の法律家たち(立法者、裁判官、弁護士、法学者など)が、何を学び、何を考え、何に悩んできたのか、皆さんにも追体験してもらおうと考えています。具体的には、まずは日本法制史の代表的な教科書をみんなで一緒に読んで明治期の法の歴史についておおまかなイメージを持ってもらった上で、続いて明治の法律家たちによる著作、裁判記録、法律制定時の記録などの中から1つ選んで読み進めていきます。法学部ディプロマ・ポリシーのうち汎用的技能(社会における各種の問題について、その要点を把握し、必要な情報を収集・分析して、法的思考に基づいた説得力ある解決指針を示すことができる)の修得を目指します。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
日本の法の歴史について理解し、その内容について自分の言葉で説明できる。 現行法を歴史的観点から相対化して議論を行うことができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
法の継受、近代法 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
決められた文献や史料を全員で読み進めていきます。履修者には2回報告を行ってもらいます。今年度に限り、後期のみ週2回での開講となります。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
前提知識は必要ありません。積極的な発言が期待されます。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
指定された文献、史料にあらかじめ目を通しておいてください(毎回60分程度)。自分の担当する報告の際にはしっかりと準備してください(6時間程度)。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
2回報告を行ってもらいます。報告テーマについては適宜指示します。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
授業内での発言を30%、報告内容を70%の割合で評価します。3回以上無断欠席がある場合、自身の報告担当回に無断欠席した場合には単位を認定しません。 |
テキスト /Required Texts |
指定しません。 |
参考図書 /Reference Books |
授業内で指示または配付します。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
---|---|---|---|---|
1 | 第1回 | オリエンテーション | ゼミの概要、進め方について説明し、全員の自己紹介を行います。 | |
2 | 第2回〜第8回 | 明治期の法の歴史概観 | 概説書を全員で読み、明治期の法の歴史の全体像をつかみます。 | |
3 | 第9回〜第14回 | 新書講読 | 一般向けに書かれた新書を全員で読み、法の歴史に対する理解を深めます。 | |
4 | 第15回 | 前期ふり返り | 前期で学んだことについてふり返り、後期の授業で取り扱うテーマについて決定します。 | |
5 | 第16回〜第29回 | 論文・史料講読 | 特定のテーマについて論文、史料を全員で読み、当該テーマを掘り下げていきます。 | |
6 | 第30回 | ふり返り | 1年間学んだことについてふり返ります。 |