科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
民法Ⅴ(親族・相続)/Civil LawⅤ(Relatives and Inheritance) |
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授業コード /Class Code |
B200142001 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
法学部/Law |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
火2(後期),金1(後期)/TUE2(AUT.),FRI1(AUT.) |
単位数 /Credits |
4.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
足立 公志朗/ADACHI KOSHIRO |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈一般専門教育科目〉/*** MAJORS *** 〈ADVANCED SUBJECTS〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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足立 公志朗/ADACHI KOSHIRO | 法学部/Law |
授業の方法 /Class Format |
講義(対面) |
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授業の目的 /Class Purpose |
この科目は、法学部ディプロマ・ポリシーのうち、「1.知識・理解」および「2.汎用的技能」に対応し、法的素養を身につけることおよび法的思考に基づいた説得力ある解決指針を示すことができるようになることを目的としている。 この授業では、民法総則、物権法、債権各論および債権総論に関する理解を前提に、民法典第4編「親族」および第5編「相続」(いわゆる「家族法」)について学ぶ。もっとも、民法の規定は相互に関係しているため、必要に応じて対象範囲外の規定および特別法についても学ぶ。 民法の家族法部分は、誰にとっても日常生活において関わりうるものである。また、戸籍に関する知識は公務員等の業務を遂行する上でも必要であり、かかる知識も本講義において身につけることができる。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
①対象範囲に関する基本用語および概念を理解し、適切に用いることができる。 ②対象範囲における諸制度・諸規定について、そのような制度・規定が設けられた趣旨を理解し、説明できる。 ③解釈上の問題について、基本的な最上級審の立場(判例)を理解し、説明できる ④対象範囲に関する複雑な事例について、法律の規定に基づいて論理的に解答できる。 ⑤家族法をめぐる現代的問題について、問題点を的確に整理した上で、自分なりの考えを示すことができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
パートナー 親子 法定相続 遺言相続 戸籍 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
担当教員の講義資料に基づく講義であるが、講義での説明が及ばない部分は教科書に委ねるため、教科書を手元において受講することを強く勧める。講義中に質問を投げかけるなど、受講者に問題提起をする。 講義の前日までに講義資料をアップロードする(dot Campusにて)。ダウンロードしてプリントアウトすることを強く勧める。担当者との接触機会を減らすために、対面授業の受講者にも紙媒体は配付しない。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
〈各回の持ち物〉 1. 講義資料 2. 六法 3. 教科書 〈講義が始まるまでに〉 第1回の講義までに教科書を通読することを勧める。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
〈予習〉 講義資料及び教科書の該当箇所を読み、条文は全て六法でチェックすること。各回1時間程度の予習が求められる。 〈復習〉 復習は、ノートの補充を中心に、手を使った作業を行うこと。講義の記憶が残っている内に行った方が効率的なので、復習は講義のあったその日に行うこと。各回2時間程度の復習が求められる。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
原則として課さない。課題提出を求める場合は事前に通知をする。 なお、dot Campusのレポート機能を利用して、簡単なクイズをすることがある。クイズの正否は成績とは無関係であるが、回答の状況は成績評価の補助資料となる。クイズに合わせて、授業に対する質問や要望等も受け付ける。これらに対する教員からの返事は講義中に行う。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
学期末に実施する定期試験(100点満点)による。 |
テキスト /Required Texts |
窪田充見『家族法─民法を学ぶ〔第4版〕』(有斐閣、2019年) |
参考図書 /Reference Books |
我妻栄他『民法3 親族法・相続法〔第4版〕』(勁草書房、2020年) 松川正毅『民法 親族・相続〔第7版〕』(有斐閣、2022年) 内田貴他編『民法判例集—親族・相続』(有斐閣、2014年) 水野紀子他編『民法判例百選III—親族・相続〔第2版〕』(有斐閣、2018年) 我妻栄『親族法』(有斐閣、1961年) 中川善之助・泉久雄『相続法〔第4版〕』(有斐閣、2000年) 伊藤昌司『相続法』(有斐閣、2002年) |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 概要説明 | 成績評価の方法等、事務的な事柄について説明した後、講義の全体的な内容等、次回以降の予告をする。 | |
2 | 第2回 | 親族・相続法の全体像 | 親族・相続法の全体像について学ぶ。 | |
3 | 第3回 | 婚約と婚姻 | 婚約と婚姻の法的な意味について学ぶ。 | |
4 | 第4回 | 婚姻 | 婚姻の成立要件、効果等について学ぶ。 | |
5 | 第5回 | 婚姻 | 婚姻に基づく財産関係について学ぶ。 | |
6 | 第6回 | 離婚 | 離婚の要件について学ぶ。 | |
7 | 第7回 | 離婚 | 離婚の効果について学ぶ。 | |
8 | 第8回 | 離婚 | 離婚を巡る実践的な問題点について学ぶ。 | |
9 | 第9回 | 婚姻以外の結合 | 婚姻以外のパートナーシップ関係について学ぶ。 | |
10 | 第10回 | 親子 | 嫡出推定制度等について学ぶ。 | |
11 | 第11回 | 親子 | 嫡出推定制度の関連論点について検討する。 | |
12 | 第12回 | 親子 | 養子制度について学ぶ。 | |
13 | 第13回 | 生殖補助医療 | 生殖補助医療に注意して、嫡出推定制度について考える。 | |
14 | 第14回 | 親権 | 親権の内容と問題点について学ぶ。 | |
15 | 第15回 | 親族法・その他の制度 | 親族法におけるその他の制度について学ぶ。 | |
16 | 第16回 | 相続法総論 | 相続法の全体像を学び、相続の開始原因に関する検討に進む。 | |
17 | 第17回 | 法定相続 | 相続人、相続財産について学ぶ。 | |
18 | 第18回 | 法定相続 | 相続分について学ぶ。 | |
19 | 第19回 | 法定相続 | 相続分を具体化する制度について学ぶ。 | |
20 | 第20回 | 法定相続 | 法定相続に関する残りの制度について学ぶ。 | |
21 | 第21回 | 遺言法総論 | 遺言の全体像を学ぶ。 | |
22 | 第22回 | 遺言 | 遺贈と遺言の執行を中心に学ぶ。 | |
23 | 第23回 | 特別受益の処理 | 特別受益の処理について例を用いて説明する。 | |
24 | 第24回 | 遺留分 | 遺留分制度の概要を学ぶ。 | |
25 | 第25回 | 遺留分 | 遺留分を確保する制度について学ぶ。 | |
26 | 第26回 | 特別受益の処理と遺留分 | 具体的相続分の計算方法及び遺留分の計算方法を、事例を用いて学ぶ。 | |
27 | 第27回 | 配偶者居住権 | 配偶者居住権制度等について学ぶ。 | |
28 | 第28回 | 特殊な遺言 | いわゆる「相続させる」旨の遺言(特定財産承継遺言)について学ぶ。 | |
29 | 第29回 | 相続税 | 相続税について概観する。 | |
30 | 第30回 | 家族法応用 | 家族法全体を巡る問題や家族法と財産法の交錯する問題について検討する。 |