科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
東洋の歴史【法①~⑨】/Oriental History |
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授業コード /Class Code |
B000991002 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
法学部/Law |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
水4(後期)/WED4(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
久岡 道武/HISAOKA MICHITAKE |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈一般専門教育科目〉/*** MAJORS *** 〈ADVANCED SUBJECTS〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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久岡 道武/HISAOKA MICHITAKE | 現代社会学部/Contemporary Social Studies |
授業の方法 /Class Format |
・講義形式で行います。 ・講義の資料は、ドットキャンパス上で配布します。なお、履修登録期間中の配布資料及び通学不可の学生用の講義動画は、下記のリンク先にあります。 https://kobegakuin-my.sharepoint.com/:f:/g/personal/cm152195_css_kobegakuin_ac_jp/EmFFIglR3O9Arha-6o4M0YgBdEH5wkkSo6O7FxBCA3NrfA?e=pgKgJJ |
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授業の目的 /Class Purpose |
・この科目は、法学部のDPに掲げる汎用的技能を身に付けることを目指しています。法学部の特別講義科目に属し、基礎的な教養の育成を目的としています。 現在のグローバルな社会において、私たちは政治・経済・環境などあらゆる面で世界各国の人々と関わり合っています。また、私たちはインターネットを通じて、日本にいながら世界の人々と容易に交流できるようになりました。日本とは異なる環境や風土の下で そこに住む人々がどのように暮らし、どのように考え、何を生み出してきたのかを知ることはとても重要です。本科目は、中国・インド・イスラム圏を中心に、多様なアジア文化の歴史について基礎的な知識を身に付けます。また、それぞれの国や地域で育まれた歴史を学ぶことで、他国の人々や文化に対して敬意をもつ態度を養います。 ・本科目の担当者は、京都市内の博物館で資料保存や研究、展示、教育活動を行う学芸員の実務経験のある教員です。これまで多くの資料を取り扱ってきた経験を交えて、文書や書画、工芸、映像などの歴史資料からどのような史実が読み解けるのかを解説します。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
・本講義を通じて、アジア史の基礎的な知識を身につけます。 ・本講義を通じて、アジア各地の遺跡や文化財への関心を高めます。 |
授業のキーワード /Keywords |
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授業の進め方 /Method of Instruction |
・中国圏・インド圏・イスラム圏の3地域について、古代から18世紀までのそれぞれの文化の歴史について解説します。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
・受講前に『山川世界史』など高校の教科書をあらかじめ一読しておいてください。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
・事前学習として、上記の教科書の該当箇所を読んでから授業に臨んでください。(目安として50分) ・事後学習として、毎回配布する資料や講義で紹介した文献などを参考にして講義内容をまとめ直すなど、こまめに復習してください。本科目は、中国圏・インド圏・イスラム圏の文化史をテーマとしていますが、講義内容を補足かつより理解を深めるため、それぞれの地域の政治や経済の歴史に関する概説書も読んでおいてください。 (目安として1時間) ・質問は、授業後もしくは掲示板にて受け付けます。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
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成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
・定期試験(100%)で評価します。講義で扱ったテーマの中から出題し、内容を正しく理解できているか、論理的に回答が出来ているかどうかを評価します。 ・定期試験は論述式です。講義で話したキーワードを使って簡潔にまとめてください。キーワードを使っているか、内容がもれなく正しく記述できているかを採点基準とします。 ・試験解答文については、読みにくい字や悪文(主語・述語が不明、一文が長すぎるなど)、箇条書き、回答とは無関係の記述などがあれば減点とします。 ・大学の基準に従って、S・A・B・Cで評価します。 |
テキスト /Required Texts |
特に指定しません。 |
参考図書 /Reference Books |
特に指定しません。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 東洋と西洋 | 「東洋」と「西洋」と違いを解説するとともに、どのように東洋の古い文化が学問や調査の対象となったのかを通じて、なぜ外国の歴史を学ぶのかを考える。 | |
2 | 第2回 | 東洋の諸民族 | 「東洋」と一言でいっても、政治・経済・環境など、その様相は地域により大きく異なる。言語による区分から東洋における多様な民族の分布について考える。 | |
3 | 第3回 | 古代のインド文化 | インダス文明を築いた民族がどのような人々だったのか、またどのような思想を生み出したのかを解説する。 | |
4 | 第4回 | 黎明期の中国文明 | 黄河文明と呼ばれる古代中国がどのように生まれ、どのような社会制度だったのかを解説する。 | |
5 | 第5回 | 儒教の成立 | 春秋時代に孔子が説いた儒教が、その後の中国文化にどのような影響を与えたのかを解説する。 | |
6 | 第6回 | 秦漢の時代 | 天下を統一した「秦」とその後の戦乱を経て建国された「漢」がどのような国家として形成されたのかを解説する。 | |
7 | 第7回 | インド仏教の興隆と伝播 | 仏教がどのように誕生し、中国から日本、また東南アジアへ伝播していったのかを解説する。 | |
8 | 第8回 | グプタ朝とヒンドゥー教 | インド古典文化の黄金期であったグプタ朝の時代とインド文化の基礎といえるヒンドゥー教について解説する。 | |
9 | 第9回 | 隋・唐代の文化 | 南北朝を統一した「隋」とその後の「唐」における仏教文化を中心に解説する。 | |
10 | 第10回 | イスラム教の成立と文化 | イスラム教は、現在も信仰国における諸制度や思想、文化の基礎となっている。本講義は、イスラム帝国の繁栄とその文化について解説する。 | |
11 | 第11回 | 宋代の都市文化 | 五代十国の時代を経て成立した「宋」は、経済・文化が大きく発展した。本講義は、宋代に生まれた文化について解説する。 | |
12 | 第12回 | モンゴルの隆盛 | モンゴル帝国は、ユーラシア大陸を東西にまたがる巨大な版図を築いた。モンゴル帝国前後と元朝における文化について解説する。 | |
13 | 第13回 | イスラム文化の拡大 | モンゴル帝国によってイスラム文化は東方へと拡大した。本講義では、トルコ系及びインド・ムガル帝国の成立と文化について解説する。 | |
14 | 第14回 | 明代の文化 | 元朝を倒した「明」の時代は様々な産業と文化が発展した。本講義は、それらについて解説する。 | |
15 | 第15回 | 清の隆盛 | 清の支配者である満州人は、中国の伝統文化を尊重する姿勢を示した。清代にどのような文化が生まれたのかを解説する。 |