科目一覧へ戻る | 2023/07/21 現在 |
開講科目名 /Class |
臨床血液学実習Ⅰ 【生命】/Practice in Clinical Hematology Ⅰ |
---|---|
授業コード /Class Code |
B103411001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
栄養学部/Nutrition |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
金1(後期),金2(後期),土1(後期),土2(後期)/FRI1(AUT.),FRI2(AUT.),SAT1(AUT.),SAT2(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
山下 勉/YAMASHITA TSUTOMU |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈専門分野〉/*** MAJORS *** 〈SPECIALIZED FIELD WITH ADVANCED SUBJECTS〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
山下 勉/YAMASHITA TSUTOMU | 栄養学部/Nutrition |
授業の方法 /Class Format |
対面授業形式(実習)とオンディマンドのハイブリッド形式とします。 |
---|---|
授業の目的 /Class Purpose |
この科目では、栄養学部のDPに示す科学的根拠に基づいて人の健康について考察できることを目指す。 臨床血液学における臨床検査について、実際の病院等臨床現場において実施されている臨床検査項目の実技実習を行います。 なお、この授業の担当者は、病院での臨床検査業務を35年経験している。実務経験のある教員であるので、より実践的な観点から病院内の臨床検査及び臨床検査技師の役割等について解説するものとする。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
次のような代表的臨床検査項目が実際に実施できる。 臨床血液学部門を中心として、次のような臨床検査を学びます。 血液採取と検体の取扱い方、血球に関する検査、血小板系、血液凝固系と線溶系の検査、その他出血性素因、臨床例の評価が出来る。 |
授業のキーワード /Keywords |
赤血球、白血球、血小板、ヘモグロビン、ヘマトクリット、白血病、骨髄、凝固因子、出血性素因、 DIC、血友病、繊維素溶解現象 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
実習課題の理解-実習の実施-データ解析-手技・得られたデータについて討論-レポート作成 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
感染に十分注意して必要な処置を行う。 事前に実習内容を把握しないとその場で直ぐに実施することは困難であるので充分な予習が必要である。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
実習の内容を十分に理解できるように1時間程度を目安に、教科書、テキスト資料などを復習し、次回の実習内容が十分理解できるように準備する。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
毎回の実験内容をレポ-トにして提出します。レポ-トはチェック後返却する。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
実習に積極的に参加し、実習態度及び実習内容の理解度及びレポートにより評価する。 |
テキスト /Required Texts |
山下 勉著「臨床血液学実習書」神戸学院大学出版会 ¥2,700 |
参考図書 /Reference Books |
日野志郎著『臨床検査学講座 血液検査学』医歯薬出版 ¥5,000 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
---|---|---|---|---|
1 | 第1回 | 血液採取と検体の取り扱い実習 | 上肢からの採血実習と検体調整 | |
2 | 第2回 | 赤血球に関する実習① | 血液比重、ヘマトクリット、ヘモグロビン濃度測定 | |
3 | 第3回 | 赤血球に関する実習② | 赤血球数の目視、赤血球恒数と赤血球指数の算出 |
|
4 | 第4回 | 赤血球に関する実習③ | 赤血球抵抗測定、血液塗抹標本の作成 |
|
5 | 第5回 | 赤血球に関する実習④ | 血液塗抹標本の普通染色、 網状赤血球の超生体染色と算定、 網状赤血球の算定 | |
6 | 第6回 | 赤血球に関する実習⑤ | 赤血球の観察、鉄染色 (スライド実習) |
|
7 | 第7回 | 白血球に関する実習① | 白血球数の目視、白血球の観察と分類(普通染色) | |
8 | 第8回 | 白血球に関する実習② | 特殊染色(ペルオキシダ-ゼ染色) | |
9 | 第9回 | 白血球に関する実習③ | 特殊染色(PAS染色) | |
10 | 第10回 | 白血球に関する実習④ | 特殊染色(エステラ-ゼ染色)、特殊染色(アルカリフォスファターゼ染色)、NAP Score | |
11 | 第11回 | 白血球に関する実習⑤ | 骨髄細胞の採取(スライド実習)とFab分類 、骨髄像検査 、骨髄標本の作製法 |
|
12 | 第12回 | 白血球に関する実習⑥ | 骨髄塗抹標本の細胞観察、異常骨髄像所見 | |
13 | 第13回 | 採血に関する実習 | 上肢からの採血実習と検体調整 | |
14 | 第14回 | 凝固系に関する実習① | プロトロンビン時間測定 活性化部分トロンボプラスチン時間測定 |
|
15 | 第15回 | 凝固系に関する実習② | ヘパリンの影響 フィブリノゲン量定量 血漿カルシュウム再加時間測定 |
|
16 | 第16回 | 凝固系に関する実習③ | 補正試験 | |
17 | 第17回 | 凝固系に関する実習④ | 凝固因子定量 | |
18 | 第18回 | 凝固系に関する実習⑤ | クロスミキシングテスト | |
19 | 第19回 | 血小板に関する実習① | 血小板数の目視 血小板停滞率の測定 血小板凝集能測定 |
|
20 | 第20回 | 血小板に関する実習② | 出血時間 毛細管抵抗試験 血小板凝集能測定 抗血小板剤の影響 |
|
21 | 第21回 | 凝固線溶阻害因子・凝固線溶系分子マ-カ-に関する実習① | アンチトロンビンⅢ(AT-III)測定 活性化第Ⅹ因子インヒビタ-測定 |
|
22 | 第22回 | 凝固線溶阻害因子・凝固線溶系分子マ-カ-に関する実習② | 複合因子の測定(抗凝固療法のモニタリングテスト) 可溶性フィブリンモノマ-複合体の半定量 |
|
23 | 第23回 | 線維素溶解能に関する実習① | フィブリン平板法による線溶活性測定 | |
24 | 第24回 | 線維素溶解能に関する実習② | フィブリン分解産物(FDP)の測定 |