科目一覧へ戻る | 2023/07/21 現在 |
開講科目名 /Class |
公衆栄養学実習Ⅰ(B)/Practice in Public Nutrition Ⅰ |
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授業コード /Class Code |
B103351002 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
栄養学部/Nutrition |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
火1(後期),火2(後期)/TUE1(AUT.),TUE2(AUT.) |
単位数 /Credits |
1.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
鳴海 愛子/NARUMI AIKO |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈専門分野〉/*** MAJORS *** 〈SPECIALIZED FIELD WITH ADVANCED SUBJECTS〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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鳴海 愛子/NARUMI AIKO | 栄養学部/Nutrition |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(実習) |
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授業の目的 /Class Purpose |
主題: 我が国や諸外国の健康・栄養問題に関する動向とそれらに対応した主要な栄養政策についての理解を深め、集団や地域における人々の健康・栄養状態や社会・生活環境の特徴に基づいた公衆栄養活動を実践する力を養う。なお、この科目は栄養学部のDPに掲げる思考・判断を習得し、関心・意欲、技術・表現を向上させることを目指している。 教育目標: 地域や職域等の健康・栄養問題とそれを取り巻く自然・社会・経済・文化的要因に関する情報を収集・分析し、それらを総合的に評価・判定する能力を養う。また、保健・医療・福祉・介護システムの中で、栄養上のハイリスク集団の特定とともにあらゆる健康・栄養状態の者に対し適切な栄養関連サービスを提供するプログラムの作成・実施・評価の総合的なマネジメントに必要な理論と方法を習得する。さらに各種サービスやプログラムの調整、人的資源など社会資源の活用、栄養情報の管理、コミュニケーションの管理などの仕組みについて理解する。本実験では、上の教育目標について、公衆栄養学の観点から実習する。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
地域の人口の構造と変化の資料やデータを収集し,地域の将来像を描くことができる。 平均寿命と健康寿命および死亡の状況と原因の資料やデータを収集し,その解釈ができる。 社会保障給付費の構造,レセプト分析等による医療費と疾病の関係を解析できる。 地域の疾病と栄養状態・食物摂取の関係および食物入手・情報入手に関連するデータを収集し,解析できる。 地域の栄養評価と栄養診断に基づき,優先課題を整理し,数値目標を設定し,その達成のための全体計画を作成できる。 全体計画を達成するために必要な事業の優先度を検討し,いくつかの事業について,評価計画を含む事業計画を作成できる。 既存の地方自治体の健康増進計画あるいは食育推進計画を調べ,地域の課題と施策の関係を概説できる。 集団の食事摂取量データを用いて,基礎統計,分布を用いた評価,平均の差の検定,χ二乗検定、相関係数等の算出方法を学び,結果の解釈の方法について概説できる。 |
授業のキーワード /Keywords |
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授業の進め方 /Method of Instruction |
個人ワークとグループワークを併用して進めます。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
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授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
概ね1時間程度の予習復習が望ましい。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
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成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
レポートと課題作成(発表も含む)70%、実験への積極性30%で評価する。 |
テキスト /Required Texts |
①『現場で役立つ公衆栄養学実習-学内偏-』同文書院¥1,500 |
参考図書 /Reference Books |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | オリエンテーション 栄養疫学① |
食事調査(食事歴法)、生活習慣等調査へ回答を通して、公衆栄養アセスメントのための情報収集の方法について学ぶ。 自身の回答をもとに、調査データの取り扱いについて学ぶ。 |
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2 | 第2回 | 栄養疫学② | 集団の食事摂取量データ、調査票データの取り扱いについて学ぶ。 統計処理の基本について学ぶ。 |
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3 | 第3回 | 栄養疫学③ | 基礎的な統計処理の方法について演習を通して理解する。 基本統計量について理解する。 調査データの基本統計量、度数分布より、調査対象集団のアセスメントを行う。 課題について整理し、仮説を作成する。 |
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4 | 第4回 | 栄養疫学④ | 演習を通して仮説検証法について学ぶ。 自身が立てた仮説について検証を行う。 |
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5 | 第5回 | 栄養疫学⑤ | 栄養疫学について総括する。 演習を通して文献検索について学ぶ。 |
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6 | 第6回 | 公衆栄養マネジメント① | 地域についての情報を収集する。 収集した情報の解釈を行う。 |
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7 | 第7回 | 公衆栄養マネジメント② | 前回調べた地域の情報をもとに、地域の最優先健康課題を特定する。 健康課題解決のためにアプローチする最重要対象層を特定する。 |
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8 | 第8回 | 公衆栄養マネジメント③ | プリシード・プロシードモデル(PPM)について理解する。 PPMを活用し、健康課題に影響を与える行動とライフスタイル項目のアセスメントを行う(疫学アセスメント)。 課題の優先順位を決定する。 PPMを活用し、行動とライフスタイルに影響を与える、準備・強化・実現要因についてアセスメントする(教育・エコロジカルアセスメント)。 課題に優先順位を決定する。 |
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9 | 第9回 | 公衆栄養マネジメント④ | アセスメント結果をもとに、長期・中期・短期目標を設定する。 地域の既存の健康増進の取り組みを調べる。 既存の取り組みの課題を整理し、新たな事業案を考える。 |
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10 | 第10回 | 公衆栄養マネジメント⑤ | 前回の事業案より、効果および実現可能性を考慮し、事業の優先順位を決定する。 最優先事業の事業計画を立てる。 |
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11 | 第11回 | 公衆栄養マネジメント⑥ | 前回より引き続き、事業計画を作成する。 事業の評価委について理解し、経過評価、影響評価、結果評価の指標を決定する。 |
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12 | 第12回 | 公衆栄養マネジメント⑦ | グループごとに、考えた事業案をプレゼンする。 公衆栄養マネジメント分野の総括を行う。 |