科目一覧へ戻る | 2023/07/21 現在 |
開講科目名 /Class |
解剖生理学実習 【臨検】/Practice in Functional Anatomy |
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授業コード /Class Code |
B103261004 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
栄養学部/Nutrition |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
水1(前期),水2(前期)/WED1(SPR.),WED2(SPR.) |
単位数 /Credits |
1.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
鳥居 良貴/TORII YOSHITAKA |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈専門基礎分野〉/*** MAJORS *** 〈SPECIALIZED FIELD WITH BASIC SUBJECTS〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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鳥居 良貴/TORII YOSHITAKA | 栄養学部/Nutrition |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(実習・講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
<ディプロマ・ポリシーとの関係> 1.人体の構造と機能を学修し、科学的根拠に基づいて人の健康について考察できることを目的とします。 2.健康科学に基づいた疾病予防および健康増進に必要な基礎・専門分野の学問知識を習得することを目的とします。 3.専門分野に高い関心を持ち、専門領域の課題を考察し、解決するための知識や技能を身につけることを目的とします。 <主題> ・組織学および細胞学を学修します。 ・人体の構造や機能を系統的に理解します。 <教育目標> 顕微鏡の基礎的な技術を習得すること。また人体構造の細部にわたり名称を覚え、正常な人体の仕組みや役割について、個体とその機能を構成する遺伝子レベル・細胞レベルから組織・器官レベルまでの構造や機能を理解し、説明できるようになること。 本実習では、上記の教育目標、国家試験出題基準(ガイドライン)において指定規則に定める教育内容(人体の構造と機能;試験科目としては、病理組織細胞学、臨床生理学、臨床血液学、臨床化学)について理解し、解剖生理学の観点から実習します。 また、この科目の担当者は、臨床検査技師、国際細胞検査士、認定病理検査技師として大学病院の病理部に36年間勤務し、定年退官後も引続き非常勤として病院勤務し、病理検査、病理解剖、細胞診断の実務経験のある教員です。したがって、実践的教育から構成される解剖生理学の重要性と標本の観察による組織学実習を行い、時に実務経験から体得した細かい知識についても言及しながら深い学びへと繋げていきます。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
学生は正常な人体の構造について、個体とその機能を構成する遺伝子レベル・細胞レベルから組織・器官レベルまでの構造や機能を理解し、説明できるようになる。 |
授業のキーワード /Keywords |
人体を構成する細胞、組織、器官の名称と機能 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
実習に際し解剖生理学の講義と各実習でスケッチする標本の解説を行います。臓器のスケッチすることで、観察がより深くなりあらたな発見を伴うことを目的にしています。 スケッチにおいて、理解できないところは個別に指導を行います。さらに毎回担当班を決めて課題臓器の解説発表をしてもらい、理解の確認と知識の共有を行います。 スケッチの提出をもって出席とするため、期限厳守のこと。また授業内容をまとめ、次週の授業前日までにレポートを提出のこと。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
1年次生のとき同時に修得する解剖生理学Iの内容も合わせて、事前に予習と復習をしておくこと。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
事前にテキストの該当部分を読んでから授業に臨んてください(30分程度)。また病理組織細胞学、臨床生理学、臨床血液学、臨床化学などの科目と重複してくるので、他の教科書や 参考書も使って知識の幅を広げてください(30分程度)。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
鏡検実習事に毎回、鏡検スケッチ(色鉛筆使用)を提出する。スケッチ内容には臓器名と各部名称を記入する。また解剖学的な位置、生理学的な機能も記載する。次回実習前日までにレポートの提出を求める。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
実習後のスケッチ30%、レポート30%、同定試験40%として総合的に評価する。 |
テキスト /Required Texts |
・『diFiore人体組織図譜(原書第11版)』南江堂 2011年 ¥7,500円+税 ・秋田恵一・星治著『最新 臨床検査学講座 解剖学』 医歯薬出版 ¥3,600円+税 |
参考図書 /Reference Books |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | オリエンテーション、顕微鏡の使い方、人体又は人体模型による各部分の観察 | ・実習における注意点を説明する。 ・マクロ実習 人体模型を観察し、各臓器の体内での位置および主要臓器の組織構造をスケッチする。組織学、細胞学、上皮組織、結合組織、腺組織について学修する。 ・顕微鏡の基本的知識習得 血管の特徴を学び理解を深める。 |
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2 | 第2回 | 正常組織の顕微鏡による観察:消化器系1 | ・肝臓の標本を顕微鏡で観察し、主要な組織構造をスケッチする。 ・各部の名称を記入し、その働きを理解する。 |
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3 | 第3回 | 正常組織の顕微鏡による観察:消化器系2 | ・胃、小腸および大腸の標本を顕微鏡で観察し、主要な組織構造をスケッチする。 ・各部の名称を記入し、その働きを理解する。 |
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4 | 第4回 | 正常組織の顕微鏡による観察:消化器系3 | ・膵臓の標本を顕微鏡で観察し、主要な組織構造をスケッチする。 ・各部の名称を記入し、その働きを理解する。 |
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5 | 第5回 | 正常組織の顕微鏡による観察:呼吸器系 | ・肺の標本を顕微鏡で観察し、主要な組織構造をスケッチする。 ・各部の名称を記入し、その働きを理解する。 |
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6 | 第6回 | 正常組織の顕微鏡による観察:骨格系 | ・硬骨および軟骨、骨髄の標本を顕微鏡で観察し、主要な組織構造をスケッチする。 ・各部の名称を記入し、その働きを理解する。 |
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7 | 第7回 | 正常組織の顕微鏡による観察:泌尿器系 | ・腎臓の標本を顕微鏡で観察し、主要な組織構造をスケッチする。 ・各部の名称を記入し、その働きを理解する。 |
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8 | 第8回 | 正常組織の顕微鏡による観察:筋肉系 | ・心筋の標本を顕微鏡で観察し、主要な組織構造をスケッチする。 ・各部の名称を記入し、その働きを理解する。 |
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9 | 第9回 | 正常組織の顕微鏡による観察:生殖器系 | ・精巣と卵巣の標本を顕微鏡で観察し、主要な組織構造をスケッチする。 ・各部の名称を記入し、その働きを理解する。 |
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10 | 第10回 | 正常組織の顕微鏡による観察:内分泌系 | ・甲状腺および脳下垂体、副腎の標本を顕微鏡で観察し、主要な組織構造をスケッチする。 ・各部の名称を記入し、その働きを理解する。 |
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11 | 第11回 | 正常組織の顕微鏡による観察:脳・神経系 | ・大脳および小脳の標本を顕微鏡で観察し、主要な組織構造をスケッチする。 ・各部の名称を記入し、その働きを理解する。 |
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12 | 第12回 | 正常組織の顕微鏡による観察:総括 | ・解剖生理学実習のまとめ ・同定試験 |