基本情報/Basic Information

開講科目名 ／Class	解剖生理学実習（Ａ）／Practice in Functional Anatomy
授業コード ／Class Code	B103261001
開講キャンパス ／Campus	有瀬
開講所属 ／Course	栄養学部／Nutrition
年度 ／Year	2023年度／Academic Year
開講区分 ／Semester	後期／AUTUMN
曜日・時限 ／Day, Period	金3(後期),金4(後期)／FRI3(AUT.),FRI4(AUT.)
単位数 ／Credits	1.0
主担当教員 ／Main Instructor	坊池　義浩／BOUIKE YOSHIHIRO
科目区分 ／Course Group	【専門教育科目】　〈専門基礎分野〉／*** MAJORS *** 〈SPECIALIZED FIELD WITH BASIC SUBJECTS〉
遠隔授業 ／Remote lecture	No

担当教員情報/Instructor Information

教員名 ／Instructor	教員所属名 ／Affiliation
兵頭　香苗／HYOUDOU KANAE	栄養学部／Nutrition
坊池　義浩／BOUIKE YOSHIHIRO	栄養学部／Nutrition

授業の方法 ／Class Format	対面授業（実習）
授業の目的 ／Class Purpose	◎ディプロマ・ポリシーとの関係 1.人体の構造と機能を学修し、科学的根拠に基づいて人の健康について考察できることを目的とする。 2.健康科学に基づいた疾病予防および健康増進に必要な基礎・専門分野の学問知識を習得することを目的とする。 3.専門分野に高い関心を持ち、専門領域の課題を考察し、解決するための知識や技能を身につけることを目的とする。 ◎主題　 ・組織学および細胞学を学修する。 ・人体の構造や機能を系統的に理解する。 ◎教育目標　 正常な人体の仕組みについて、個体とその機能を構成する遺伝子レベル・細胞レベルから組織・器官レベルまでの構造や機能を理解し、説明できる。 ◎国家試験出題基準（ガイドライン）において指定規則に定める教育内容 ＜人体の構造と機能及び疾病の成り立ち＞大項目 １ 人体の構成 １０ 消化器系 １１循環器系 １２ 腎・尿路系 １３ 内分泌系 １４ 神経系 １５ 呼吸器系 １６ 運動器（筋・骨格）系 １７ 生殖器系 １８ 血液・造血器・リンパ系 １９ 免疫・アレルギー 　 ◎教科内容 人および動物の主要器官の正常組織標本の観察並びにスケッチ。 顕微鏡の扱い方の習熟 人体または人体模型による各部の観察 　 ◎主要な検査機器の構造および取り扱いと保守管理を中心に実習する。 顕微鏡 写真装置 その他 ◎顕微鏡や標本の扱いは十分に注意し、基礎的な技術を習得すること。人体構造の細部にわたり名称を覚え、その役割について十分な説明ができるよう、自身のスケッチを用いてプレゼンテーションを行う。そのために、授業の予習と復習をそれぞれ最低30分は行うこと。　　 なお、この授業の担当者は実務経験のある教員である。 坊池：2007年4月から2016年3月までの9年間、疾病と治療に関わる業務を経験している。人体の構造と疾病の成り立ちについて、より実践的な内容で実習を行っていく。 兵頭：病院での検査業務を経験しており、必要な時には検査業務と解剖生理学の関りについて解説していく。
到　達　目　標 ／Class Objectives	正常な人体の構造について、個体とその機能を構成する遺伝子レベル・細胞レベルから組織・器官レベルまでの構造や機能を理解できるようになることを目指す。
授業のキーワード ／Keywords	人体の構造、組織学、解剖学
授業の進め方 ／Method of Instruction	実習の冒頭にパワーポイントを用いて、解剖生理学の講義と各実習でスケッチする標本の解説を行います。 実際の標本をスケッチすることで、観察がより深くなりあらたな発見を伴うことを目的にしています。スケッチにおいて、理解できないところは個別に指導を行います。 受講生へ質問し、解答を求める場合があります。
履修するにあたって ／Instruction to Students	1年次生のときに修得した解剖生理学Ⅰの内容を振り返り、事前に予習と復習をしておくこと。 毎回スケッチおよびレポートを提出すること。 毎回、色鉛筆を使用するので、初回から色鉛筆（12色程度）を準備すること。
授業時間外に必要な学修 ／Expected Work outside of Class	授業の終わりに次回の授業内容を伝えますので、事前にテキストの該当部分を読んでから授業に臨んでください（30分程度）。 専門的な内容については、イラストの多い指定図書や参考書を利用することで理解しやすくなります。 解剖生理学、生化学、病理学などの科目と重複してくるので、他の教科書や参考書も使って知識の幅を広げてください（30分程度）。
提出課題など ／Quiz,Report,etc	観察した標本のスケッチを実習ごとに提出させる。必要に応じてレポートの提出を求める。
成績評価方法・基準 ／Grading Method・Criteria	スケッチ60％、小テスト40％の内訳で全体評価する。
テキスト ／Required Texts	①サクセス管理栄養士講座『解剖生理学・病理学』第一出版　￥2,800+税 ②『栄養科学イラストレイテッド解剖生理学』　羊土社　本体2,900円+税
参考図書 ／Reference Books	①溝口史郎編『図説組織学』金原出版　￥11,000+税　 ②『新編カラーアトラス組織・細胞学』　医歯薬出版　本体12,000円+税 ③『入門組織学』　南江堂　本体5,000円+税 ④『人体組織図譜』　南江堂　本体7,500円+税　 ⑤『ひとの組織学カラーアトラス』　インターズー　本体4,800円+税

No.	回 ／Time	主題と位置付け ／Subjects and position in the whole class	学習方法と内容 ／Methods and contents	備考 ／Notes
1	第1回 兵頭	オリエンテーション マクロ実習	実習における注意点を説明する。 人体の構造を観察し、各臓器の体内での位置および主要臓器の組織構造をスケッチする。
2	第2回 兵頭	顕微鏡の使い方 血管	顕微鏡の使用法を習得し、スケッチの方法について説明する。 血管の標本を観察し、主要な組織構造をスケッチする。 各部の名称を記入し、その働きを理解する。
3	第3回 兵頭	肝臓	肝臓の標本を観察し、主要な組織構造をスケッチする。 各部の名称を記入し、その働きを理解する。
4	第4回 兵頭	泌尿器	腎臓の標本を観察し、主要な組織構造をスケッチする。 各部の名称を記入し、その働きを理解する。
5	第5回 兵頭	脾臓	脾臓の標本を観察し、主要な組織構造をスケッチする。 各部の名称を記入し、その働きを理解する。
6	第6回 兵頭	呼吸器	肺の標本を観察し、主要な組織構造をスケッチする。 各部の名称を記入し、その働きを理解する。
7	第7回 兵頭	筋組織	心筋、下腿三頭筋の標本を観察し、主要な組織構造をスケッチする。 各部の名称を記入し、その働きを理解する。
8	第8回 兵頭	骨組織	軟骨、硬骨の標本を観察し、主要な組織構造をスケッチする。 各部の名称を記入し、その働きを理解する。
9	第9回 坊池	口腔	唾液腺の標本を観察し、主要な組織構造をスケッチする。 各部の名称を記入し、その働きを理解する。
10	第10回 坊池	消化管	胃の標本を観察し、主要な組織構造をスケッチする。 各部の名称を記入し、その働きを理解する。
11	第11回 坊池	膵臓	膵臓の標本を観察し、主要な組織構造をスケッチする。 各部の名称を記入し、その働きを理解する。
12	第12回 坊池	内分泌	甲状腺の標本を観察し、主要な組織構造をスケッチする。 各部の名称を記入し、その働きを理解する。