基本情報/Basic Information

開講科目名 ／Class	医学検査学Ⅰ 【臨検】【再履修】／Medical TechnologyⅠ
授業コード ／Class Code	B102471001
開講キャンパス ／Campus	有瀬
開講所属 ／Course	栄養学部／Nutrition
年度 ／Year	2023年度／Academic Year
開講区分 ／Semester	後期／AUTUMN
曜日・時限 ／Day, Period	火5(後期)／TUE5(AUT.)
単位数 ／Credits	2.0
主担当教員 ／Main Instructor	山下　勉／YAMASHITA TSUTOMU
科目区分 ／Course Group	【専門教育科目】　〈専門分野〉／*** MAJORS *** 〈SPECIALIZED FIELD WITH ADVANCED SUBJECTS〉
遠隔授業 ／Remote lecture	No

担当教員情報/Instructor Information

教員名 ／Instructor	教員所属名 ／Affiliation
鶴田　友加里／tsuruta yukari	栄養学部／Nutrition
藤田　麻理子／FUJITA MARIKO	栄養学部／Nutrition
山下　勉／YAMASHITA TSUTOMU	栄養学部／Nutrition

授業の方法 ／Class Format	対面授業（講義）と遠隔授業
授業の目的 ／Class Purpose	医学におけるEBM遂行に欠くことのできない臨床検査について、その広範囲な分野から基礎、トピックスについて学びます。 本学部DP（ディプロマ・ポリシー）「技能・表現の１．人と十分なコミュニケーションをすることができ、適切な医療検査を実践できる。３．臨床検査技師のリ一ダーとして社会の幅広いフィールドご活躍できる技能を習得している。」に関連してこの講義は、医療施設等にて最先端の医学検査業務を行っている実務経験のある臨床検査技師、医師が教員として担当することから、より実践的な観点から臨床検査学の内容を解説する。本講義は、実践的教育から構成される授業科目である。
到　達　目　標 ／Class Objectives	医学検査の様々な領域における最新の理論と実際、臨床検査成績とその臨床的意義と評価等について学ぶことを目標とします。
授業のキーワード ／Keywords
授業の進め方 ／Method of Instruction	各専門分野の第一線の専門家による基礎知識の生理と臨床との関連について－関連医療施設見学を通じて臨床体験を行う。
履修するにあたって ／Instruction to Students	スライド・OHP・VTRの使用、プリント配布は適宜行われる。撮影されたビデオは図書館で利用することができる。
授業時間外に必要な学修 ／Expected Work outside of Class	各講義の目的を自分で理解できたか1時間程度を目安に、授業時間以外で各自検証することが重要です。また、講義で取り上げる内容は、全てを網羅するものではありません。講義で述べられたこと意外の内容や、関連する事項を各自で調べることが重要です。
提出課題など ／Quiz,Report,etc	各講義テーマ毎にセクションテストを実施する。
成績評価方法・基準 ／Grading Method・Criteria	定期試験（100％）から評価します。
テキスト ／Required Texts	各講義において講義内容の資料が配布される。
参考図書 ／Reference Books

No.	回 ／Time	主題と位置付け ／Subjects and position in the whole class	学習方法と内容 ／Methods and contents	備考 ／Notes
1	第１回	検査値の見方１	第１回目(原理から学ぶ) 臨床検査の総論、医療における臨床検査と臨床検査技師、日々新しい測定項目、測定方法、測定試薬機器について原理から、並びに現場から学ぶ。
2	第２回	検査値の見方２	第２回目(現場から学ぶ) 臨床検査の総論、医療における臨床検査と臨床検査技師、日々新しい測定項目、測定方法、測定試薬機器について原理から、並びに現場から学ぶ。
3	第３回	体液性免疫、アレルギー	ウィルス感染 内因性抗原あるいは外来生抗原が体内に侵入した際に生じている生体防御機構の違いについて学ぶ。例えば内因性抗原の場合は、組織適合性抗原（MHC）クラス１とCD８細胞、また外来性抗原の場合は、MHCクラス２とCD４細胞が関与する。一般的にウィルスは細胞内に感染するとされ、内因性抗原に分類されることから、CD８陽性細胞による細胞性免疫により排除される。その他これらを取りまく環境について学ぶ。
4	第４回	細胞性免疫、ウィルス感染	免疫（細胞性） 細胞性免疫の基本メカニズムを骨髄造血幹細胞、免疫のしくみ、アレルギー、二度無し現象、HIVやHTLV-１感染、白血病、自己免疫疾患について学ぶ。また免疫系に関係する器官と細胞、免疫といろいろな病気との関連、免疫系を支える物質について学ぶ。
5	第５回	移植免疫(感染対策、ウィルス)	臓器移植で問題となる感染症を中心に、その対策について学ぶ。移植免疫（免疫抑制） 腎臓、肝臓、心臓移植の拒絶反応およびGVHDの発症機序と免疫抑制について発生機序、臨床症状、予防、治療を述べる。またシクロスポリン、タクロリムス、モノクロナール抗体などの免疫抑制療法による拒絶反応の抑制について学ぶ。
6	第６回	移植免疫(拒絶反応，免疫抑制)	移植免疫（拒絶反応） 細胞性免疫の基本的な仕組みから、Ｔ細胞による移植抗原、接着分子やサイトカインとの関連、急性拒絶と慢性拒絶などの拒絶反応の分子免疫学的な概論を学び、異種移植や免疫寛容などの分子機序やMHCクラスⅠ、Ⅱと免疫系について学ぶ。
7	第７回	微生物感染	細菌感染 細菌および真菌による感染症を中心に、病原因子、感染成立の機序、話題の感染症、診断法などについて学ぶ。
8	第８回	微生物管理（移植も含む）	移植免疫（感染対策、ウィルス） 移植患者はなぜ感染症対策が必要なのか。移植後患者は大量に外来性抗原を抱えこんでおり、これをターゲットとして免疫担当細胞は攻撃する（拒絶反応）。このようなことが生じないよう薬剤により免疫担当細胞をコントロールするのだが、同時に他の抗原に対する抵抗性も低下している。幾つかの感染対策とこれらをとりまく環境について学ぶ。
9	第９回	輸血(輸血と血液型１)	血液型、輸血に関する理論並びに、実際の輸血実施手順について学ぶ。
10	第10回	輸血(輸血と血液型２)	血液型、輸血に関する理論並びに、実際の輸血実施手順について学ぶ。
11	第11回	輸血(不規則抗体１)	輸血における不規則抗体の理論、実際のスクリーニングについて学ぶ。
12	第12回	輸血(不規則抗体２)	輸血における不規則抗体の理論、実際のスクリーニングについて学ぶ。
13	第13回	輸血(HLAと血小板)	血小板輸血についての基礎理論並びにHLAについて学ぶ。
14	第14回	学外研修１	医療施設や臨床検査試薬メーカーなど、臨床検査がおこなわれる実地見学をとおして臨床検査に対する理解を深める。
15	第15回	学外研修２	医療施設や臨床検査試薬メーカーなど、臨床検査がおこなわれる実地見学をとおして臨床検査に対する理解を深める。