科目一覧へ戻る | 2023/07/21 現在 |
開講科目名 /Class |
臨床免疫学実習Ⅰ【生命】/Practice in Clinical Immunology Ⅰ |
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授業コード /Class Code |
B100882001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
栄養学部/Nutrition |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
火3(後期),火4(後期)/TUE3(AUT.),TUE4(AUT.) |
単位数 /Credits |
1.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
坊池 義浩/BOUIKE YOSHIHIRO |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈専門分野〉/*** MAJORS *** 〈SPECIALIZED FIELD WITH ADVANCED SUBJECTS〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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坊池 義浩/BOUIKE YOSHIHIRO | 栄養学部/Nutrition |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(実習) |
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授業の目的 /Class Purpose |
◎ディプロマ・ポリシーとの関係 1.免疫系のしくみを学修し、科学的根拠に基づいて人の健康について考察できることを目的とする。 2.専門分野に高い関心を持ち、専門領域の課題を考察し、解決するための知識や技能を身につけることを目的とする。 3.人間性・科学性及び国際性を身につけ、臨床検査技師として社会の発展と福祉に寄与する基礎的能力を習得する。 ◎主題 免疫系のしくみや免疫学的検査の原理を学んだうえで、感染症・腫瘍性疾患・アレルギー・自己免疫疾患等に関わる免疫学的検査、輸血関連検査を実習する。 ◎国家試験出題基準(ガイドライン)大項目 1. 生体防御の仕組み 2. 抗原抗体反応による分析法 3. 免疫と疾患の関わり 4. 免疫検査の基礎知識と技術 5. 免疫機能検査 6. 輸血の基礎知識 7. 輸血検査 8. 輸血管理 9. 移植免疫と検査 10.母児不適合妊娠 ◎使用する検体等は感染性の危険性があるものと認識して、実験衣は清潔にし、実習態度に十分な配慮を行うこと。また、感染性廃棄物の処理や清掃について修得すること。 検体および検査結果の取り扱いについて、守秘義務や倫理規定を学修すること。 授業の予習と復習をそれぞれ最低60分は行うこと。 ◎なお、この授業の担当者は、1983年4月から33年間、臨床免疫学に関わる業務に携わっていた。実務経験のある教員であるので、より実践的な観点から臨床免疫学の重要性と検査技術を解説するものとする。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
1. 各種病態に応じた免疫学的検査を選別できる。 2. 免疫学的検査の各方法について測定原理を説明できる。 3. 免疫学的検査の各方法について準備・操作・判定ができる。 4. 各免疫学的検査の基準値を述べることができる。 5. 得られた検査データの解釈と評価の重要性を説明できる。 6. 基準値外の検査データに対して、その後の対処法について説明できる。 7. 検査に使用した検体管理の重要性を説明できる。 8. 検査データの管理の重要性を説明できる。 9. 検査に関する守秘義務や倫理規定を遵守することができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
感染症検査、血液型検査、不規則抗体検査、交差適合試験、自己抗体検査、補体検査 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
疾患の診断に関わる有用な免疫学的検査について、検査方法を解説して円滑に実習を進め、期待された結果を導き出します。 実習後には結果の解釈について解説します。 受講生へ質問し、解答を求める場合があります。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
臨床免疫学Iと臨床免疫学IIの講義内容を関連付け、事前に予習と復習をしておくこと。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
実習の終わりに次回の実習内容を伝えますので、事前にテキストの該当部分を読んで実習に臨んでください(60分程度)。 各回の実習に関連した臨床検査技師国家試験の過去問題を解いてください(120分程度) その中でわからない部分は教科書を振り返ってください。 教員に個別で質問するなど、最終的な知識の落とし込みを行ってください。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
毎回の授業時に出席カードを提出してもらいます。 授業中に不明な点や疑問に思った点を記載してください。 次回の授業時、皆さんに解説します。 毎回実習のレポート提出を求めます。実習のレポートは、目的・方法・結果・考察でまとめてください。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
実習手技と結果の解釈30%、レポート30%、小テスト40%。 |
テキスト /Required Texts |
『最新 臨床検査学講座 免疫検査学』窪田哲朗他共著 医歯薬出版株式会社 本体 5,600円+税 |
参考図書 /Reference Books |
『ポケットマスター臨床検査知識の整理 臨床免疫学』坊池義浩他著 医歯薬出版株式会社 本体3,300円+税 『臨床検査技師イエロー・ノート3nd edition』坊池義浩他著 メジカルビュー社 本体6,800円+税 『免疫検査学 実習書』加藤亮二編著 日本臨床検査学教育協議会監修 医歯薬出版株式会社 本体3,600円+税 『輸血・移植検査学 実習書』永尾暢夫編著 日本臨床検査学教育協議会監修 医歯薬出版株式会社 本体3,000円+税 『臨床免疫検査 技術教本』日本臨床衛生検査技師会監修 丸善出版 本体4,800円+税 『輸血・移植検査 技術教本』日本臨床衛生検査技師会監修 丸善出版 本体4,900円+税 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | オリエンテーション 肝炎マーカーの検査 |
全実習スケジュールを説明する。 実習の到達目標を解説する。 肝炎についての講義と、肝炎関連検査法の説明。肝炎マーカーのイムノクロマトグラフィを実習する。 |
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2 | 第2回 | 梅毒検査 | 梅毒についての講義と、梅毒関連検査法の説明。 RPR、TPPAを実習する。両法の検査結果の関連を判断する。 |
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3 | 第3回 | ヘリコバクター・ピロリ感染症検査 | ヘリコバクター・ピロリ感染症と疾患についての講義と、検査法の説明。 ヘリコバクター・ピロリの抗体検査をEIA法で実習する。 | |
4 | 第4回 | 補体測定法 | 補体が関連する疾患について学習する。補体の測定方法と溶解反応の説明。血清補体価(CH50)の測定を実習する。 | |
5 | 第5回 | 血液型検査(スライド法、試験管法) | ABO血液型についての講義と、ABO血液型検査法の説明。オモテ検査とウラ検査を異なる方法で実習する。 RhD血液型についての講義と、RhD血液型検査法の説明。RhD陰性確認試験まで実習する。 |
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6 | 第6回 | 血液型検査(カラム凝集法) | ABO血液型についての講義と、ABO血液型検査法の説明。オモテ検査とウラ検査をカラム凝集法で実習する。 RhD血液型についての講義と、RhD血液型検査法の説明。RhD血液型検査をカラム凝集法で実習する。 |
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7 | 第7回 | ABO血液型精査 | ABO血液型の精査について、唾液中型物質の測定を実習する。 型転移酵素の測定について講義する。 |
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8 | 第8回 | 不規則抗体スクリーニング(試験管法) | 不規則抗体について講義と、不規則抗体スクリーニングの検査法を説明。 不規則抗体スクリーニングを実習する。検査結果を判断してその後必要な検査法を学習する。 |
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9 | 第9回 | 不規則抗体同定(試験管法) | 不規則抗体についてさらに詳細な講義と、不規則抗体同定の意義と検査法を説明。 消去法と確率計算論を学習する。 |
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10 | 第10回 | 不規則抗体検査(カラム凝集法) | 不規則抗体同定をカラム凝集法で実習する。 同定された不規則抗体の臨床的な意義とその後の 輸血対応を学習する。 不規則抗体の症例検討を行う。 |
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11 | 第11回 | 赤血球自己抗体検査 | 自己免疫疾患についての講義と、赤血球自己抗体の検査法を説明。 直接抗グロブリン試験を実習する。 抗体解離試験について講義する。 検査上及ぼす問題点を学習する。 |
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12 | 第12回 | 交差適合試験、輸血用血液製剤 | 主試験及び副試験など交差適合試験について講義する。交差適合試験の検査法を説明。主試験及び副試験を実習する。 輸血用血液製剤の種類と使用指針を説明。保管方法及び取り扱いを説明。 |