科目一覧へ戻る | 2023/07/21 現在 |
開講科目名 /Class |
生物無機・分析化学/Bioinorganic and Bioanalytical Chemistry |
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授業コード /Class Code |
B100572001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
栄養学部/Nutrition |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
火1(前期)/TUE1(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
吉村 征浩/YOSHIMURA YUKIHIRO |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈基礎科学群〉/*** MAJORS *** 〈BASIC SCIENCES〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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吉村 征浩/YOSHIMURA YUKIHIRO | 栄養学部/Nutrition |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
栄養学部のDPに示す「科学的根拠に基づいて人の健康について考察できる」ことを目指し、 本講義では、生物無機化学や分析化学の理論をもとに、生化学、臨床化学など臨床検査で必要な分析化学の基礎を学ぶ。検査を実施するための必要な知識、検査成績を解釈するための知識の基礎が理解できるようになることを目的とする。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
・無機化学や分析化学の基礎を習得し、生体成分の分析法に関する科学的思考力を身に着ける。 ・ 無機化学・分析化学の基礎的な理論について理解し、計算や実験結果の整理・考察に活用できる。 ・ 分析方法の名称と基礎的な原理を理解し、生体成分の分析の際に適切な方法を選択すための基礎を理解できる。 ・ 生体成分の検出・定量に重要な分析法の基礎を説明できる。 |
授業のキーワード /Keywords |
分析化学、無機化学 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
毎回、前回の講義の理解確認のために小テストを実施し、学生の理解度を確認しながら、教科書・配布資料・スライドを使用し、講義を中心に進める。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
本講義では、生体成分、物性、化学反応を示して説明することが多い。履修者(特に物理や化学が苦手な者、高校で化学を履修していない者)は、「化学概論Ⅰ」や「生物物理化学」の講義内容の理解に努め、随時復習しておくこと。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
本講義の内容の理解は、1年次後期、2年次以降の学習に必須であるため、予習(30分)・復習(1時間)をしっかりと行なうこと。高校時に化学が苦手な者、化学を履修していない者は、本講義の受講前後に、高校化学を、適宜、予習・復習すること。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
講義内容の理解度を調査する小テストや課題を適宜実施する。各結果は通知し、成績不良者には別途、追・再課題を課す場合がある。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
到達目標に記載した内容の演習課題(レポート・小テスト)(50%) および、定期試験が実施された場合は、その結果(50%) を評価対象とする。 小テストは、第2回講義から毎回、前回の講義内容の復習テストとする。定期試験が実施されなかった場合は最終講義(第15回)時に実施する最終テストを評価対象とする。 ただし、出席3分の2未満の場合は、評価の対象とせず不合格とする。 |
テキスト /Required Texts |
「食品分析化学」、新藤一敏・森光康次郎著、東京化学同人、2,500円 配布資料 |
参考図書 /Reference Books |
「図解 食品学実験」森光 康次郎、新藤一敏ほか編著、アイ・ケイ コーポレイション 2800円 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | オリエンテーション 単位 |
栄養学領域における化学の必要性 栄養学領域における単位を修得し、自在に使用できるようになる。 |
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2 | 第2回 | 分析化学の基礎 | (a. データ)の取り扱い方と、計算方法(b. 濃度 c. 力価)を理解する。 様々な濃度計算を正確にすることができる。 |
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3 | 第3回 | 無機・分析化学の基礎理論(1) | (a. 化学平衡 b. pH c. 緩衝液)の理論を理解する。 質量作用の法則について理解し、化学式から平衡乗数を導くことができる。水の電離式、平衡定数から水のイオン積を導きだし、pHの概念を理解できる。代表的な緩衝液とその緩衝域を答えることができる。 |
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4 | 第4回 | 無機・分析化学の基礎理論(2) | (d. 酸化還元 e. キレート f. 錯体)の理論を理解する。原子の酸化数を求めることができる。キレート、錯体を説明することができる。 | |
5 | 第5回 | 容量分析 | (a. 中和滴定 b. 酸化・還元滴定 c. 沈殿滴定 d. キレート滴定)の理論を理解し、滴定量から濃度を求めることができる。 | |
6 | 第6回 | 重量分析、分子分光分析 | (a. 揮発・抽出・沈殿法)および分光法(b. 吸光 c. 蛍光 d. 赤外)の理論を理解し、吸光光度法を用いた定量計算ができる。 | |
7 | 第7回 | 物質の分離・精製の基礎 | (a. 濃縮 b. 抽出)および(c. 分配)による物質の分離精製法を理解し、目的物質に合わせた分離方法を選択することができる。 | |
8 | 第8回 | 物質の分離・精製法(1) | a. クロマトグラフィー(吸着・分配))による物質の分離精製法を理解し、原理を説明できる。 | |
9 | 第9回 | 物質の分離・精製法(2) | (b. クロマトグラフィー(分子の大きさ・親和性に基づく分離))および(c. 電気泳動)による物質の分離精製法を理解し、原理を説明できる。 | |
10 | 第10回 | 機器分析 | (a. 質量分析 b. 分光分析 c. 電気化学分析 d. 分子間相互作用解析)について理解し、原理を説明できる。 | |
11 | 第11回 | 生体成分分析 | (a. 生体成分の分析に関する基礎 b. 生体生体成分の定量法)を修得する。 | |
12 | 第12回 | その他の分析 | (a. 物性分析 b. おいしさの分析 c. 免疫化学的分析 d. その他分析)について理解する。 | |
13 | 第13回 | 計算問題(1) | 栄養学領域で必要となる計算問題。(モル濃度、pH、酸塩基平衡、浸透圧など)を適切に計算し、自在に使用できるようになる。 | |
14 | 第14回 | 計算問題(2) | 栄養学領域で必要となる計算問題。(モル濃度、pH、酸塩基平衡、浸透圧など)を適切に計算し、自在に使用できるようになる。 | |
15 | 第15回 | 計算問題(2) | 栄養学領域で必要となる計算問題。(モル濃度、pH、酸塩基平衡、浸透圧など)を適切に計算し、自在に使用できるようになる。 |