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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2023/07/21 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
食品衛生学実験(A)/Laboratory Work in Food Hygiene
授業コード
/Class Code
B100441001
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
栄養学部/Nutrition
年度
/Year
2023年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
金3(前期),金4(前期),金5(前期)/FRI3(SPR.),FRI4(SPR.),FRI5(SPR.)
単位数
/Credits
1.0
主担当教員
/Main Instructor
伊藤 智/ITOU SATOSHI
科目区分
/Course Group
【専門教育科目】 〈専門基礎分野〉/*** MAJORS *** 〈SPECIALIZED FIELD WITH BASIC SUBJECTS〉
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
伊藤 智/ITOU SATOSHI 栄養学部/Nutrition
授業の方法
/Class Format
対面授業(実験)
授業の目的
/Class Purpose
本実習授業は食品衛生学(座学)で学んだ内容を実験を通じて実践し、理解を深めることにより、栄養学部のDPに示す栄養学・保健衛生学の学問領域において的確に判断できることを目指している。
具体的には洗剤の正しい使用法、食品添加物の定量法、また品質保証の観点から、微生物操作を正しく行える技術を身につける。
到 達 目 標
/Class Objectives
正しい実験操作を行い、定量試験で正確な結果を得ることができる。
食器の洗浄度調査や調理場環境の細菌検査の結果などを自ら分析し、実際の調理現場での衛生管理に活用できる。
品質保証の観点から、微生物検査の結果を分析できる。
授業のキーワード
/Keywords
洗浄、合成樹脂、食品添加物、微生物検査
授業の進め方
/Method of Instruction
実験実習を中心に進める。
履修するにあたって
/Instruction to Students
食品衛生学(講義)の内容を復習して、実験に臨むこと。
微生物を取り扱うため、微生物学(講義)で学んだ微生物を取り扱う上で注意しないといけない事を十分把握の上、実験すること。
実験ではレポートを課すが、提出〆切は必ず守ること。
授業時間外に必要な学修
/Expected Work outside of Class
実験内容についてレポートをまとめることにより、実験の原理、結果を考察し、自身が疑問に思ったことを調べてまとめる力が身につく。(目安として2時間)
提出課題など
/Quiz,Report,etc
実験ごとにレポートを課す。全てのレポートを提出しなければ単位認定されない。レポートは評価して返却する。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
レポート内容(80%)、実技試験(10%)、受講態度(10%)によって評価する。
テキスト
/Required Texts
食品衛生学実験書
参考図書
/Reference Books
岡田淳ら共著「臨床検査学講座 微生物学/臨床微生物学」医歯薬出版
森地敏樹 監修「食品微生物検査マニュアル」栄研化学株式会社
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 実験の概要
微生物実験の基本操作
実験全体の目的や内容、レポートの書き方など、実験の概要を説明する。
微生物実験の基本である、釣菌、植菌、グラム染色、培地調整を実習する。
2 第2回 食品添加物の分析Ⅰ
手の汚染菌検出
合成着色料の検出・定性、漂白剤の定性実験を実施する。
手に付着する菌を検出するため、培地調整し、スタンプ法によりサンプリングする。翌週に培養後の結果を観察する。
3 第3回 油脂の変質試験
乳酸菌の生菌数測定
油脂の変質試験として、酸価(AV)、チオバルビツール酸(TBA)価の測定を実験する。
乳酸菌飲料中の生菌数を測定するため、サンプルを段階希釈し、培地にサンプリングする。翌週に培養後のコロニー数をカウントし、乳酸菌飲料中の生菌数を算出する。
4 第4回 食器の汚染分析
食品中の細菌数測定
食器の汚染分析として、食器の洗浄度試験、中性洗剤の残留検査、合成樹脂から溶出する有害物質を実験する。
お惣菜や加工食品をサンプルとして、段階希釈後、標準寒天培地及びデゾキシコレート寒天培地にサンプリングする。翌週に培養後の結果を観察する。
5 第5回 食品添加物の分析Ⅱ
拭き取り検査
合成着色料の検出・定性、漂白剤の定性実験を実施する。
滅菌ガーゼを用いたふき取り法で環境中の細菌をサンプリングする。サンプリングした試料を段階希釈し、標準寒天培地に塗布する。翌週に培養後の結果を観察する。
6 第6回 食品の寄生虫検査、食品の鮮度評価
ブドウ酵母の培養、室内カビの検出
サバからのアニサキス検出及び、米・鶏卵・牛乳の鮮度評価をする。
ブドウ搾汁液から酵母を培養する。
室内カビを検出するため、サブロー寒天培地を調整する。翌週に培養後の結果を観察する。
7 第7回 簡易検査法、衛生教育ツール
ブドウ酵母、室内カビの観察
既成培地やスワブキットなどを用いた簡易検査法や、ルミテスターなど衛生教育ツールの使用法を実習する。
ブドウ酵母と室内カビを生物顕微鏡、実体顕微鏡を用いて観察する。
8 第8回 実技試験
簡易検査法の結果観察
実技試験及び前週の実技試験の結果を観察する。

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