科目一覧へ戻る | 2023/07/21 現在 |
開講科目名 /Class |
食品衛生学【臨検】(2022年度以降入学生)/Food Hygiene |
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授業コード /Class Code |
B100431002 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
栄養学部/Nutrition |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
月4(前期)/MON4(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
平井 由美子/hirai yumiko |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈専門基礎分野〉/*** MAJORS *** 〈SPECIALIZED FIELD WITH BASIC SUBJECTS〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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平井 由美子/hirai yumiko | 栄養学部/Nutrition |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義)で行います。 |
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授業の目的 /Class Purpose |
食品衛生学は、食品安全のための学問であるが、自分自身が食べ、そして提供する食品の安全を確保するためには、すべての人が食品衛生学を理解しておく必要がある。栄養指導にかかわる管理栄養士・栄養士、調理にかかわる調理師などはもちろんのこと、食品加工や流通会社の人などフードチェーンにかかわる組織の要員はより専門的に食品衛生学を学ぶ必要がある。本授業では、食品を通じてその衛生や安全性について理解を深めることにより、栄養学部のDPに示す栄養学・保健衛生学の学問領域において的確に判断できることを目指している。 また、この科目の担当者は食品製造加工会社において、20年以上の食品衛生に関する現場での経験があり、現在も食品製造会社にHACCPなど食品安全の指導や食品表示法など食品衛生に関する法令の適合に関する指導を行っている実務経験のある教員です。 事例研究では、実際の現場での内容をふまえて演習形式で行います。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
思考・判断 1.科学的根拠に基づいて人の健康について考察できる。 2.保健衛生学の学問領域において的確に判断できる。 関心・意欲 1.予防医学の知識を使って、地域住民の健康増進に意欲をもって寄与できる。 2.我が国の超高齢社会に対して関心を持ち、生活習慣病の予防に強い意欲を持っている。 技能・表現 1.自分の考えを的確に表現し、人とのコミュニケーションを通じて、適切な医学検査を実践できる。 2.臨床検査技師のリーダーとして社会で活躍できる技能を習得している。 3.コホート研究につかわれる統計学知識での疫学調査ができる。 態度 1.医療関係、食品関係、食育関係などの分野で活躍することを希望する。 2.上記1の分野の担い手として、責任を十分に果たす自覚を持つ。 |
授業のキーワード /Keywords |
食中毒、傾向感染症、食品添加物、食品中の有害物質、HACCP |
授業の進め方 /Method of Instruction |
シラバスの内容基づいての講義を行います。また単元ごとに小テストを行います。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
各自のスマホ・PCから、dotCampusの利用及びその他指定された箇所(URL)へアクセスできる環境であることを予め確認すること。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
予習:シラバスに書かれている箇所について教科書を読んでおく(約30分) 復習:授業ごとにまとめの問題に取り組む(約1時間) |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
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成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
単元ごとの小テスト 30点(10点×3回) 定期試験 70点 |
テキスト /Required Texts |
菅家祐輔・白尾美佳 編著/大道公秀・川島明子・吉田啓子 共著『食べ物と健康-食品衛生学』第2版、光生館 (2023年度から第2版になりますので間違えないように) |
参考図書 /Reference Books |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 食品と微生物、食中毒の定義と発生状況 | 微生物の分類、細菌の増殖条件、食中毒の発生状況を理解できる。 | |
2 | 第2回 | 微生物性食中毒① | 微生物性食中毒(サルモネラ属菌、腸炎ビブリオ、病原大腸菌)について、微生物学的特徴、主症状、主な原因食を説明できる。 | |
3 | 第3回 | 微生物性食中毒② | 微生物性食中毒(カンピロバクター、黄色ブドウ球菌)について、微生物学的特徴、主症状、主な原因食を説明できる。 | |
4 | 第4回 | 微生物性食中毒③ | 微生物性食中毒(ボツリヌス菌、ウェルシュ菌、セレウス菌)について、微生物学的特徴、主症状、主な原因食を説明できる。 | |
5 | 第5回 | 微生物性食中毒④ | 微生物性食中毒(エルシニア・エンテロコリチカ、リステリア、その他の細菌、ノロウイルス、肝炎ウイルス)について、微生物学的特徴、主症状、主な原因食を説明できる。 | |
6 | 第6回 | 自然毒食中毒 | 動物性自然毒:毒をもつ生物の種類と有毒成分、法的規制について説明できる。 |
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7 | 第7回 | 自然毒食中毒② | 植物性自然毒:有毒成分と誤食されやすい植物について説明できる。 | |
8 | 第8回 | 経口感染症、人畜共通感染症 | 経口感染症、人畜共通感染症について説明ができる。 感染症法との関係について説明ができる。 |
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9 | 第9回 | 食品から感染する寄生虫 | 食品から感染する寄生虫について、宿主を含む生活史や原因食を説明できる | |
10 | 第10回 | 食品添加物① | 食品添加物の種類と用途、表示方法について説明できる。 | |
11 | 第11回 | 食品添加物② | 食品添加物の安全性評価について説明できる。 | |
12 | 第12回 | 食品衛生と法規 | 食品衛生に関連する法規について説明できる。 | |
13 | 第13回 | 食品の変質 | 食品の変質について説明ができ、その防止方法が理解できる。 |
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14 | 第14回 | 食品の汚染物質 | 健康危害を及ぼす食品中の汚染物質について説明できる。 | |
15 | 第15回 | 食品衛生管理・疫学調査 | HACCPの考え方にもとづいた食品の衛生管理の方法を説明できる オッズ比、リスク比を使った疫学調査ができる |