科目一覧へ戻る | 2023/07/21 現在 |
開講科目名 /Class |
生化学実験Ⅰ 【臨検】/Laboratory Work in Biochemistry Ⅰ |
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授業コード /Class Code |
B100102008 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
栄養学部/Nutrition |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
金3(後期),金4(後期),金5(後期)/FRI3(AUT.),FRI4(AUT.),FRI5(AUT.) |
単位数 /Credits |
1.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
鈴木 大介/SUZUKI DAISUKE |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈専門基礎分野〉/*** MAJORS *** 〈SPECIALIZED FIELD WITH BASIC SUBJECTS〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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鈴木 大介/SUZUKI DAISUKE | 栄養学部/Nutrition |
授業の方法 /Class Format |
実習 (オンラインによる解説の有効性が高い内容については、オンラインを活用する場合もある) |
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授業の目的 /Class Purpose |
この科目では、栄養学部のDPに示す「科学的根拠に基づいて健康について考察できること」、「栄養学・保健衛生学の学問領域において的確に判断できること」の基礎をなす知識と技能の習得を目指す。 本教科では、以下の3項目を軸に、生体について学ぶ上で必要な基礎知識・技術の修得を目的とする。 1. 実験を通して生化学実験の基礎的手技を身につけ、論理的思考力を養う。 2. 実験を通して生体物質、栄養素の物理的・化学的性質について理解を深める。 3. 本実習を通して、科学的内容を報告する力を身につける。 なお本講義は、大学・研究機関で分子細胞生物学、生化学、分子病態医化学の分野における研究・指導にあたってきた実務経験のある教員が担当し、実践に即した指導を行う。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
本実験実習終了後、下記の項目を達成できていることを目標に、生化学の分野について実習を行う。 1. 生化学実験の基礎的な手技を身につけ、実験器具を扱うことができる。 2. pHと緩衝作用の原理、吸光度の原理、物質の分離・精製について説明することができる。 3. 溶液の調製、pH測定、吸光度測定、クロマトグラフィーを正しい手順で正確に行うことができる。 4. 濃度の計算、検量線の作成および近似曲線の導出、レポートを作成することができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
試薬の調製、pH、緩衝液、吸光度、検量線、クロマトグラフィー、レポート作成 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
後期集中3,4,5時限(日程の詳細は講義内で通知) 本実習では、指定した実験課題を班ないし組単位で実施する。 授業開始時に注意事項等を提示するので、毎回遅刻せずに出席すること。 また、実験内容のまとめとしてレポートを作成する。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
本実習の履修には、生化学Iの講義内容を理解している必要がある。また、化学・生物学の基礎について自習・復習が必須となる。積極的に自学自習を心がけること。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
実習は「生化学IおよびII」の履修内容を前提として行う。従って、実習前に既習内容を復習し臨むこと。実験後は各回の実験内容を整理し、得られた結果をもとに学習テーマとの関連から考察された事実についてレポートに取り組むこと。化学・生物学の基礎が必須のため、毎日1時間、自学自習に励むこと。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
各項目について、レポートの作成・提出を依頼する。採点後、返却するので次回の参考にすること。(未提出の場合は、単位取得の評価を行うことができない) |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
遅刻・出席状況、期限内の課題提出状況の評価を前提に、レポート(80%)、復習試験と筆記試験(20%)の総計によって評価する。なお、試験については60点以上の点数を獲得できない場合、単位認定基準に達しないため、自動的に再履修となる。 |
テキスト /Required Texts |
実験書を配布 |
参考図書 /Reference Books |
1.「実験データを正しく扱うために」 化学同人編集部 編集、化学同人 (指定図書) 2.「イラストで見る化学実験の基礎知識」 飯田隆・菅原正雄・鈴鹿敢・辻智也・宮入伸一 編、丸善出版 (指定図書) 3.「生化学実験」 田代操 編、化学同人 (参考書) 4.「ていねいな生物学」羊土社(参考書) 5.「からだの働きからみる代謝の栄養学」 田川邦夫、丸善出版 (指定図書) 6.系統看護学講座 専門基礎分野「生化学 人体の構造と機能2」 三輪一智・中恵一、医学書院 (指定図書) 7.ミースフェルド生化学 水島昇 監訳、東京化学同人 (参考図書) |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 生化学実験I 概説 | 実習に際しての諸注意および生化学実験Iの実習内容を概説する。 | |
2 | 第2回 | レポートの書き方 実験器具の使い方 |
科学レポート(報告書)を作成し「伝える」ことについて学ぶ。また、実験器具について解説し、使い方を身につけるためのトレーニングを行う。 | |
3 | 第3回 | 溶液の調製と濃度測定 | 生化学実験IおよびIIで用いる様々な試薬を調製し、化学実験の基礎となる試薬の調製法を身につける。 | |
4 | 第4回 | 吸光度の測定(比色定量) | ランベルトベールの法則および吸光光度計の使い方を学び、各種溶液の濃度測定法を身につける。 | |
5 | 第5回 | 測定と検量線 | 最小二乗法を用いて近似式を算出し、検量線として活用する方法について学ぶ。また、コンピューターを用いたグラフ作成方法についても学ぶ。 | |
6 | 第6回 | pHの測定 | pHの概念を学習し、様々な溶液のpHをpHメーターを使って測定する。また、緩衝液について学習する。 | |
7 | 第7回 | アミノ酸の定性 | 薄層クロマトグラフィーで化学的分析手法を学び、アミノ酸の性質について理解を深める。 | |
8 | 第8回 | 試験 | これまでの実験を振り返り、学習課題が着実に身についているか試験で評価する。 |