科目一覧へ戻る | 2023/07/21 現在 |
開講科目名 /Class |
生化学Ⅰ/Biochemistry Ⅰ |
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授業コード /Class Code |
B100081001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
栄養学部/Nutrition |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
木1(後期)/THU1(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
田村 行識/TAMURA YUKINORI |
科目区分 /Course Group |
【専門教育科目】 〈専門基礎分野〉/*** MAJORS *** 〈SPECIALIZED FIELD WITH BASIC SUBJECTS〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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田村 行識/TAMURA YUKINORI | 栄養学部/Nutrition |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
本講義は、栄養学部のDPに示す、科学的根拠に基づいて人の健康について考察するための基礎知識を習得することを目指します。 本講義では、管理栄養士国家試験出題基準(ガイドライン)(大項目:2A、2B、2C、3、4)および管理栄養士養成課程におけるモデルコアカリキュラム2015に基づき、管理栄養士の基礎知識として必要な、栄養素とその代謝機構についてを教授します。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
①人体の構造や機能を系統的に理解できる。(知識) ②正常な人体の仕組みについて、個体とその機能を構成する遺伝子・細胞レベルから組織・器官レベルまでの構造や機能を理解できる。(知識) ③個体として人体が行う食事、運動、休養などの基本的生活活動の機構、並びに環境変化に対する対応機構を理解できる。(知識) |
授業のキーワード /Keywords |
生体物質の構造とその代謝 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
講義を中心に進めます。 講義動画(欠席者用、復習用)のあるOneDriveフォルダ https://kobegakuin-my.sharepoint.com/:f:/g/personal/ny131184_nutr_kobegakuin_ac_jp/Ei5KYtExBxpHq0ftXx9NodsBWNkYYHZ45JKVxEosClswrw?e=gXj8CW |
履修するにあたって /Instruction to Students |
・生体内の物質の構造と代謝について勉強することになるので、栄養学部基礎科学群の化学に関する科目をしっかり勉強しておいて下さい。 ・講義には指定教科書を必ず持って来て下さい。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
講義ごとに掲げる学習目標(2~3項目)について、レポートとしてまとめる(目安1時間程度)。また、講義範囲の管理栄養士国家試験過去問(練習問題)を配布するので、次の講義までに問題を解いてくること(目安30分程度)。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
中間試験、定期試験終了時にそれぞれの試験の出題範囲の講義のレポートおよび練習問題を提出する。提出されたレポートおよび練習問題は、評価して返却する。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
中間試験(1)60点、中間試験(2)60点、定期試験100点、レポート30点、授業での練習問題の得点30点の合計280点満点で、60%以上の得点かつ定期試験において60%以上の得点を合格点として評価します。 |
テキスト /Required Texts |
①系統看護学講座 『生化学 人体の構造と機能②』 医学書院 ②サクセス管理栄養士講座 『人体の構造と機能及び疾病の成り立ちⅠ』 第一出版 |
参考図書 /Reference Books |
①『はじめの一歩の生化学・分子生物学』 前野正夫・磯川桂太郎 著 羊土社 ②『イラストレイテッド ハーパー・生化学』 清水孝雄(監訳) 丸善 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 生化学を学ぶにあたっての導入 | 生化学で学習する生体に必要な栄養素とその代謝について概説する。 管理栄養士における生化学の重要性について概説する。 |
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2 | 第2回 | 糖質の構造と機能 | 単糖類、二糖類、多糖類、複合糖質の構造と機能について解説する。 | |
3 | 第3回 | 脂質の構造と機能 | 脂肪酸、トリアシルグリセロール、コレステロール、リン脂質、糖脂質の構造と機能について解説する。 | |
4 | 第4回 | アミノ酸・タンパク質の構造と機能 | アミノ酸の構造と機能、アミノ酸配列と高次構造、ペプチド、タンパク質について解説する。 | |
5 | 第5回 | 酵素 | 酵素の分類、特異的作用、活性の調節、補酵素(ビタミン)について解説する。 | |
6 | 第6回 | 栄養素の代謝 | 独立栄養と従属栄養、異化と同化、酵素の役割、ATP産生のための栄養素の代謝の全体像について解説する。 | |
7 | 第7回 | 糖質の代謝① | 糖代謝の全体像、解糖系について解説する。 | |
8 | 第8回 | 糖質の代謝② | クエン酸回路、グリコーゲンの合成と分解について解説する。 | |
9 | 第9回 | 糖質の代謝③ | ペントースリン酸回路、糖質からの脂質合成、糖新生、血糖調節機構について解説する。 | |
10 | 第10回 | エネルギー代謝 | 生体内の高エネルギー化合物、電子伝達系、酸化的リン酸化、生体酸化について解説する。 | |
11 | 第11回 | 脂質代謝① | 脂質代謝の全体像、脂質の消化吸収、脂肪酸の合成、リポタンパク質リパーゼの役割について解説する。 | |
12 | 第12回 | 脂質代謝② | トリアシルグリセロール、脂肪酸の分解、ケトン体の代謝について解説する。 | |
13 | 第13回 | 脂質代謝③ | コレステロールの代謝、脂質の輸送とリポタンパク質、エイコサノイドの代謝について解説する。 | |
14 | 第14回 | アミノ酸・タンパク質の代謝① | アミノ酸・タンパク質代謝の全体像、アミノ酸・タンパク質の異化・同化、アミノ基転移反応 | |
15 | 第15回 | アミノ酸・タンパク質の代謝② | 尿素回路、可欠アミノ酸の生合成、含窒素化合物、生理活性ペプチド、タンパク質の合成と分解について解説する。 |