科目一覧へ戻る | 2023/07/31 現在 |
開講科目名 /Class |
表現言語論ワークショップⅠ(2022年度以前入学生)/Workshop in Literature Study Ⅰ |
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授業コード /Class Code |
K051101001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
博士/ |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
水3(後期)/WED3(AUT.) |
単位数 /Credits |
1.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
上田 学/UEDA MANABU |
科目区分 /Course Group |
〈研究科共通コースワーク科目〉 /〈Common Coursework〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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上田 学/UEDA MANABU | 人文学科/Humanities |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義、演習) |
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授業の目的 /Class Purpose |
・本授業は、人間文化学研究科DPが示す、「専門領域において獲得した知識と技能を学問上の研究課題や実社会の諸問題に対して的確に応用し、現代社会の多様な要求にこたえることができる」ことの修得を目指すものである。具体的には、日本映画の通史的な理解を深め、その表現的模索の歴史的過程についての知識を修得する。 ・本授業は、人間文化学研究科の地域文化論専攻の開講科目に位置づけられる。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
1.映画史に関して専門書を読み込み、その内容を自らまとめることで、人文学的な研究の方法を身につけて深化させる。 2.テキスト等から得た知識を活用し、プレゼンテーションやレポートを通じて、自らの考えを的確に表現できるようにする。 |
授業のキーワード /Keywords |
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授業の進め方 /Method of Instruction |
・第1回から第9回まで、資料の講読や映画の視聴をしつつ解説を加え、映画史の基礎知識を修得する。 ・第10回から第14回まで、関西の映画史跡およびフィルム・アーカイブに関する調査を実施し、修得した知識を実践的に応用する。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
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授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
事前学習:各自のプレゼンテーションは、授業時間外に準備しておくこと。(60〜120分) 事後学習:受講生のプレゼンテーションは講評するので、期末レポート作成の参考とすること。 (60分) |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
小課題、プレゼンテーション、期末レポート。受講生のプレゼンテーションは講評するので、期末レポート作成の参考とすること。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
質疑応答・小課題30%、プレゼンテーション20%、期末レポート50%で評価する。 |
テキスト /Required Texts |
特に定めない。適宜、授業内で指示する。 |
参考図書 /Reference Books |
田中純一郎『日本映画発達史』1~5、中央公論社、1975~1981年 Noël Burch, To the Distant Observer: Form and Meaning in Japanese Cinema, University of California Press, 1979. |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | オリエンテーション | 授業の目的、到達目標、進め方および成績評価の基準について説明する。受講生は自己紹介をして、プレゼンテーションの日程を決定する。 | |
2 | 第2回 | 絵であること/写真であること | 写真油絵など、19世紀に出現した絵画と写真の中間的な表現から、映像文化の定義を考える。 | |
3 | 第3回 | 江戸時代の映像文化 | 写真や映画といった複製技術以前から存在した、多様な映像文化の魅力について学ぶ。 | |
4 | 第4回 | 映像のオリエンタリズム | 映画が発明されてから、なぜそれがすぐに日本に伝来したのか、その政治性を考える。 | |
5 | 第5回 | 地域が生み出す映像文化 | 東京と京都という日本映画の製作拠点が、地域とどのように結びついて成立したのかを学ぶ。 | |
6 | 第6回 | 無声映画の音 | 無声映画という映像表現の特徴と、その時代にみられた、多様な音の実践について考える。 | |
7 | 第7回 | 日本映画という表現形式 | 日本映画のどのような表現形式が国際的に高く評価され、それがなぜ形成されたのかを学ぶ。 | |
8 | 第8回 | 政治のなかの文化映画 | 亀井文夫と三木茂の「ルーペ論争」が、どのような映像の問題を提示しているのかを考える。 | |
9 | 第9回 | デジタル時代の記録映画 | デジタル配信が進む現代の映像文化に、記録映画がどのような可能性をもっているのかを考える。 | |
10 | 第10回 | 身近な映像文化を知る1 関西の映画史を学ぶ | 映画が初輸入された神戸や現在も撮影所を抱える京都と映画史の関係を学習する。 | |
11 | 第11回 | 身近な映像文化を知る2 京都の映画史跡とテーマ選択 | 京都の映画史跡に関する講義後、受講生は特定の史跡をテーマに選択する。 | |
12 | 第12回 | 身近な映像文化を知る3 プレゼンテーションの準備 | 京都の映画史跡および関西のフィルム・アーカイブに関する予備調査をおこなう。 | |
13 | 第13回 | 身近な映像文化を知る4 プレゼンテーション | 選択した映画史跡、およびフィルム・アーカイブについてのプレゼンテーションを実施する。 | |
14 | 第14回 | 身近な映像文化を知る5 プレゼンテーション | 選択した映画史跡、およびフィルム・アーカイブについてのプレゼンテーションを実施する。 | |
15 | 第15回 | まとめ | 授業全体のまとめをし、今後の研究に向けた関連文献の紹介をおこなう。 |