科目一覧へ戻る | 2023/07/31 現在 |
開講科目名 /Class |
芸術文化論ワークショップⅠ(2022年度以前入学生)/Workshop in Arts and Culture Ⅰ |
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授業コード /Class Code |
K051061001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
博士/ |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
火4(後期)/TUE4(AUT.) |
単位数 /Credits |
1.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
中山 文/NAKAYAMA FUMI |
科目区分 /Course Group |
〈研究科共通コースワーク科目〉 /〈Common Coursework〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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中山 文/NAKAYAMA FUMI | 人文学科/Humanities |
授業の方法 /Class Format |
講義:対面授業 特別警報又は暴風警報発令の場合、本科目は通常授業時同様に休講とします。 時間や地域など取扱いの詳細は大学HPを確認してください。 |
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授業の目的 /Class Purpose |
「文学と映像で学ぶ日中韓の家族像」 この授業は主に人間文化学研究科ディプロマポリシーに示す「専門領域において十分な知識と技能を蓄積し、それを学問上の研究課題や実社会の諸問題に対して的確に応用することができる」能力の涵養を目指す。また「次世代の「生きる力」を育み、多様な実践現場の人々と協働」できる人材になることを目的としている。 本講義では近代化以後の日本の家族像を座標軸とし、地理的に近く歴史的に多大な影響をうけてきた 中国・韓国の現代の家族像を学ぶ。日本の近代家族像は時代とともに変化してきた。 中国といえども、中華人民共和国と中華民国(台湾)の状況は必ずしも同じではない。 韓国・北朝鮮でも異なっているのだろう。 同じ東アジアの住民として隣国のリアルな状況を知り、国際社会にとって有為な人材となる基礎知識を修得し、彼らの思考方法が理解できるようになることを目的とする。また、自分の得た知識をPPTなどを使用して、的確に発信できるようになることも目的としている。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
現代の東アジア各国について、リアルな姿を知り、同時代的共感を持てるようになることを到達目標とする。 具体的には、 ①各国の現代史について、概要を説明できる。 ②講義を通じて東アジア諸国の家族像を知り、女性の社会的立場に共感を持つ。 ③海外の小説や映画について情報検索と収集の方法を獲得し、適切な方法を使って自分の 意見を伝えることができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
アジア映画、儒教、食文化、少数民族、植民地 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
中国大陸や台湾、香港、マカオなどの中華圏と韓国で発表された文芸作品や映像作品から 各地の「家族」の形を捉え、そこで求められてきた女性像について考える。 各自がSNS情報も駆使して最新の情報を集め、日本人のもつアジアイメージと現実の差を知り、 授業の発表で共有する。 まず、教員が各国の家族像について一定の知識を概説する。順序については変更の場合もある。 1中国については、「活きる」を題材に、中国大陸の現代史を概説し、現代家族の問題を考える。 2台湾については、「セデック・バレ」「流」「母と娘」などを題材に、台湾の歴史と女性像を考える。 3韓国については、「金子文子と朴烈」などを題材に、日韓併合時代の女性像と近年のフェミニズムブーム について考える。 履修生は、それぞれの興味にしたがって調査対象国を絞り、現代の作品からリアルな女性像を 探し出してきてPPTなどを使用して発表する。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
授業計画(進度、内容)が予定から多少変更される場合がある。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
中国を中心としたアジアに対して、多方面の興味や好奇心をもち自主的に勉強をすることが必要である。 予習復習に2時間以上必要。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
普段の発表から進捗状況をみながら、レポートを課す。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
普段の研究態度(50%)、課題発表(30%)、レポート(20%) レポート返却、講評。 |
テキスト /Required Texts |
『中国の娯楽とジェンダー』晩成出版 2022年 |
参考図書 /Reference Books |
『中国ジェンダー史研究入門』京都大学学術出版会 2018年 上野千鶴子「近代家族の成立と終焉」岩波書店 台湾の歴史と文化 六つの時代が織りなす「美麗島」/大東和重 中央公論新書 韓国・フェミニズム・日本/ 斉藤真理子 河出書房新社 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 研究倫理について | 大学院生として、心得ておくべき研究のルールやマナーについての知識を知る。 授業の内容、進め方の確認、成績評定等に関する確認と参考書案内等を行う。 |
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2 | 第2回 | 日中台韓についての興味 | 履修生それぞれが、日中韓について興味のあることを発表する。 発表順序を決定する。 |
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3 | 第3回 | 発表方法の例 | 越劇映画「舞台姉妹」を題材に、旧社会の女芸人の生活、社会における地位などについて学ぶ。それらが中華人民共和国成立によって、どのように変化していくかを 考える。 |
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4 | 第4回 | 台湾について1 | 「流」と同じ時代を生きた女性をテーマにした作品が映画「妻の愛、娘のとき」である。本作を通して、内省人・外省人の戦いの中で犠牲となった女たちの歴史を学ぶ。 | |
5 | 第5 | 台湾について2 | 履修生が、台湾について発表する。テーマはどんなものでも構わない。資料を探し、現代台湾について知識をまとめ発表し、同時代人としての関心を深める。 | |
6 | 第6 | 台湾について3 |
履修生が、台湾について発表する。テーマはどんなものでも構わない。資料を探し、現代台湾について知識をまとめ発表し、同時代人としての関心を深める。 | |
7 | 第7回 | 中華人民共和国について1 | 映画「活きる」を題材に、中華民国時代から抗日戦争、国共内戦、解放、文化大革命にわたる現代史を概括する。 | |
8 | 第8回 | 中華人民共和国について2 | 「紅夢」を題材に、旧中国の女性にとって子どもを得ることの意味を学ぶ。 | |
9 | 第9 | 中華人民共和国について3 | 「ザ・カミングアウト―中国LGBTの叫び」を題材に、中国人にとって家族を作る、子どもを得ることの意味を考える。 | |
10 | 第10回 | 中華人民共和国について4 | 履修生が、中華人民共和国について発表する。テーマはどんなものでも構わない。資料を探し、現代中華人民共和国について知識をまとめ発表し、同時代人としての関心を深める。 | |
11 | 第11回 | 韓国・朝鮮について1 | 映画「金子文子と朴烈」を題材に、日韓併合時代の歴史について概観する。 |
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12 | 第12回 | 韓国・朝鮮について2 | 近年韓国ではフェミニズム小説が大流行している。チョ・ナムジュ「82年生まれ、金・ジョン」、「ヒョンナムオッパへ」、キム・へジン「娘について」を通して、現代の韓国女性をとりまく社会状況を解説する。 | |
13 | 第13回 | 韓国・朝鮮について3 | 履修生が、韓国・朝鮮について発表する。テーマはどんなものでも構わない。資料を探し、現代韓国・朝鮮について知識をまとめ発表し、同時代人としての関心を深める。 | |
14 | 第14回 | 韓国・朝鮮について4 | 履修生が、韓国・朝鮮について発表する。テーマはどんなものでも構わない。資料を探し、現代韓国・朝鮮について知識をまとめ発表し、同時代人としての関心を深める。 | |
15 | 第15回 | まとめとふりかえり | 前期の講義と自己の研究をふり返る。 | |
16 | 第16回 | |||
17 | 第17回 | |||
18 | 第18回 | |||
19 | 第19回 | |||
20 | 第20回 | |||
21 | 第21回 | |||
22 | 第22回 | |||
23 | 第23回 | |||
24 | 第24回 | |||
25 | 第25回 | |||
26 | 第26回 | |||
27 | 第27回 | |||
28 | 第28回 | |||
29 | 第29回 | |||
30 | 第30回 |