シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2023/05/11 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
生理学特殊講義/Special Topics of Physiology
授業コード
/Class Code
K010021001
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
博士/
年度
/Year
2023年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
通年集中/FULL-YEAR INTENSIVE
曜日・時限
/Day, Period
他/OTHERS
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
佐々木 康人/SASAKI YASUTO
科目区分
/Course Group
食品薬品総合科学研究科 【食品薬品総合科学専攻】/食品薬品総合科学研究科 【食品薬品総合科学専攻】
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
佐々木 康人/SASAKI YASUTO 栄養学部/Nutrition
授業の方法
/Class Format
【対面授業(講義)】
授業の目的
/Class Purpose
本授業を学ぶ上で、人体の構造と機能特殊講義Ⅰ、人体の構造と機能特殊講義Ⅱ、人体の構造と機能特殊講義Ⅲを履修して置くことが必須である。これらの特殊講義を理解していることを踏まえてさらに新しい知見を含む生理学を講義を展開する。また、本授業は、本研究科のDPである「栄養、食品、薬品、医療の分野に関して、最先端の高度な知識を修得し、研究対象や研究方法を自ら見出し、展開する研究遂行能力を獲得する」に基づいている。
到 達 目 標
/Class Objectives
生理学特殊講義を学習する上で、学部で学んだ解剖生理学や人体の構造機能Ⅰ、Ⅱ、Ⅲを履修しておくこと。それに基づいて本生理学特殊講義を学習していく。生理学特殊講義は、本学のDPである「 栄養学に基づいた疾病予防および健康増進に必要な 専門分野の高度な知識を修得して、課題を解決する 能力を有する。」に基づいて、
①本講義で学んだ最新の生理学の内容について説明できる。
②本講義で学んだ病態生理学とその内容について説明できる。
③本講義で学習した内容を自分の研究課題や考察について応用できる。
授業のキーワード
/Keywords
細胞生物学、組織学、解剖、生理学、病理学、病態生理学
授業の進め方
/Method of Instruction
主に予め指定する教科書(邦文、英文)や邦文・英文のプリントを使用して授業を行う。
主内容として、American Physiological Societyから送付される冊子やReviewを用いて授業を進めていく。

履修するにあたって
/Instruction to Students
この授業は、人体の構造と機能特殊講義Ⅰ、Ⅱを履修しておくことが望まれる。また、本講義では、学部で履修したレベルの正常及び疾病における人体の病態生理学と疾病の病態について理解しておかなければならない。
特に、た細胞生理学、生理学、組織学、解剖学、病理学、病態生理学についてよく予習・復習しておくことが必要である。
授業時間外に必要な学修
/Expected Work outside of Class
毎回の授業の予習、テキストの読解
毎回の授業の復習
合わせて3時間/日
提出課題など
/Quiz,Report,etc
毎回課している授業のレポート提出
課題プリント(適宜)
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
授業の取り組み(授業中の質疑応答、討論など;20%)と提出物(課題等)(80%)で評価を行う。
テキスト
/Required Texts
標準生理学 第9版 (Standard Textbook) 単行本 – 2019 本間研一著
医学書院、¥13.200

ガイトン生理学 原著第13版 単行本(ソフトカバー) – 2018、John E. Hall (著)
Elsevier、¥16.500

ハマー&マクフィー 疾患の病態生理(臨床医学入門 原書7版)
國分 眞一朗、 中山 智祥監訳
丸善出版 ¥14,300(税込)
(Langeシリーズの病態生理学の教科書)
参考図書
/Reference Books
病気が見えるシリーズ Medic Media
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回  オリエンテーション
 
オリエンテーション:本授業で学習する内容の紹介、本授業の使用する教科書、プリント等についての説明、本授業の授業計画についてなど。
疾病の概念
疾病の発生機構
病理学的研究法
病理学の歴史
2 第2回 病理学総論(1) 細胞傷害について
1. 変性の原因、形態、結果
2. 壊死の原因、種類、形態
3. アポトーシスの原因、生物学的意義、形態、検出法
3 第3回 病理学総論(2) 細胞・組織の適応性変化・組織修復
1. 萎縮、肥大、増生、化生、異形成など
組織修復
1. 創傷治癒、肉芽、器質化、ケロイドなど
4 第4回 病理学総論(3) 炎症
炎症の定義
炎症における血管の反応
炎症における白血球の反応
炎症のメディエーター
炎症の経過
急性炎症
慢性炎症
5 第5回 病理学総論(4) 感染症・免疫
感染症総論
細菌感染症
ウイルス感染症
日和見感染
免疫
先天的免疫不全症候群、後天的免疫不全症候群 (AIDS)
免疫増殖性疾患
自己免疫病(臓器局在自己免疫病変)、自己免疫病(全身性)
6 第6回 病理学総論(5) 代謝障害
蛋白代謝の障害(アミロイドーシス)
糖代謝の障害(糖尿病)
脂質代謝の障害(高脂血症、動脈硬化症)
7 第7回 病理学各論(1) 循環障害
水分代謝、浮腫
鬱血、充血、出血
止血、凝固系
血栓、線維素溶解、Disseminated Intravascular Coagulation (DIC)
塞栓、梗塞
動脈硬化
粥状硬化症の病態生理
高血圧
血圧の調節機構、血圧調節の異常
高血圧、糖尿病に関わる血管病変の病態、成立機構、病理
ショック、Diffuse Alveolar Damage
種々の不全症(心不全、呼吸不全、肝不全、腎不全など)
8 第8回 病理学各論(2) 腫瘍
癌の発生と進展、転移、全身への影響、Paraneoplastic syndrome
化学発癌、内分泌発癌、環境発癌、ウイルス発癌
遺伝性癌、癌好発疾患、前がん病変、個体感受性
癌遺伝子・癌抑制遺伝子
9 第9回 病理学各論(3) 白血病、悪性リンパ腫の分類、発生機構
Myelodysplastic syndrome
種々の貧血
10 第10回 病理学各論(4) 染色体・遺伝子異常、
染色体・遺伝子異常の種類、発生原因
11 第11回 病理学各論(5) 環境要因および栄養障害による疾患
12 第12回 形態検査法(1) 各種染色法
形態観察法
組織、細胞
13 第13回 形態検査法(2) ③電子顕微鏡法
14 第14回 形態検査法(3) ④細胞学的検査法
15 第15回 形態検査法(4) 各種形態検査法のまとめ

科目一覧へ戻る