科目一覧へ戻る | 2023/07/31 現在 |
開講科目名 /Class |
西洋文化論専門講義Ⅰ |
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授業コード /Class Code |
J012011001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
修士/ |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
火4(前期)/TUE4(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
出水 孝典/DEMIZU TAKANORI |
科目区分 /Course Group |
〈西洋文化論〉 /COURSE OF WESTERN LANGUAGES AND CULTURES |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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出水 孝典/DEMIZU TAKANORI | 人文学科/Humanities |
授業の方法 /Class Format |
講義 |
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授業の目的 /Class Purpose |
この授業は、大学院人間文化学研究科のディプロマ・ポリシーである、2.自ら発見した問題に対して、広い視野に立ち、さまざまな角度から検討を加え、その研究成果を学界および社会に還元することができる。/ 3.将来にわたって文化と学問への関心をもちつづけ、多様な実践現場の人々と協働して、高い倫理観と専門性にもとづいた貢献を果たすことができる、に関連したものである。具体的には、英語や日本語の動詞を分析する際に用いることの出来る、Vendlerによって始められた語彙アスペクトの理論について学び、履修者が自ら収集した言語データに、その理論を援用した研究ができるようにすることが目的である。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
動詞の語彙アスペクトについて理解し、それを援用して言語データを分析した研究を行うことができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
動詞の語彙アスペクト |
授業の進め方 /Method of Instruction |
毎回少しずつ、出水孝典『語彙アスペクトと事象構造(上) ―時間特性を診る14 章―』を一緒に読み、そこで扱われている英語・日本語のデータについて検討・議論する。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
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授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
毎回、次回の授業で取り上げる部分に関してしっかり読むという形で予習し、できる限り理解してくる(60分)。また、授業後は、その回で学んだ内容に関してきちんと復習し、理解を定着させる(60分)。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
学期末に、授業で学んだ理論を用いて、自分の収集したデータを分析したレポートを提出してもらう。それに対してコメントを行う |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
授業中の検討・議論への参画70%、期末レポート30% |
テキスト /Required Texts |
出水孝典 (2023)『語彙アスペクトと事象構造(上) ―時間特性を診る14 章―』(開拓社叢書36) 東京:開拓社. ISBN: 978-4-7589-1831-2 |
参考図書 /Reference Books |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 導入 | テキストの「はじめに」を読みながら、語彙アスペクトとはどういうものか、動詞の意味分析はどのようにして行われてきたのかについて簡単に説明し、この授業で取り扱う理論の背景を紹介する。 | |
2 | 第2回 | 第1章・第2章 Vendlerの動詞分類(1)(2) | 「活動」「達成」「到達」「状態」というVendlerによって提唱された4種類の語彙アスペクトについて学ぶ | |
3 | 第3回 | 第3章 Vendlerの動詞分類(3) | 4種類の語彙アスペクトに関する判別テストの復習と整理をする | |
4 | 第4回 | 第4章 Smith のアスペクト理論(1) | Vendlerの理論を時間素性に基づき精緻化したSmithによる完了視点・未完了視点という概念を学ぶ | |
5 | 第5回 | 第5章 Smith のアスペクト理論(2) | 「活動」と「達成」に関してSmithの提示した時間図式を考える | |
6 | 第6回 | 第6章 Smith のアスペクト理論(3) | 「到達」に関してSmithの提示した時間図式を考える | |
7 | 第7回 | 第7章 Smith のアスペクト理論(4) | 「状態」に関してSmithの提示した時間図式を考える | |
8 | 第8回 | 第8章 Smith のアスペクト理論(5) | 「単一相」に関してSmithの提示した時間図式を考える | |
9 | 第9回 | 第9章 Smith のアスペクト理論(6) | 状況タイプ(=語彙アスペクト)と時間特性のまとめをする | |
10 | 第10回 | 第10章 Smith のアスペクト理論(7) | 状況タイプの時間図式と判別テストの関係について整理する | |
11 | 第11回 | 第11章 Croft のアスペクト理論(1) | Vendlerの語彙アスペクトを表示するために、Croftが導入したアスペクト線について見ていく | |
12 | 第12回 | 第12章 Croft のアスペクト理論(2) | アスペクト線モデルによる「状態」の分析を考える | |
13 | 第13回 | 第13章 Croft のアスペクト理論(3) | アスペクト線モデルによる「到達」の分析を考える | |
14 | 第14回 | 第14章 Croft のアスペクト理論(4) | アスペクト線モデルによる「活動」「達成」の分析を考える | |
15 | 第15回 | まとめ | 全体を振り返って、語彙アスペクトに関するまとめをする |