科目一覧へ戻る | 2023/07/31 現在 |
開講科目名 /Class |
東アジア文化論演習(1年次) |
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授業コード /Class Code |
J011971002 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
修士/ |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
通年/FULL-YEAR |
曜日・時限 /Day, Period |
火3/TUE3 |
単位数 /Credits |
4.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
中山 文/NAKAYAMA FUMI |
科目区分 /Course Group |
〈東アジア文化論〉 /COURSE OF EAST ASIAN LANGUAGES AND CULTURES |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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中山 文/NAKAYAMA FUMI | 人文学科/Humanities |
授業の方法 /Class Format |
対面授業 特別警報又は暴風警報発令の場合、本科目は通常授業時同様に休講とします。 時間や地域など取扱いの詳細は大学HPを確認してください。 連絡は fumi@human.kobegakuin.ac.jp |
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授業の目的 /Class Purpose |
この授業は主に人間文化学研究科ディプロマポリシーに示す「専門領域において十分な知識と技能を蓄積し、それを学問上の研究課題や実社会の諸問題に対して的確に応用することができる」能力の涵養を目指すものである。 東アジアにおける娯楽の発展について、時代と娯楽がどのように関係しているか、またどのように研究されているのかを論文から読み取る。 修士論文のテーマをきめ、執筆する。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
今年は中国建国73周年である。国家の成立とともに重要な役割を担いつつ、演劇はどのように 時代の変遷に伴走してきたのだろうか。中国の演劇は娯楽だけではなく、教育・啓蒙も担ってきた。他の娯楽はどうなのだろう?中国人は何を娯楽としてきたのだろう。男女による差はあるのか。娯楽を通して中国近代におけるジェンダーの諸様相を理解し、説明できるようになる。 到達目標としては: 中国における演劇の社会的役割について説明できるようになる。 中国の娯楽とジェンダーについて意見を述べることができる。 講義を通じて、中国近代史について興味を持つようになる。 中国や韓国のエンターテインメントについて、タイムリーな情報を収集する方法を獲得する。 またその過程を通して、自身の修士論文テーマを探し出すことを目標とする。 |
授業のキーワード /Keywords |
アジア・エンターテインメント・文学・演劇・台本 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
①日本で作成された文献や映像資料を通して、中国現代史を概括する。 ②中国のジェンダーと娯楽についた最新の論文を読む。 ③自分の選んだジャンルにおいて、日本の娯楽と比較をする。 ④授業の中から研究テーマを発見する。 ⑤長期休暇に研究テーマについて、フィールドワークを行う。 ⑥修士論文を執筆する。 すべての基礎は語学力であり、授業では中国語力・日本語力を高める学習を行う。 前期は、 研究テーマ確定のために、現代中国について多面的資料を読む。 その一環として、論文集『中国の娯楽とジェンダー』を読む。 後期は修士論文テーマを確定し、それに関した先行研究の資料を収集する。 その後、資料の分析や必要であればテーマに即したフィールドワーク調査を行う。 自分のテーマについて、的確な方法で発表する。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
コロナの影響で授業計画(進度、内容)が予定から多少変更される場合がある。その場合は、随時ラインで連絡する |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
中国を中心としたアジアに対して、多方面の興味や好奇心をもち自主的に勉強をすることが必要である。 予習復習に2時間以上必要。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
普段の発表から進捗状況をみながら、レポートを課す。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
普段の研究態度(50%)、語学学習(20%)、フィールドワークへの取り組みをレポートに課す(30%) レポート返却、講評。 |
テキスト /Required Texts |
『中国の娯楽とジェンダー』勉誠出版 2022年 |
参考図書 /Reference Books |
『中国ジェンダー史研究入門』 京都大学学術出版会 2018 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 研究倫理について | 大学院生として、心得ておくべき研究のルールやマナーについての知識を知る。 授業の内容、進め方の確認、成績評定等に関する確認と参考書案内等を行う。 |
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2 | 第2回 | 修士論文中間報告1 | これまでの研究状況を報告する | |
3 | 第3回 | 現代中国について概説1 |
中華人民共和国成立以後の歴史について、映像を見ながら解説する。 | |
4 | 第4回 | 現代中国について概説2 |
プロレタリア文化大革命についての概説.当時の小説や映像を通して、 1966-76年のリアルな姿を学ぶ。 |
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5 | 第5 | 現代中国について3 | 現代中国と娯楽について『中国の娯楽とジェンダー』が描く背景を考える。 | |
6 | 第6 | 修士論文研究報告2 | 修士論文テーマについて発表 |
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7 | 第7回 | 『中国の娯楽とジェンダー』① |
菅原慶乃「男装するモダンガールーー映画『化身姑娘』シリーズと女性観客」を読む。 |
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8 | 第8回 | 『中国の娯楽とジェンダー』② |
井口淳子「女性冒険家とラジオ放送ーー上海フランス租界のクロード ・リヴィエール」を読む |
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9 | 第9 | 『中国の娯楽とジェンダー』③ | 趙「上海租界のフランス語新聞が報じた中国映画とスターたち」を読む。 |
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10 | 第10回 | 修士論文研究報告3 | 修士論文について、中間発表。 | |
11 | 第11回 | 『中国の娯楽とジェンダー』④ | 江上幸子「『今代婦女』--中国初の女性向けグラフ誌」を読む | |
12 | 第12回 | 『中国の娯楽とジェンダー』⑤ |
須藤瑞代「つながる女性たちーー戦時期『上海婦女』を中心に」を読む |
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13 | 第13回 | 『中国の娯楽とジェンダー』⑥ |
横山政子「東北農村の『小喇叭』--有線放送と私的空間の集団化」を読む |
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14 | 第14回 | 修士論文研究報告4 | 修士論文の中間発表 |
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15 | 第15回 | 修士論文テーマの決定, 夏休みのフィールドワーク・文献講読の計画構想 |
修士論テーマを発表する。そのために必要な資料、フィールドワークの可能性について、指導教官と相談し、夏休みに読むべき文献、調査するべき資料、行うべきフィールドワークの計画を練り上げ、準備を行う。 | |
16 | 第16回 | 夏休み中の進展について | 夏休み中に行ったフィールドワークについて、発表する。 | |
17 | 第17回 | 修士論文研究報告5 | 先行研究の渉猟と自己のテーマについての熟考の上、修士論文について、テーマ、目的、研究の方法などを発表する。 | |
18 | 第18回 | 修士論文研究報告5-2 | 修士論文に直接関連するテーマに即した論文や文献を広く収集し、読み込む。 先行研究と比較しながら、自分の論文の目的を明確にする。論文の骨格を校正し、論理だてて考える。 |
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19 | 第19回 | 『中国の娯楽とジェンダー』⑦ | 星野幸代「上海の少女レビュー・ビジネスの隆盛と衰退ーー<見られる>性と身体表現」を読む | |
20 | 第20回 | 『中国の娯楽とジェンダー』⑧ | 須佐多恵「上海の白系ロシア詩人・ダンサー、ラリーサ・アンデルセンの半生」を読む | |
21 | 第21回 | 『中国の娯楽とジェンダー』⑨ |
中山文「姉妹の越劇ーー姚水娟・袁雪芬・尹桂芳の時代」を読む。 | |
22 | 第22回 | 修士論文研究報告6 | 修士論文について現状と構想を発表する。指導教官の意見を加えて、修正する。 | |
23 | 第23回 | 修士論文研究報告6-2 | 修士論文について現状と構想を発表する。指導教官の意見を加えて、修正する。 | |
24 | 第24回 | 修士論文執筆 | 修士論文を執筆する。指導教官の意見と添削を加えて、修正する。 | |
25 | 第25回 | 修士論文執筆 | 修士論文を執筆する。指導教官の意見と添削を加えて、修正する。 | |
26 | 第26回 | 修士論文執筆 | 修士論文を執筆する。指導教官の意見と添削を加えて、修正する。 | |
27 | 第27回 | 修士論文執筆 | 修士論文を執筆する。指導教官の意見と添削を加えて、修正する。 | |
28 | 第28回 | 修士論文発表会準備1 | 修士論文発表会の準備として作った原稿を添削する。 | |
29 | 第29回 | 修士論文発表会準備2 |
修士論文発表会の準備として、pptを使用したリハーサルを行う。 | |
30 | 第30回 | 後期演習のまとめ | 後期の演習と自己の研究をふり返り、修士論文発表会の準備を行う。 |