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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2024/03/07 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
政治思想史特殊講義/Advanced Lecture on the History of Political Thoughts
授業コード
/Class Code
J011821001
開講キャンパス
/Campus
ポートアイランド
開講所属
/Course
修士/
年度
/Year
2023年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
木1(後期)/THU1(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
佐藤 一進/SATO TAKAMICHI
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
佐藤 一進/SATO TAKAMICHI 法学部/Law
授業の方法
/Class Format
購読(対面)
授業の目的
/Class Purpose
本科目は、法学研究科のDPに示す、専攻分野における理論的・実践的論点の抽出と追求、また研究成果としての修士論文における一定の解決や方向性の提示を可能とする能力の涵養を念頭に、西洋政治思想史の必読文献を読み込むことで、基礎的な知識と思考の枠組みを習得し、自らのテーマに即した学術論文を構成する基礎力の獲得を目指す。具体的には、政治共同体(「国家」にとどまらない大小さまざまな枠組みがありうる)における共有物(公共物)としての時間を「歴史」と位置づけ、それを叙述し、記憶し、想像し、創造し、忘却し、想起する一連の営みを「政治」の本質の一つと仮定したうえで、近現代の政治思想史、ないし現代政治哲学の条件を考察する。
到 達 目 標
/Class Objectives
下記「テキスト」の項目に示した候補から、履修者各自の研究計画に基づいて履修者と協議のうえ、文献を確定し、それを購読することで、(1)西欧政治思想史の基礎知識と概略を理解できるようになること、および、(2)外国語(もっぱら英語を想定している)と日本語による学術的文章を正確に理解できるようになることを目指す。
授業のキーワード
/Keywords
政治哲学、政治思想、政治理論、歴史叙述、時間、感性、想像力、記憶、共和主義、自由主義、保守主義、政治経済学、啓蒙思想、商業社会、革命、文明
授業の進め方
/Method of Instruction
指定文献を丁寧に読み進める。全員での文献講読を進め、一定の学習範囲についての報告を各自が分担する。報告にあたってはレジュメの作成と配布を求める。各回は、担当者による報告と、参加者によるディスカッションで構成される。報告者のみならず、すべての参加者が事前に文献の指定範囲を精読していることが求められる。
履修するにあたって
/Instruction to Students
文献を厳密に読み、深く考え、旺盛に議論する主体性を求める。
授業時間外に必要な学修内容・時間
/Required Work and Hours outside of the Class
毎回の事前の読解を必要とする。予習には1回につき120分程度を要すると想定される。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
基本的には設けないが、状況に応じてレポートを課す場合がある。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
恒常的な授業への参加、随時の提出物、取り組みの意欲や姿勢を総合して評価する。
テキスト
/Required Texts
 H・アーレント『カント政治哲学の講義』濱田義文監訳、法政大学出版局、1987年
 S・ウォーリン『西欧政治思想史:政治とヴィジョン』尾形典男・福田歓一・他訳、福村出版、1994年
 A・ネグリ『構成的権力:近代のオルタナティヴ』斉藤悦則他訳、松籟社、1999年
 J・G・A・ポーコック『マキァヴェリアン・モーメント:フィレンツェの政治思想と大西洋圏の共和主義の伝統』田中秀夫・奥田敬・森岡邦泰訳、名古屋大学出版会、2008年
 M・フーコー『生政治の誕生 コレージュ・ド・フランス講義1978ー79年度』〈ミシェル・フーコー講義集成Ⅷ〉慎改康之訳、筑摩書房、2008年
 J・G・A・ポーコック『島々の発見:「新しいブリテン史」と政治思想』犬塚元監訳、名古屋大学出版会、2013年
 M・オークショット『歴史について、およびその他のエッセイ』中金聡他訳、風行社、2013年
 L・シュトラウス『自然権と歴史』塚崎智他訳、ちくま学芸文庫、2013年
 J・ロールズ『ロールズ政治哲学史講義Ⅰ・Ⅱ』斉藤純一他訳、岩波現代文庫、2020年
 Leo Strauss et. al., "History of Political Philosophy", The University of Chicago Press, 3rd edition, 1987
 J. G. A. Pocock, "Politics, Language, and Time: Essays on Political Thought and History", The University of Chicago Press, 1989
 Glenn Burgess, "The Politics of the Ancient Constitution: An Introduction to English Political Thought, 1603-1642", The Macmillan Press, 1992
 J. G. A. Pocock, "Political Thought and History: Essays on Theory and Method", Cambridge University Press, 2009
 Bruce J. Smith, "Politics and Remembrance: Republican Themes in Machiavelli, Burke, and Tocqeville", Reissued edition, Princeton University Press, 2014
 Elizabeth F. Cohen, "The Political Value of Time: Citizenship, Duration, and Democratic Justice", Cambridge University Press, 2018
*上記に列挙した他にも、履修者の関心に応じて文献候補が加えられることがある。
参考図書
/Reference Books
適宜指示する。
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 導入 授業の進め方について
2 第2回 選定文献(1) 文献読解と報告
3 第3回 選定文献(2) 文献読解と報告
4 第4回 選定文献(3)  文献読解と報告 
5 第5回 選定文献(4)   文献読解と報告
6 第6回 選定文献(5) 文献読解と報告 
7 第7回 選定文献(6)  文献読解と報告
8 第8回 選定文献(7)   文献読解と報告 
9 第9回 選定文献(8)   文献読解と報告
10 第10回 選定文献(9) 文献購読と報告
11 第11回 選定文献(10)  文献購読と報告 
12 第12回 選定文献(11)   文献購読と報告 
13 第13回 選定文献(12)  文献購読と報告
14 第14回 選定文献(13)   文献購読と報告 
15 第15回 選定文献(14)    前期の総括
16 第16回 選定文献(15)     文献購読と報告
17 第17回 選定文献(16)     文献購読と報告
18 第18回 選定文献(17)     文献購読と報告
19 第19回 選定文献(18)     文献購読と報告
20 第20回 選定文献(19)     文献購読と報告
21 第21回 選定文献(20)     文献購読と報告
22 第22回 選定文献(21)     文献購読と報告
23 第23回 選定文献(22)     文献購読と報告
24 第24回 選定文献(23)     文献購読と報告
25 第25回 選定文献(24)     文献購読と報告
26 第26回 選定文献(25)     文献購読と報告
27 第27回 選定文献(26) 文献購読と報告
28 第28回 選定文献(27)     文献購読と報告
29 第29回 選定文献(28)  文献購読と報告
30 第30回 選定文献(29) 年間を通じての総括

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