科目一覧へ戻る | 2024/03/07 現在 |
開講科目名 /Class |
行政法特殊講義Ⅱ/Advanced Lecture on Administrative Law Ⅱ |
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授業コード /Class Code |
J010831001 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
修士/ |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
通年集中/FULL-YEAR INTENSIVE |
曜日・時限 /Day, Period |
他(前期),他(後期)/OTHERS(SPR.),OTHERS(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
小川 一茂/OGAWA KAZUSHIGE |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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小川 一茂/OGAWA KAZUSHIGE | 法学部/Law |
授業の方法 /Class Format |
対面による演習形式 |
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授業の目的 /Class Purpose |
この科目は、法学研究科DPに示す、法的素養を身につけ、社会における各種の問題について法的思考に基づいた説得力ある解決指針を示すこと、公平性と客観性を重視した判断及び行動ができるようになることを目指し、以下に示すような学修を行うものである。 21世紀の現在、国(行政)と国民(市民)との関係は、変化の岐路に立たされている。そこで、こうした市民生活に対する国家の行政的介入について考えていく上で、個別具体的な行政活動に対する事前の行政手続・事後の救済手続(行政上の不服申立て)を対象に、その原理・原則、基礎的・一般的な理論や法制度を理解した上で、個別具体的な行政活動を分析し、その手続的適法性について検討できるようになること及び違法性・不当性を理由とした救済手続の利用を可能(かつ容易)にすることがこの授業の目的となる。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
①行政手続及び行政上の不服申立ての基礎概念や基本的な知識を理解し、それらについて説明できる。 ②①で理解した基礎知識等をもとに、それらを利用した論理的思考や議論ができる。 ③実際の行政活動に対して、①で理解した基礎知識等をもとに対応することができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
行政法 行政手続法 行政不服審査法 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
配付するプリントをもとに、六法を持参した上で、教員による解説・説明を行う。 演習形式を基本とし、質疑応答・グループ討論を行うなどして、上記到達目標の達成を図る。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
行政法の基礎的な概念についての知識は必須である。 演習中に私語や不規則発言等により演習の進行に著しい支障が生じると判断した場合は、退席を命じることがある。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
事前の予修としては、シラバス記載の内容及び教員が講義時に示した次回の講義内容について、自分自身で条文の確認や自己所有の関連資料・文献を読んでおくことが必要となる(おおむね1時間程度)。 講義後の学修としては、講義の内容を振り返り、不明な点は自分自身で調査するなどして、学修内容の理解・定着に努める(おおむね3時間程度)。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
授業計画に記載の通り、合計2回のレポートを貸す予定である。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
参加・取組状況(50%)及びレポート等の課題(50%)で評価を行う。 |
テキスト /Required Texts |
講義時に指示する。 |
参考図書 /Reference Books |
講義時に指示する。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 行政手続(1) | 行政活動において事前の行政手続が求められる根拠等を説明する。 | |
2 | 第2回 | 行政手続(2) | 行政手続法に定める行政手続について説明する。 | |
3 | 第3回 | 行政手続(3) | 行政手続法に定める行政手続について説明する。(前回の続き) | |
4 | 第4回 | 行政手続(4) | 行政手続法に定める行政指導のルールについて説明する。 | |
5 | 第5回 | 行政手続(5) | 平成26年の法改正及び行政手続をめぐる裁判例を説明する。 | |
6 | 第6回 | 行政手続(6) | 行政手続をめぐる裁判例を説明する。(前回の続き) | |
7 | 第7回 | 行政手続(7) | 受講生の提案に基づき、行政手続のより実践的な事例を検討する。 | |
8 | 第8回 | 第1回レポート作成 | 第1回目のレポート作成を行う。 | |
9 | 第9回 | 行政救済の全体像 | 行政救済制度の全体像について概観する。 | |
10 | 第10回 | 行政上の不服申立て(1) | 行政上の不服申立て制度の概要及び特徴を説明する。 | |
11 | 第11回 | 行政上の不服申立て(2) | 行政上の不服申立て制度を使用する際の条件を説明する。 | |
12 | 第12回 | 行政上の不服申立て(3) | 行政上の不服申立て制度の審理手続・裁決について説明する。 | |
13 | 第13回 | 行政上の不服申立て(4) | 行政上の不服申立てをめぐる裁判例を説明する。 | |
14 | 第14回 | 行政上の不服申立て(5) | 受講生の提案に基づき、行政救済のより実践的な事例を検討する。 | |
15 | 第15回 | 第2回レポート作成 | 第2回目のレポート作成を行う |