科目一覧へ戻る | 2024/01/18 現在 |
開講科目名 /Class |
会計学特殊講義/Advanced Lecture on Accounting |
---|---|
授業コード /Class Code |
J010671001 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
修士/ |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
通年/FULL-YEAR |
曜日・時限 /Day, Period |
火2(前期),火2(後期)/TUE2(SPR.),TUE2(AUT.) |
単位数 /Credits |
4.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
島永 和幸/SHIMANAGA KAZUYUKI |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
島永 和幸/SHIMANAGA KAZUYUKI | 経営学部/Business Administration |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
この科目は、経済学研究科のDPに示す、経済学・経営学に関する高度な専門知識を有し、修得した高度な専門知識を社会に向けて的確かつ簡明に伝えることができるよう総合的に学修することを目指す。本講義は、知的資産の会計と人的資本の会計に関する理論と実践を踏まえて、最新の企業レポーティングとしての統合報告について、その基本的考え方と仕組みを理解し、具体的事例に関心をもって接し、適切なコメントができるようになることを目的とする。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
知的資産の会計や人的資本の会計に関する基本的考え方について説明できる。(知識・理解)、知的資産の会計や人的資本の会計に関して意見を述べることができる。(技能・表現) |
授業のキーワード /Keywords |
知的資産の会計、人的資本の会計、統合報告 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
講義中心の授業であるが、対話式の授業方式を重視し、受講生からの意見や疑問点について自発的な発言を求める。受講者がレジュメを作成して、報告することを求める場合がある。必要に応じて、レポート課題を提出することを求める。状況に応じて、進捗度や授業内容を調整することがある。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
2年次に履修することを想定している。 1年次に、「財務会計論特殊講義」を履修済であることが望ましい。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
事前学習として、テキストを読み込んでおくこと。(目安として1時間)、レジュメの作成やレポート課題の作成を求めることがある。(目安として2時間) |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
レジュメの作成や与えられた課題に対するレポートを作成し、提出すること。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
授業中の質疑・発表50%、レポート50%を基礎として、総合的に勘案して評価する。 |
テキスト /Required Texts |
・古賀智敏『知的資産の会計<改訂増補版>』千倉書房、2012年、3,888円。 ・島永和幸『人的資本の会計-認識・測定・開示-』同文舘出版、2021年、4,290円。 |
参考図書 /Reference Books |
・古賀智敏(責任編集)・池田公司(編著)・沖野光二・島永和幸・戸田統久・付馨・島田佳憲(共著)『統合報告革命-ベスト・プラクティス企業の事例分析』税務経理協会、2015年、3,996円。 ・古庄修編『国際統合報告論-市場の変化・制度の形成・企業の対応-』同文舘出版、2018年、3,888円。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | イントロダクション | 授業の目的、到達目標、授業の進め方、成績評価方法・基準について理解する。 | |
2 | 第2回 | 知的資産会計の生成基盤(1) | 知的資産会計の対象と視点を理解する。 | |
3 | 第3回 | 知的資産会計の生成基盤(2) | 知的資産会計の生成基盤を理解する。 | |
4 | 第4回 | 知的資産会計の生成基盤(3) | ナレッジ型経済と知的資産マネジメントを理解する。 | |
5 | 第5回 | 知的資産会計の理論的枠組み(1) | 知的資産会計の論点と課題を理解する。 | |
6 | 第6回 | 知的資産会計の理論的枠組み(2) | 知的資産の資産性と認識可能性を理解する。 | |
7 | 第7回 | 知的資産会計の理論的枠組み(3) | 知的資産の評価と公正価値会計を理解する。 | |
8 | 第8回 | 知的資産会計の理論的枠組み(4) | ブランドの認識と評価を理解する。 | |
9 | 第9回 | 知的資産会計の理論的枠組み(5) | 知的資産とナレッジ型会計のゆくえを理解する。 | |
10 | 第10回 | 知的資産の戦略的利用と資金調達(1) | 知的資産の戦略的利用と金融機関の資金調達スキームの枠組みを理解する。 | |
11 | 第11回 | 知的資産の戦略的利用と資金調達(2) | 知的財産権と担保融資の構造を理解する。 | |
12 | 第12回 | 知的資産の戦略的利用と資金調達(3) | ベンチャー・キャピタルと知的資産情報の有用性を理解する。 | |
13 | 第13回 | 知的資産のレポーティングと知的資産報告書(1) | 知的資産情報の拡充化と知的資産報告書を理解する。 | |
14 | 第14回 | 知的資産のレポーティングと知的資産報告書(2) | 知的資産のマネジメントとレポーティングを理解する。 | |
15 | 第15回 | 知的資産のレポーティングと知的資産報告書(3) | 知的資産のレポーティングと知的資産報告書を理解する。 | |
16 | 第16回 | 知的資産のレポーティングと知的資産報告書(4) | 知的資産のレポーティングと知的財産報告書を理解する。 | |
17 | 第17回 | 知的資産のマネジメントと測定・開示(1) | 未来価値創造と知的資産報告書を理解する。 | |
18 | 第18回 | 知的資産のマネジメントと測定・開示(2) | 無形財と新測定アプローチを理解する。 | |
19 | 第19回 | 知的資産のマネジメントと測定・開示(3) | ハイテク産業と知的資産レポーティングを理解する。 | |
20 | 第20回 | 統合報告登場の背景 | 統合報告登場の背景を理解する。 | |
21 | 第21回 | IIRCの統合報告フレームワーク | IIRCの統合報告フレームワークを理解する。 | |
22 | 第22回 | 人的資本の会計(1) | 人的資本の会計の基本的視座を理解する。 | |
23 | 第23回 | 人的資本の会計(2) | 人的資本の資産性と公正価値測定を理解する。 | |
24 | 第24回 | 人的資本の会計(3) | 負債パースペクティブと人的資本の使用権モデルに基づく認識アプローチを理解する。 | |
25 | 第25回 | 人的資本の会計(4) | 自己創設無形資産会計と人的資本への適用可能性を理解する。 | |
26 | 第26回 | 人的資本の会計(5) | コスト・アプローチと人的資本の認識・測定―CAREモデルとTDLモデルの人的資本への適用を理解する。 | |
27 | 第27回 | 人的資本の会計(6) | 人的資本としての個人のれんの識別と評価 | |
28 | 第28回 | ケーススタディ(1) | 統合報告実施企業の事例分析を行う。(1) | |
29 | 第29回 | ケーススタディ(2) | 統合報告実施企業の事例分析を行う。(2) | |
30 | 第30回 | 本講義のまとめ | 全体のまとめを行う。 |