科目一覧へ戻る | 2023/07/26 現在 |
開講科目名 /Class |
社会福祉調査研究 【総リ/修士】/Introduction to Social Work Research |
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授業コード /Class Code |
J010441001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
修士/ |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
木6(後期)/THU6(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
九十九 綾子/TSUKUMO AYAKO |
科目区分 /Course Group |
〈専門科目〉 (必修科目)/〈専門科目〉 (REQUIRED) |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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糟谷 佐紀/KASUYA SAKI | 社会リハビリテーション学科/Social Rehabilitation |
九十九 綾子/TSUKUMO AYAKO | 社会リハビリテーション学科/Social Rehabilitation |
橋本 力/hashimoto chikara | 社会リハビリテーション学科/Social Rehabilitation |
古井 克憲/FURUI KATSUNORI | 総合リハビリテーション学部/Rehabilitation |
授業の方法 /Class Format |
講義、演習 |
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授業の目的 /Class Purpose |
この科目は総合リハビリテーション学部のDPに掲げる、人と社会を見据える広く深い学識を備え、教育・研究・高度な専門職を担うための知識と技能を身につけることを目指す。 社会福祉領域の調査では、援助技術としての調査法であることを念頭に、調査の趣旨と適切性を判断する能力が必要とされる。 本講義では社会福祉領域の調査であることを意識しながら、受講生各自の研究テーマの下に実証研究の研究法として、社会福祉調査を実施するための調査の企画・設計方法や知識を学び、調査で得られたデータ分析として統計的手法を身に付けること、並びに質的研究方法の理解を深め、基礎的なデータ分析のスキルを獲得することを目的とする。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
1.さまざまな調査報告に関心を持ち、統計資料を収集できる。(態度・習慣、技能) 2.官庁統計などの統計データを読み取ることができる。(技能) 3.量的・質的調査の基礎的作業について説明できる。(知識) 4.量的・質的調査の基礎的作業ができる。(技能) 5.ExcelやSPSSを用いて、アンケート調査の分析ができる。(知識、技能) |
授業のキーワード /Keywords |
社会調査、量的調査、質的調査 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
講義形式で説明するとともに、パソコンを用いた演習形式で行う。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
Excelの簡単な操作を習得しておくことが望ましい。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
事前学習として、関連書籍や資料を読んでキーワードを確認し、レポートにまとめてください。(60分程度) 事後学習として、授業の内容を整理し、知識が定着するよう復習してください。技術面については反復練習をしてください。(60分程度) |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
各教員より授業中に課題についての指示がある。提出課題については各教員より講評を行う。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
各教員の評価(課題への取り組み50%、レポート50%)の合計で評価する。 |
テキスト /Required Texts |
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参考図書 /Reference Books |
「SPSSでやさしく学ぶアンケート処理 第5版」東京図書 石村友二郎、加藤千恵子、他 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | オリエンテーション | 援助技術としての社会福祉調査、実証研究の研究法としての調査、両者の共通点と相違点を整理し、調査の倫理的な面での配慮について理解する。 | |
2 | 第2回 | データの集計と分析 | データの集計・分析における基本としての記述統計を理解する。 | |
3 | 第3回 | 推定と検定の考え方 | 記述統計の次に集計・分析の際の前提となる推定と検定の考え方を理解する。 | |
4 | 第4回 | 帰無仮説の棄却 | 仮説検証の際に用いる帰無仮説とその棄却の手続きについて理解する。 | |
5 | 第5回 | 社会福祉調査の設計 問題設定と仮説の構築 | 社会福祉調査の設計における問題(テーマ)設定と仮説の構築について理解を深める。 | |
6 | 第6回 | 調査対象の選定とデータの収集 | 調査の目的と分析にとって適切な調査対象の選定方法とデータの収集について理解する。 | |
7 | 第7回 | 尺度と尺度の開発 測定の妥当性と信頼性 | 社会調査で用いられる尺度について学び、尺度の開発に必要な「測定の妥当性と信頼性」を理解する。 | |
8 | 第8回 | 調査票の作成方法 質問文の作成と選択肢の設定 | 質問文の作成と選択肢の設定について理解する。また、調査対象者が回答しやすく、回答、回収率の改善につながる工夫を学ぶ。 | |
9 | 第9回 | 量的調査におけるデータ分析 | データの入力、コーディング、矛盾データの確認など、データ分析までの準備について学ぶ。 | |
10 | 第10回 | 調査の分析方法 | アンケート調査の内容に応じた分析方法を学ぶ。(主にクロス集計表、独立性の検定) | |
11 | 第11回 | 調査結果のプレゼンテーション | アンケートデータの分析で得られた結果を、どのようなグラフで表現することが有効であるかを学ぶ。 | |
12 | 第12回 | 質的研究とは | 質的研究について量的研究との対比によって理解する。 | |
13 | 第13回 | 質的研究の方法 | インタビュー、参与観察など、質的研究が採用された論文を通して、質的研究の方法について理解する。 | |
14 | 第14回 | 質的研究の練習①データ分析の方法 | 質的データを実際に分析することを通して、データ分析の方法について学ぶ。 | |
15 | 第15回 | 質的研究の練習②結果のまとめ方 | データ分析の結果のまとめ方を知る。 |