科目一覧へ戻る | 2023/07/31 現在 |
開講科目名 /Class |
心理支援に関する理論と実践/Theory and Practice of Psychological Support |
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授業コード /Class Code |
J009741001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
修士/ |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
金2(後期)/FRI2(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
越川 陽介/KOSHIKAWA YOSUKE |
科目区分 /Course Group |
〈公認心理師必須科目〉 (講義科目)/〈REQUIRED FOR LICENSED PSYCHOLOGISTS〉 (LECTURES) |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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越川 陽介/KOSHIKAWA YOSUKE | 心理学部/Psychology |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
この授業は、大学院心理学研究科修士課程専攻の学生を対象に開講される公認心理師必須科目である。心理学研究科のDP1に示す「公認心理師の主要5分野等で心理学の専門性を必要とする職業を担うための広い視野に立つ心理学の専門的知識・技能」を学ぶこと、DP3の「心理学の理論と実践を相互に関連づけることで、諸分野の今日的課題の解決の方法を見出すこと」、さらにDP4の「高い倫理性と強固な責任感を持って多様な人々と協働し、研究や職務において主体的な役割を果たすこと」を学ぶことを目指す。 この科目は、①力動論に基づく心理療法の理論と方法、②行動論・認知論に基づく心理療法の理論と方法、③その他の心理療法の理論と方法、④心理に関する相談・助言・指導等への上記①から③の応用について講義とロールプレイによって理解を深める。この科目を通じ、それぞれの技法の基本的知識と技術を修得し、心理に関する支援を要する者の特性や状況に応じた適切な支援方法の選択・調整ができるようになることを目的とする。 なお、この科目担当者は、医療・産業・教育領域で心理専門職として仕事をしてきた、実務経験のある教員である。従って、実習においては心理専門職の現場での実際の関わり方についても細かく言及しながら、より実践的な学びを目指す。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
・代表的な心理療法並びにカウンセリングの歴史、概念、意義及び適用について説明できる。 ・心理に関する支援を要する者の特性や状況に応じて適切な支援方法を選択・調整することができる。 ・心理療法やカウンセリングの適用の限界、要支援者等のプライバシーへの配慮について説明できる。 ・心理療法やカウンセリングで基盤となる傾聴に関する理論や実技について学び、自らその技能を高めるための基盤を構築することができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
心理支援、傾聴 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
受講生が文献を調べてまとめ、レジュメを作って発表し、参加者全員で共有討議する。また、ロールプレイなどの体験学習によって理解を深める。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
毎授業、ショートレポートの提出を求める。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
事前に伝える授業テーマについて、関連する文献や資料を読み、予習してから授業に臨むこと。(目安として2時間) 発表者は発表の準備をする。(目安として5時間) 授業後は授業の内容を復習し、次の授業に生かせるよう知識を整理しておく。(目安として2時間) |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
毎授業、ショートレポートの提出を求める。ショートレポートの書き方や評価ポイントは授業ごとに説明を行う。ショートレポートには質問や意見の記入も歓迎する。意見や質問についてのフィードバックは毎授業開始時に行う。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
課題の3分の2以上の提出をもって評価の対象とする。 授業への参加度40%、発表内容30%、ショートレポート30%として総合的に評価する。 |
テキスト /Required Texts |
テキストを指定します。できる限り購入して授業に臨んでください。 公認心理師 実践ガイダンス 2.心理支援 (公認心理師実践ガイダンス) 野島 一彦 岡村 達也 (監修), 小林 孝雄 (著), 金子 周平 (著) 木立の文庫 2019年 ISBN-13 : 978-4909862037 |
参考図書 /Reference Books |
授業内で適宜紹介する。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | オリエンテーション | 授業の進め方の説明 | |
2 | 第2回 | 心理面接の基礎知識 | 個人情報の保護やインフォームドコンセント、面接の構造等について学ぶ。 | |
3 | 第3回 | 力動論に基づく心理療法 |
力動論に基づく心理療法について学ぶ。 | |
4 | 第4回 | 行動論・認知論に基づく心理療法 |
行動論・認知論に基づく心理療法について学ぶ。 | |
5 | 第5回 | その他の心理療法1 | 人間性アプローチ・その他の心理療法・表現療法等について学ぶ。 | |
6 | 第6回 | 事例から学ぶ1 | 医療保健分野における事例から学ぶ。 | |
7 | 第7回 | 事例から学ぶ2 |
福祉分野における事例から学ぶ。 | |
8 | 第8回 | 事例から学ぶ3 |
教育分野における事例から学ぶ。 | |
9 | 第9回 | 事例から学ぶ4 |
司法・犯罪分野における事例から学ぶ。 | |
10 | 第10回 | 事例から学ぶ5 | 産業・労働分野における事例から学ぶ。 | |
11 | 第11回 | 傾聴について学ぶ1 | 傾聴の理論的背景を学ぶ(傾聴における追体験)。 ペアになり傾聴練習を行う。 |
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12 | 第12回 | 傾聴について学ぶ2 | 傾聴の理論的背景を学ぶ(EXPスケールに基づいた深まりの理解)。 ペアになり傾聴練習を行う。 |
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13 | 第13回 | 傾聴について学ぶ3 | 傾聴の理論的背景を学ぶ。 ペアになり傾聴練習を行う。 |
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14 | 第14回 | 傾聴について学ぶ4 | 逐語録からEXPスケールの評価とディスカッションを行う | |
15 | 第15回 | 傾聴について学ぶ5 | 逐語録からEXPスケールの評価とディスカッションを行う |