科目一覧へ戻る | 2023/07/31 現在 |
開講科目名 /Class |
心理的アセスメントに関する理論と実践/Theory and Practice of Psychological Assessment |
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授業コード /Class Code |
J009731001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
修士/ |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
金2(前期)/FRI2(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
小久保 香江/KOKUBO KAE |
科目区分 /Course Group |
〈公認心理師必須科目〉 (講義科目)/〈REQUIRED FOR LICENSED PSYCHOLOGISTS〉 (LECTURES) |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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小久保 香江/KOKUBO KAE | 心理学部/Psychology |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
本講義は、心理学研究科修士課程の学生(1年次)を対象に開講される選択科目である。医療・福祉・教育現場に携わる心理師にとって、患者やクライエントを査定することは必須の業務である。それゆえ、心理師の養成課程において、査定スキルを養うことは最重要ともいえる課題である。本講義は、国内の医療・福祉・教育機関で最も用いられるWechsler式知能検査(WAIS-Ⅳ等)を中心に実施方法の理解、実施の仕方、解釈理論の理解、査定結果のフィードバック文書の作成の仕方、クライエントへのフィードバックの仕方を修得する。 本講義は、心理学研究科修士課程のDPに示す、心理学の専門性を必要とする職業を担うための広い視野に立つ心理学の専門的知識・技能を身につける(DP1)ことを目的とする。この科目の担当者は,公認心理師の資格を有し,15年以上の臨床経験があり,現在も病院に勤務する実務経験のある教員です。時には,医療における心理学の役割についても言及しながら,深い学びへと繋げていきます。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
①Wechsler式知能検査を適切に実施し、正しくスコアリングすることができる。 ②Wechsler式知能検査の下位検査および下位因子について、第三者(クライエント等)に的確に解説することができる。 ③Wechsler式知能検査の結果に関するフィードバック文書を適切に作成することができる。 ④医療現場での心理アセスメントの流れについて理解できる。 |
授業のキーワード /Keywords |
知能検査、ロールシャッハテスト、公認心理師 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
検査の手続き、スコアリング、解釈に関する講義とともに、アセスメントの実施・解釈・フィードバック資料の作成などを行う。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
感染対策をとりながら心理検査の実施を行うことが求められます。心理検査実施の進み具合により、授業内容が一部変更することがあります。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
国家試験(公認心理師試験)への対策を考慮し、講義前後の時間を用い、本や資料を丹念に読み込むこと(目安2時間/週)。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
WAIS-Ⅳ・WISC-Ⅴおよびロールシャッハテストを実施し、その結果に関するフィードバック資料を提出することを求める。提出された資料に対して、コメントを返却する。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
全授業回数の3分の2以上の出席者のみが単位の認定・評価の対象になります。 公的な欠席届を提出した場合は原則として出席扱いとします。成績評価は、課題50%、出席状況および授業への参加態度の積極性50%で総合的に判断します。 課題内容の目的や要点の整理の仕方、方法の明確さなどについて適切に評価し、コメントを伝えます。 |
テキスト /Required Texts |
授業でお伝えします。 |
参考図書 /Reference Books |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | オリエンテーション | 本講義の内容、感染対策、授業の進め方、成績評価について説明します。 | |
2 | 第2回 | 知能検査WAIS‐Ⅳ① | WAIS-Ⅳの内容と実施方法について学ぶ。 | |
3 | 第3回 | 知能検査WAIS‐Ⅳ② | WAIS-Ⅳの下位検査の実施と下位因子の理解について学ぶ。 | |
4 | 第4回 | 知能検査WAIS‐Ⅳ③ | WAIS-Ⅳの下位検査の実施と下位因子の理解について学ぶ。 | |
5 | 第5回 | 知能検査WAIS‐Ⅳ④ | IQおよび群指数の算出、臨床的解釈について学ぶ。 | |
6 | 第6回 | 症例から学ぶ1 |
症例を通して、心理アセスメントを学ぶ。 | |
7 | 第7回 | 症例から学ぶ2 | 症例を通して、心理アセスメントを学ぶ。 | |
8 | 第8回 | 症例から学ぶ3 | 症例を通して、心理アセスメントのを学ぶ。 | |
9 | 第9回 | 症例から学ぶ4 | 症例を通して、心理アセスメントを学ぶ。 | |
10 | 第10回 | WISC-Ⅳ① |
WISC-Ⅳの実施方法と下位検査について学ぶ | |
11 | 第11回 | WISC-Ⅳ② | WISC-Ⅳの臨床的解釈について学ぶ | |
12 | 第12回 | ロールシャッハテスト① | ロールシャッハテストの内容と実施方法について学ぶ | |
13 | 第13回 | ロールシャッハテスト② | ロールシャッハテストの内容と実施方法について学ぶ。 | |
14 | 第14回 | ロールシャッハテスト③ | ロールシャッハテストの内容と実施方法について学ぶ。 | |
15 | 第15回 | 振り返り | これまでの講義の総括をします。 |