科目一覧へ戻る | 2023/07/31 現在 |
開講科目名 /Class |
司法・犯罪分野に関する理論と支援の展開/Theory and Applications of Psychology in Forensics and Criminology Area |
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授業コード /Class Code |
J009711001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
修士/ |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
月1(後期)/MON1(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
道重 さおり/MICHISHIGE SAORI |
科目区分 /Course Group |
〈公認心理師必須科目〉 (講義科目)/〈REQUIRED FOR LICENSED PSYCHOLOGISTS〉 (LECTURES) |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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道重 さおり/MICHISHIGE SAORI | 心理学部/Psychology |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
本科目では,司法・犯罪分野に携わる心理師に必要とされる,犯罪・非行に関する専門的知識について学ぶとともに,司法・犯罪心理臨床の実践に必要なアセスメントやアプローチの方法について具体的に学ぶことを目的とします。本科目は,心理学研究科修士課程ディプロマ・ポリシー1.3.4に関連します。なお,この科目は,公認心理師及び臨床心理士を有し、司法領域(警察・少年鑑別所・刑務所)で心理専門職としての実務経験が約14年ある教員が実践的観点から講義を行います。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
1.犯罪・非行,犯罪被害について基本的知識を身につける 2.司法・犯罪分野における問題に対して必要な心理に関する支援を学ぶ |
授業のキーワード /Keywords |
犯罪、司法、矯正、心理 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
授業は,配布資料等を用いて講義形式で行います。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
原則,遅刻・早退は認めません。毎回、出席確認を行います。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
各回毎の配布資料および講義中に説明した内容,提示した参考資料を確認してください。(目安として1時間) |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
授業回ごとに授業内容の理解度を確認する「理解度確認テスト」または小レポートを実施します。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
小テストや小レポート等50%、定期試験50%。 15回の授業の内、2/3以上を出席した学生を評価の対象とします。 遅刻・早退は欠席とみなします。やむを得ない事情に関しては、適宜相談してください。 |
テキスト /Required Texts |
参考図書:「犯罪行動の心理学」ジェームス・ボンタ&D.A.アンドリュース著(北大路書房) |
参考図書 /Reference Books |
必要に応じて,授業時に提示します。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 犯罪行動の心理学的理論背景と基礎知識 |
犯罪行動の心理学的理論背景について解説します。 |
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2 | 第 2回 | 犯罪行動の心理学的の実証的基礎 |
犯罪行動の実証的研究の手法について解説します。 |
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3 | 第3回 | 犯罪学理論から犯罪行動の心理学的見地 |
犯罪学的理論概説および犯罪行動の一般的パーソナリティ理論、認知社会的理論について解説します。 |
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4 | 第4回 | 犯罪行動の主要なリスク・ニーズ要因 |
犯罪行動のリスク要因とニーズについて解説します。 |
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5 | 第5回 | 反社会的パーソナリティ・パターンについて |
パーソナリティについて犯罪学的見地から解説します。 |
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6 | 第6回 | 犯罪・非行に関わる態度 |
犯罪行動に至る環境要因および態度について解説します。 |
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7 | 第7回 | アディクションへのアプローチ① |
薬物依存・アルコール依存・ギャンブル等依存の問題について説明します。 |
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8 | 第8回 | アディクションへのアプローチ② |
架空の事例を用いながら,薬物依存やアルコール依存からの回復に必要な支援について説明します。 |
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9 | 第9回 | アセスメント |
RNR原則について解説するとともに臨床的な鍵概念について解説します。 |
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10 | 第10回 | 犯罪行動の予測と犯罪者の処遇について |
リスクアセスメントおよびアプローチの実際について解説します。 |
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11 | 第11回 | 被害者支援① |
犯罪被害者が置かれる状況について,制度的・心理的な側面から説明します。 |
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12 | 第12回 | 被害者支援② |
被害者支援に携わる実務家の講話を聴き,臨床的理解を深めてもらいます。 |
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13 | 第13回 | ケーススタディ① |
受講者が犯罪に関する関心あるテーマを選び,先行研究をもとに必要なアセスメントやアプローチについて検討します。 |
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14 | 第14回 | ケーススタディ② |
第13回の検討結果を発表し,他の受講者との議論を通して,より良い働き掛けについて検討します。 |
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15 | 第15回 | 再犯防止 |
人はどのようにして立ち直るのか?多機関・他職種連携を中心とした再犯防止の取り組みについて説明します。 |