科目一覧へ戻る | 2023/07/31 現在 |
開講科目名 /Class |
言語文化論方法論Ⅱ(E)(2022年度以前入学生)/Methodology in Language and Culture Ⅱ(English) |
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授業コード /Class Code |
J008261001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
修士/ |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
水2(後期)/WED2(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
出水 孝典/DEMIZU TAKANORI |
科目区分 /Course Group |
〈言語文化論〉 /〈COURSE OF LANGUAGE AND CULTURE〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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出水 孝典/DEMIZU TAKANORI | 人文学科/Humanities |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
この授業は、この授業は、大学院人間文化学研究科のディプロマ・ポリシーである、2.自ら発見した問題に対して、広い視野に立ち、さまざまな角度から検討を加え、その研究成果を学界および社会に還元することができる。/ 3.将来にわたって文化と学問への関心をもちつづけ、多様な実践現場の人々と協働して、高い倫理観と専門性にもとづいた貢献を果たすことができる、に関連したものである。具体的には、英語の動詞を、日本語などの対応する動詞と比較・考察する際に必要となる、語彙意味論について学んでゆく。具体的には、影山太郎(1996)『動詞意味論』で展開されている、Vendlerのアスペクト分類を取り込んだ、語彙概念構造(lexical conceptual structure)に基づく理論について学び、履修者が自ら収集した言語データに、その理論を援用した研究ができるようにすることが目的である。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
動詞の語彙アスペクト、語彙分解に基づく動詞の語彙概念構造について理解し、それを援用して言語データを分析した研究を行うことができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
動詞の語彙アスペクト、語彙分解、語彙概念構造 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
毎回少しずつ、影山太郎『動詞意味論』を一緒に読み、そこで扱われている英語・日本語のデータについて検討・議論する。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
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授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
毎回、次回の授業で取り上げる部分に関してしっかり読むという形で予習し、できる限り理解してくる(60分)。また、授業後は、その回で学んだ内容に関してきちんと復習し、理解を定着させる(60分)。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
学期末に、授業で学んだ理論を用いて、自分の収集したデータを分析したレポートを提出してもらう。それに対してコメントを行う |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
授業中の検討・議論への参画70%、期末レポート30% |
テキスト /Required Texts |
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参考図書 /Reference Books |
影山太郎(1996)『動詞意味論』東京:くろしお出版. ISBN: 978-4874241301 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 導入 | 語彙意味論とはどういうものか、動詞の意味分析はどのようにして行われてきたのかについて簡単に説明し、この授業で取り扱う理論の背景を紹介する。 | |
2 | 第2回 | 序章 | 0.1.語彙意味論、0.2.日英語の動詞語彙と表現法を扱う | |
3 | 第3回 | 第1章 非対格性―ナル型動詞とスル型動詞―(1) | 1.1.非対格性の仮説を扱う | |
4 | 第4回 | 第1章 非対格性―ナル型動詞とスル型動詞―(2) | 1.2.日英語における非対格性の現れを扱う | |
5 | 第5回 | 第1章 非対格性―ナル型動詞とスル型動詞―(3) | 1.3.非対格性の普遍性と意味的性質を扱う | |
6 | 第6回 | 第2章 語彙概念構造―動詞の意味タイプ―(1) | 2.1.意味役割と述語分解を扱う | |
7 | 第7回 | 第2章 語彙概念構造―動詞の意味タイプ―(2) | 2.2.語彙的アスペクトによる動詞分類を扱う | |
8 | 第8回 | 第2章 語彙概念構造―動詞の意味タイプ―(3) | 2.3.事象の把握を扱う | |
9 | 第9回 | 第2章 語彙概念構造―動詞の意味タイプ―(4) | 2.4.語彙概念構造の基本形を扱う | |
10 | 第10回 | 第2章 語彙概念構造―動詞の意味タイプ―(5) | 2.5.語彙概念構造から項構造へのリンキングを扱う | |
11 | 第11回 | 第4章 自動詞と他動詞―使役主の取り付けと取り外し―(1) | 4.1.英語:能格動詞と非対格動詞のうち、4.1.1.能格動詞における反使役化までを扱う | |
12 | 第12回 | 第4章 自動詞と他動詞―使役主の取り付けと取り外し―(2) | 4.1.英語:能格動詞と非対格動詞のうち、4.1.2.能格動詞主語の二重役割を扱う。 | |
13 | 第13回 | 第4章 自動詞と他動詞―使役主の取り付けと取り外し―(3) | 4.1.英語:能格動詞と非対格動詞のうち、4.1.3.反使役化の意味的・認知的条件を扱う | |
14 | 第14回 | 第4章 自動詞と他動詞―使役主の取り付けと取り外し―(4) | 4.2.日本語の自動詞と他動詞のうち、4.2.2.他動詞から自動詞への転換までを扱う | |
15 | 第15回 | 第4章 自動詞と他動詞―使役主の取り付けと取り外し―(5)とまとめ | 4.2.日本語の自動詞と他動詞のうち、4.2.3.自動詞から他動詞への転換、4.3.まとめまでを扱ったのち、全体のまとめをする |