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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2023/07/31 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
社会構造論特殊講義Ⅱ(2022年度以前入学生)/Advanced Lecture on Social Structure Ⅱ
授業コード
/Class Code
J007401001
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
修士/
年度
/Year
2023年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
木2(後期)/THU2(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
三田 牧/MITA MAKI
科目区分
/Course Group
〈社会構造論〉 /〈COURSE OF SOCIAL STRUCTURE〉
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
三田 牧/MITA MAKI 人文学科/Humanities
授業の方法
/Class Format
対面授業(講義)
授業の目的
/Class Purpose
学問とは、正しい知を編み出す安定した営みと考えられがちですが、実際は、批判を受け、試行錯誤しながら作り上げられるものです。この講義では、人類学という学問、とくに民族誌をもとに、何がどのように明らかにされようとし、どんな問題があったかを検討します。この授業は人間文化学研究科ディプロマポリシーの「専門領域において獲得した知識と技能を学問上の研究課題や実社会の諸問題に対して的確に応用し、現代社会の多様な要求にこたえることができる。」をめざします。
到 達 目 標
/Class Objectives
人類学の民族誌執筆という学問的営為を客観的にとらえることができる。
授業のキーワード
/Keywords
民族誌
授業の進め方
/Method of Instruction
民族誌を多く読みます。積極的かつ主体的な参加を求めます。
履修するにあたって
/Instruction to Students
授業時間外に必要な学修
/Expected Work outside of Class
前もって、次の授業で読む民族誌の一部を読みます。
期末課題に向けた情報収集や文献調査と、期末課題の執筆をしてもらいます。(計60時間程度)
提出課題など
/Quiz,Report,etc
期末課題(小論文)を課します。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
授業での発言など主体的参加 40パーセント
期末課題 60パーセント

期末課題の成績評価基準:思考の深さ40パーセント/記述の適切さ 20パーセント/独自性 20パーセント/課題の理解 20パーセント
テキスト
/Required Texts
特に指定しません
参考図書
/Reference Books
随時紹介します
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 イントロダクション 人類学と民族誌 この授業における問いを提示します。人類学とはどのような学問か、概説します。
2 第2回 フレイザーが頭の中で考えた文化モデル。 フレイザー『金枝篇』について学びます。
3 第3回 氏と育ち論争 氏と育ち論争において、マーガレット・ミードの研究が果たした役割を学びます
4 第4回 ミードとサモア ミード『サモアの思春期』について学びます。
5 第5回 フリーマンの批判 フリーマン『マーガレット・ミードとサモア』について学びます。
6 第6回 フィールドワーク マリノフスキー『西大西洋の遠洋航海者』について学びます。
7 第7回 日本という他者1 ベネディクト『菊と刀』について学びます。
8 第8回 日本という他者2 ジョン・エンブリー『須恵村』について学びます。
9 第9回 日本という他者3 エラ・エンブリー『須恵村の女たち』について学びます。
10 第10回 サーリンズのハワイ サーリンズ『歴史の島々』について学びます。
11 第11回 オベセーケレの批判 オベセーケレ『キャプテン・クックの世伝』について学びます。
12 第12回 ギアツの求めたもの1 ギアツ『文化の読み方/書き方』について学びます。
13 第13回 ギアツの求めたもの2 ギアツ『文化の読み方/書き方』について学びます。
14 第14回 クリフォードの批判 クリフォード『文化を書く』について学びます。
15 第15回 民族誌をめぐる反省のあとに 『文化を書く』による衝撃のあとの人類学的状況について学びます。

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