科目一覧へ戻る | 2023/07/31 現在 |
開講科目名 /Class |
人間環境論方法論Ⅱ/Methodology in Human Environment Ⅱ |
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授業コード /Class Code |
J007061001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
修士/ |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
月2(後期)/MON2(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
三田 牧/MITA MAKI |
科目区分 /Course Group |
〈人間環境論〉 /〈COURSE OF HUMAN ENVIRONMENT〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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三田 牧/MITA MAKI | 人文学科/Humanities |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義) |
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授業の目的 /Class Purpose |
この講義では、異なる社会の他者や異文化へのまなざしをテーマとし、まなざしに潜む暴力について考えます。この授業は人間文化学研究科ディプロマポリシーの「将来にわたって文化と学問への関心をもちつづけ、多様な実践現場の人々と協働して、高い倫理観と専門性にもとづいた貢献を果たすことができる。」および人間行動論専攻ディプロマポリシー「広い学識と高度な専門知識ならびに適切な技能を用いて、現代社会の多様な要求にこたえることができる。」をめざします。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
異なる社会の他者や異文化へのまなざしに潜む暴力について気付くことができる。批判的思考力を高められる。 |
授業のキーワード /Keywords |
まなざしの暴力、批判的思考 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
自分の考えを記述、表明することが多いです。積極的かつ主体的な参加を求めます。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
|
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
期末課題に向けた情報収集や文献調査と、期末課題の執筆をしてもらいます。(計60時間程度) |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
授業後にリアクションペーパーの提出を求めます。また、期末課題(小論文)を課します。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
主体的参加 30パーセント リアクションペーパー 30パーセント 期末課題 40パーセント 期末課題の成績評価基準:思考の深さ40パーセント/記述の適切さ 20パーセント/独自性 20パーセント/課題の理解 20パーセント |
テキスト /Required Texts |
特に指定しません |
参考図書 /Reference Books |
随時紹介します |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 問題の射程 | 他者や異文化へのまなざしについて、身近な事例から考えます。 | |
2 | 第2回 | 沖縄「癒しの島」言説1 | 映画「ホテルハイビスカス」をもとに「沖縄=癒し」表象について考えます。 | |
3 | 第3回 | 沖縄「癒しの島」言説2 | 映画「ホテルハイビスカス」と原作の違いについて考えます。 | |
4 | 第4回 | 沖縄「癒しの島」言説3 | ドラマ「ちゅらさん」と、それが放送された時代背景について考えます。 | |
5 | 第5回 | 沖縄「癒しの島」言説4 | ドラマ「ちゅらさん」と、それが放送された時代背景について考えます。 | |
6 | 第6回 | 植民地主義 | 沖縄と、第7回から扱うミクロネシアに共通する問題である、植民地主義について学びます。 | |
7 | 第7回 | 日本のミクロネシア言説1 | 日本統治下ミクロネシアで書かれた小説『マリヤン』を、日本人の視点とモデルとなった女性の属するパラオの視点から考えます。 | |
8 | 第8回 | 日本のミクロネシア言説2 | 日本統治下ミクロネシアにおける「島民」へのまなざしについて学びます。 | |
9 | 第9回 | 日本のミクロネシア言説3 | 日本統治下ミクロネシアにおける「島民」へのまなざしについて学びます。 | |
10 | 第10回 | 日本のミクロネシア言説4 | パラオ親日言説について考えます。 | |
11 | 第11回 | アフリカ表象を考える1 | 映画「コイサンマン」をもとに、アフリカイメージについて考えます。 | |
12 | 第12回 | アフリカ表象を考える2 | 狩猟採集民社会について、民族誌をもとに学びます。 | |
13 | 第13回 | アフリカ表象を考える3 | 菅原和孝『もし、みんながブッシュマンだったら』という作品をもとにアフリカとの同時代性について考えます。 | |
14 | 第14回 | アフリカ表象を考える4 | 菅原和孝『もし、みんながブッシュマンだったら』という作品をもとにアフリカとの同時代性について考えます。 | |
15 | 第15回 | 問いを拓く | 自分たちが世界を見る目にかかっているバイアスについて考えます。 |