科目一覧へ戻る | 2023/07/26 現在 |
開講科目名 /Class |
研究法特論 【総リ/修士/土曜集中】/Research in Rehabilitation Science |
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授業コード /Class Code |
J006612001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
修士/ |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期集中/SPRING INTENSIVE |
曜日・時限 /Day, Period |
他(前期)/OTHERS(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
阪井 一雄/SAKAI KAZUO |
科目区分 /Course Group |
〈専門科目〉 (必修科目)/〈専門科目〉 (REQUIRED) |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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阪井 一雄/SAKAI KAZUO | 作業療法学科/Occupational Therapy |
春藤 久人/SHUNTOU HISATO | 理学療法学科/Physical Therapy |
備酒 伸彦/BISHU NOBUHIKO | 理学療法学科/Physical Therapy |
古田 恒輔/FURUTA TSUNESUKE | 作業療法学科/Occupational Therapy |
授業の方法 /Class Format |
講義及び演習 阪井担当分の最初の3回の講義はon demand の遠隔講義として行う。 阪井の担当分を含め、土曜日に時間割を張り付けているが、その時間に登校しても対面の講義はないので注意するように。 演習部分は、各指導教員と担当教員の指導の下に研究計画書を制作する作業となる。 |
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授業の目的 /Class Purpose |
本科目は、本研究科のディプロマポリシーの一つである「高い倫理性と責任感をもって研究に取り組む意欲と態度を身につける。」ことを目指している。 主題:理学療法と作業療法を根拠に基づいて実施(evidence-based practices)するにあたって、「エビデンスを探す」、「探したエビデンスを評価する。」、「現在のエビデンスに基づいて、自ら新しいエビデンスを作り出す。」「エビデンスを実際の治療に有効に利用する」ことができるようになる。 目標:生物学的な研究における実験結果の評価に始まり、臨床研究において留意しなければならないバイアス(偏倚)について理解し、二重盲検化無作為割付比較対象試験(Double Blinded Randomized Controlled Trial RCT)の意義や、RCTであっても、存在する可能性があるバイアスや、それを最小化するための方法論について、理解する。その上で、自らの実験計画を策定する上で、科学的な手法を用いて、最適な研究計画を立てることができ、また自分の立てた研究計画から得られる結論の限界についての考察できるようになる。 なお、この講義の主担当者は、医学博士であり、精神保健指定医、精神科専門医、老年精神医学会専門医、臨床心理士、公認心理師の資格を持っており、臨床医として34年の経験を持っている。その経験を活かした講義を行う。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
研究、特に臨床研究の基本的な方法論を学び理学療法、作業療法、リハビリテーション工学、精神科領域の各分野での研究の実際を学ぶことによって、各分野での研究方法、特に研究方法の妥当性や研究結果のから得られる結論の限界を理解することができるようになると共に、その中で、各自の研究内容と目的に最適な研究計画を検討することができるようになる。 |
授業のキーワード /Keywords |
実験計画 二重盲検無作為割付対照比較試験 バイアス |
授業の進め方 /Method of Instruction |
講義、グループディスカッション、実験等により様々な研究方法を実地で学習する。 各論では,入試出願書類の「研究計画書」をもとに,研究指導教員および本科目担当教員(各自の研究領域と関連する,または当該領域のコメントを得たい教員)とともに,各自の研究計画を見直し,夏季中間発表会に向け,研究計画書・進捗状況報告書を仕上げていく。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
積極的な参加を望むとともに、他の分野での研究やその方法についても興味を持って学ぶことを希望する |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
課題として研究計画書の見直し・作成または研究進捗報告書の作成課題を課すため,下記の中間発表会に向け,講義時間出の学習が必要である。このため、講義以外に週2時間程度の自習時間が必要となる。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
課題として研究計画書または研究進捗報告書の作成を課す。 研究進捗報告書については、研究進捗状況発表会において、担当教員を含む大学院教員からの意見を受け、指導教員と担当教員が評価する。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
研究計画書案または研究進捗報告書等の作成課題(8割)ならびに学習記録(2割)をもとに総合的に評価する。 |
テキスト /Required Texts |
特にテキストは定めない。講義に必要な資料は講義の際に配付する |
参考図書 /Reference Books |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 臨床研究の意義と理論、研究倫理 | 第1回から第3回 担当:阪井 一雄 臨床研究の目的、臨床研究にあっても必要な基礎研究の知識について学習する。 |
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2 | 第2回 | 研究デザイン(量的研究と質的研究) | 研究計画を立てるにあたって、研究で問題となるバイアスや、そのバイアスを避けるために必要な対策について検討します。 | |
3 | 第3回 | 文献の検索と批判的吟味 | 研究においてどのようにしてバイアスが出てしまうかといった点について、実際の例を見ながら考察します。 | |
4 | 第4回 | 各論 | 関連領域の研究例の紹介と各自の研究計画の見直し。(春藤 阪井 備酒 古田 坂本) | |
5 | 第5回 | 各論 | 関連領域の研究例の紹介と各自の研究計画の見直し。(春藤 阪井 備酒 古田 坂本) | |
6 | 第6回 | 各論 | 関連領域の研究例の紹介と各自の研究計画の見直し。(春藤 阪井 備酒 古田 坂本) | |
7 | 第7回 | 各論 | 関連領域の文献検索。(春藤 阪井 備酒 古田 坂本) | |
8 | 第8回 | 各論 | 関連領域の文献検索と批判的吟味。(春藤 阪井 備酒 古田 坂本) | |
9 | 第9回 | 各論 | 関連領域の文献検索と批判的吟味。(春藤 阪井 備酒 古田 坂本) | |
10 | 第10回 | 各論 | 各自の研究プロトコル作成。(春藤 阪井 備酒 古田 坂本) | |
11 | 第11回 | 各論 | 各自の研究プロトコル作成。(春藤 阪井 備酒 古田 坂本) | |
12 | 第12回 | 各論 | 各自の研究プロトコル作成。(春藤 阪井 備酒 古田 坂本) | |
13 | 第13回 | 各論 | 各自の研究計画・進捗状況報告書作成。(春藤 阪井 備酒 古田 坂本) | |
14 | 第14回 | 各論 | 各自の研究計画・進捗状況報告書作成。(春藤 阪井 備酒 古田 坂本) | |
15 | 第15回 | 各論 | 各自の研究計画・進捗状況報告書仕上げ。(春藤 阪井 備酒 古田 坂本) |