科目一覧へ戻る | 2024/01/18 現在 |
開講科目名 /Class |
ファイナンス論特殊講義/Advanced Lecture on Finance Theory |
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授業コード /Class Code |
J004031001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
修士/ |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
通年/FULL-YEAR |
曜日・時限 /Day, Period |
火1(前期),火1(後期)/TUE1(SPR.),TUE1(AUT.) |
単位数 /Credits |
4.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
林 隆一/HAYASI RYUUITI |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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林 隆一/HAYASI RYUUITI | 経済学部/Economics |
授業の方法 /Class Format |
演習形式 |
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授業の目的 /Class Purpose |
・本講義は、ファイナンス(資金調達)の視点から企業活動を理解する応用科目と位置づけられる。 ・DP(学位授与方針)の「経済学の学問領域の高度な研究方法をもって、自ら設定した課題を総合的に考察することができ」、コーポレートファイナンスの考え方を通し、「修得した高度な専門知識を社会に向けて的確かつ簡明に伝える」能力取得を目的とする。 なお、この授業の担当者は、機関投資家などで証券アナリストとして企業評価分析や資金運用等に19年間携わり、現在は上場企業の社外取締役を兼務する「実務経験のある教員」であり、より実践的な観点から上記の内容等を解説するものである。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
(1)企業の『ファイナンス(資金調達)』の基本的な体系を把握することができる(知識)。 (2)企業評価の手法を、実際の企業に適用し、企業価値ができる(技能)。 (3)講義を通して、企業ファイナンスの理論がどのように、ビジネスの現場で具体的に活用されているかイメージできる(態度・習慣)。 |
授業のキーワード /Keywords |
現在価値、DCF、企業価値(企業評価)、資本コスト(投資家の要求リターン)、企業経営、MM命題、M&A |
授業の進め方 /Method of Instruction |
講義は基本的に、テキスト『企業価値経営』の受講生による発表と、それに対する議論に沿って進めるが、受講者の理解度を考慮しながら、具体的な企業のケーススタディを取り上げていく。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
社会情勢の変化や受講生の理解動向を踏まえ、受講生と相談の上、授業計画は随時見直す可能性がある。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
授業時間以外で、テキスト『企業価値経営』の担当部分の(講義内での)発表準備、および、最終的に実際の企業に当てはめて企業分析レポートを作成する必要がある。 学修の目安となる時間は、平均的には予習復習で毎回3時間程度が必要となると考えられる |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
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成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
テキスト『企業価値経営』で学んだ企業価値評価の方法に基づいて、最終的に実際の企業に当てはめて作成した企業分析レポート60%、講義内でのテキスト発表内容40% |
テキスト /Required Texts |
『企業価値経営』伊藤 邦雄 (著)/日本経済新聞出版社(710ページ)2021年 (受講者と相談の上、変更する場合がある。受講希望者(検討中も含む)は、事前に確認すること。) |
参考図書 /Reference Books |
『経済学は生き抜く智剣』(第2版)神戸学院大学経済学部編の「企業ファイナス論」 『ファイナンス論・入門 (有斐閣コンパクト) 』俊野 雅司・白須 洋子・時岡 規夫 (著)/有斐閣 『コーポレートファイナンス入門〈第2版〉 (日経文庫)』砂川 伸幸 (著)/日本経済新聞出版社 『入門コーポレート・ファイナンス』島 義夫(著)/日本評論社、 『コーポレート・ファイナンス実務の教科書』松田 千恵子 (著)/日本実業出版社 『大学生のための人生とお金の知恵』金融広報中央委員会 (お金とは)『フェリックスとお金の秘密』ニコラウス ピーパー(著), Nikolaus Piper (原著)他/徳間書店 (お金とは)『MIND OVER MONEY 193の心理研究でわかったお金に支配されない13の真実』クラウディア・ハモンド (著), 木尾糸己 (翻訳)/あさ出版 (金融全般の入門)『1からのファイナンス』榊原茂樹, 岡田克彦(著)/碩学舎 (金融全般の入門)『金融論』(【ベーシック+】)家森信善(著)/中央経済社 (会計入門)『決算書はここだけ読もう』矢島雅己(著)/弘文堂 (会計入門)『Yahoo!ファイナンスで速攻決算書分析』坂本剛(著)/中央経済社 (会計)『グラフィック経営財務 (グラフィック経営学ライブラリ 8) 』境 睦 (編), 落合 孝彦 (編)/新世社 (初歩)『あれか、これか——「本当の値打ち」を見抜くファイナンス理論入門』野口真(著)/ダイヤモンド社 (新書)『ファイナンス プロが猿に勝てない不思議な話』山本和隆 (著)/日本経済新聞出版社 (入門)『[実況]ファイナンス教室 (グロービスMBA集中講義)』グロービス ・星野優(監)/PHP研究所 (入門)『この1冊ですべてわかる ファイナンスの基本』佐藤公亮(著)/日本実業出版社 (企業評価入門)『パンダをいくらで買いますか?』野口真(著)/日経BP社 (企業評価入門)『はじめての企業価値評価 (日経文庫)』砂川 伸幸 (著), 笠原 真人 (著)/日本経済新聞出版社 (企業評価)『企業評価論入門 』奈良 沙織 (著)/中央経済社 (企業評価・実務)『図解入門ビジネス最新企業価値評価の考え方と実践がよ~くわかる本』笠原真人(著)/秀和システム (企業評価・実務)『図解入門ビジネス最新企業価値評価の基本と仕組みがよ~くわかる本』バリュークリエイト/秀和システム (企業評価・実務)『図解入門ビジネス 最新コーポレートファイナンスの基本と仕組みがよ~くわかる本』松田千恵子 (著)/秀和システム (行動経済学)『ケースメソッドMBA実況中継 04 行動経済学』岩澤誠一郎 (著) ディスカヴァー・トゥエンティワン (社債)『入門 社債のすべて———発行プロセスから分析・投資手法と倒産時の対応まで』土屋 剛俊(著)/ダイヤモンド社 (応用)『ゼミナール企業価値評価』伊藤邦雄(著)/日本経済新聞出版社 (応用)『バリュエーションの教科書』森生明(著)/東洋経済新報社 (実務基礎)『ファイナンス思考 日本企業を蝕む病と、再生の戦略論 』朝倉 祐介 (著)/ダイヤモンド社 (実務基礎)『この1冊ですべてわかるコーポレートガバナンスの基本 』手塚 貞治 (著)/日本実業出版社 (実務応用)『入門 リアル・オプション』山本 大輔 (著), 刈屋 武昭 (監修)/東洋経済新報社 (実務応用)『トップアナリストがナビする金融の「しくみ」と「理論」』野﨑浩成(著)/同文舘出版 (実務応用)『まだ「ファイナンス理論」を使いますか?—MBA依存症が企業価値を壊す』手島直樹(著)/日本経済新聞 (全般・応用)『ファイナンスの哲学---資本主義の本質的な理解のための10大概念』堀内勉(著)/ダイヤモンド社 (全般)『企業価値の神秘』宮川壽夫(著)/中央経済社 (全般)『[新版]この1冊ですべてわかる 金融の基本』田渕 直也 (著)/日本実業出版社新版 (2019) |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | ガイダンス | 講義の全体像・評価方法などを説明し、講義進行について議論する | |
2 | 第2回 | 序章「価値思考が未来を変える」 | テキスト『企業価値経営』の序章「価値思考が未来を変える」に則して、企業価値創造の背景を理解する。 | |
3 | 第3回 | 第2章「企業価値評価のフレームワーク」 | テキスト『企業価値経営』の第2章「企業価値評価のフレームワーク」に則して、企業価値創造のフレームワークを学ぶ。 | |
4 | 第4回 | 第3章「財務諸表から読む企業活動」(1) | テキスト『企業価値経営』の第3章「財務諸表から読む企業活動」に則して、基本を学ぶ。 | |
5 | 第5回 | 第3章「財務諸表から読む企業活動」(2) | テキスト『企業価値経営』の第3章「財務諸表から読む企業活動」に則して、応用を学ぶ。 | |
6 | 第6回 | 第4章「戦略的ファンダメンタルズ分析」(1) | テキスト『企業価値経営』の第4章「戦略的ファンダメンタルズ分析」に則して、基本を学ぶ。 | |
7 | 第7回 | 第4章「戦略的ファンダメンタルズ分析」(2) | テキスト『企業価値経営』の第4章「戦略的ファンダメンタルズ分析」に則して、応用を学ぶ。 | |
8 | 第8回 | 第5章「経営戦略分析」(1) | テキスト『企業価値経営』の第5章「経営戦略分析」に則して、基本を学ぶ。 | |
9 | 第9回 | 第5章「経営戦略分析」(2) | テキスト『企業価値経営』の第5章「経営戦略分析」に則して、応用を学ぶ。 | |
10 | 第10回 | 第6章「会計戦略分析」(1) | テキスト『企業価値経営』の第6章「会計戦略分析」に則して、基本を学ぶ。 | |
11 | 第11回 | 第6章「会計戦略分析」(2) | テキスト『企業価値経営』の第6章「会計戦略分析」に則して、応用を学ぶ。 | |
12 | 第12回 | 第7章「[ケーススタディ]電機業界のファンダメンタルズ分析」(1) | テキスト『企業価値経営』の第7章「電機業界のファンダメンタルズ分析」に則して、ケーススタディの基本を学ぶ。 | |
13 | 第13回 | 第7章「[ケーススタディ]電機業界のファンダメンタルズ分析」(2) | テキスト『企業価値経営』の第7章「電機業界のファンダメンタルズ分析」に則して、ケーススタディの基本を学ぶ。 | |
14 | 第14回 | 第8章「企業価値とバリュエーション」(1) | テキスト『企業価値経営』の第8章「企業価値とバリュエーション」に則して、基本を学ぶ。 | |
15 | 第15回 | 第8章「企業価値とバリュエーション」(2) |
テキスト『企業価値経営』の第8章「企業価値とバリュエーション」に則して、応用を学ぶ。 | |
16 | 第16回 | 第9章「証券市場と企業評価」(1) | テキスト『企業価値経営』の第9章「証券市場と企業評価」に則して、基本を学ぶ。 | |
17 | 第17回 | 第9章「証券市場と企業評価」(2) | テキスト『企業価値経営』の第9章「証券市場と企業評価」に則して、応用を学ぶ。 | |
18 | 第18回 | 第10章「資本コストの測定と管理」(1) | テキスト『企業価値経営』の第10章「資本コストの測定と管理」に則して、基本を学ぶ。 | |
19 | 第19回 | 第10章「資本コストの測定と管理」(2) | テキスト『企業価値経営』の第10章「資本コストの測定と管理」に則して、応用を学ぶ。 | |
20 | 第20回 | 第11章「ピジョンの企業価値評価」(1) | テキスト『企業価値経営』の第11章「ピジョンの企業価値評価」に則して、企業価値評価のケーススタディの基本を学ぶ。 | |
21 | 第21回 | 第11章「ピジョンの企業価値評価」(2) | テキスト『企業価値経営』の第11章「ピジョンの企業価値評価」に則して、企業価値評価のケーススタディの基本を学ぶ。 | |
22 | 第22回 | 第12章「EVAバリュエーション」(1) | テキスト『企業価値経営』の第12章「EVAバリュエーション」に則して、基本を学ぶ。 | |
23 | 第23回 | 第12章「EVAバリュエーション」(2) | テキスト『企業価値経営』の第12章「EVAバリュエーション」に則して、応用を学ぶ。 | |
24 | 第24回 | 第13章「M&A戦略」(1) | テキスト『企業価値経営』の第13章に則して、M&Aの基本を学ぶ。 | |
25 | 第25回 | 第13章「M&A戦略」(2) | テキスト『企業価値経営』の第13章に則して、M&Aの応用を学ぶ。 | |
26 | 第26回 | 第14章「無形資産の価値評価と戦略的活用」 | テキスト『企業価値経営』の第14章「無形資産の価値評価と戦略的活用」に則して、基本を学ぶ。 | |
27 | 第27回 | 第15章 非財務・ESG情報 | テキスト『企業価値経営』の第15章に則して、非財務・ESG情報を学ぶ。 | |
28 | 第28回 | 第16章「青天の霹靂」 | テキスト『企業価値経営』の第16章「青天の霹靂」に則して、実際の企業の応用を学ぶ。 | |
29 | 第29回 | 第17章「価値思考」 | テキスト『企業価値経営』の第17章「価値思考」に則して、実際の企業の応用を学ぶ。 | |
30 | 第30回 | まとめ | さらなる企業価値創造について考える |