科目一覧へ戻る | 2024/01/18 現在 |
開講科目名 /Class |
北米経済論演習(1年次)/Seminar in North American Economy |
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授業コード /Class Code |
J002811001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
修士/ |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
通年/FULL-YEAR |
曜日・時限 /Day, Period |
金4(前期),金4(後期)/FRI4(SPR.),FRI4(AUT.) |
単位数 /Credits |
4.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
中村 亨/NAKAMURA TOORU |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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中村 亨/NAKAMURA TOORU | 経済学部/Economics |
授業の方法 /Class Format |
演習 |
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授業の目的 /Class Purpose |
大恐慌(Great Depression)、米国の所得格差(income inequality)、移民の米国における賃金、雇用、財政に与えるインパクト等を計量的手法で分析するための実証分析の方法を学ぶ。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
米国の経済成長と金融との相互依存をDSGEモデルにより研究し、経済政策の有効性を検討することができる。 米国中間層の没落の要因を①技術、②貿易、③政治の側面から理解することができる。 移民の米国に与える影響を計量的手法で分析することができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
大恐慌、中間層(middle class)、所得格差(income inequality) 、移民 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
毎回、計量経済学の習得とstataやmatlabのcodeを読み込む演習を行う。論文を中心に議論し、数式の展開も含め最先端のトピックを理解できるようにすすめていく。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
労働経済学、マクロ経済学及び計量経済学の基礎知識があることが望ましい。 |
授業時間外に必要な学修内容・時間 /Required Work and Hours outside of the Class |
課題となるテキストと副読本としてキンドルバーガーの『大不況下の世界 1929-1939』の通読が事前に必要である。 テキスト、副読本を事前学習として目安として2時間読んでおく。 授業時に指定された課題を事後学習として1時間で解く。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
重要なトピックについて数回の提出課題があります。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
提出課題の内容(100%)で評価する |
テキスト /Required Texts |
1)Essays on the Great Depression , by B. Bernanke, Princeton Univ. Press. (邦訳『大恐慌論』(日本経済新聞出版社) 2)『国家は破綻する』、カーメン・M ラインハート , ケネス・S ロゴフ著,日経BP 3)The Vanishing Middle Class, by Peter Temin, MIT Press. 4)Immigration Economics, by George Borjas, Harvard University Press. |
参考図書 /Reference Books |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | イントロダクション | 大恐慌と近年の世界金融危機を学ぶ意義 格差のメカニズムを学ぶ意義 移民の経済学を学ぶ意義 |
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2 | 第2回-第3回 | 大恐慌論の基礎 | バーナンキのEssays on the great Depression(第1章-第2章)を精読し、大恐慌論の基礎を学ぶ。 | |
3 | 第4回から第5回 | 大恐慌論の基礎 | バーナンキのEssays on the great Depression(第3章)を精読し、大恐慌論の基礎を学ぶ。 | |
4 | 第6回-第7回 | 大恐慌論の基礎 | バーナンキのEssays on the great Depression(第4章)を精読し、大恐慌論の基礎を学ぶ。 | |
5 | 第8回 | 移民の経済学 | Borjasの「Immigration Economics」(第1章)を精読し、移民の賃金・雇用・財政に与える効果に関する研究成果を修得する。 | |
6 | 第9回-第10回 | 移民の経済学 | Borjasの「Immigration Economics」(第2章)を精読し、移民の賃金・雇用・財政に与える効果に関する研究成果を修得する。 | |
7 | 第11回-第12回 | 移民の経済学 | Borjasの「Immigration Economics」(第3章)を精読し、移民の賃金・雇用・財政に与える効果に関する研究成果を修得する。 | |
8 | 第13回-第14回 | 移民の経済学 | Borjasの「Immigration Economics」(第4章)を精読し、移民の賃金・雇用・財政に与える効果に関する研究成果を修得する。 | |
9 | 第15回-第16回 | 移民の経済学 | Borjasの「Immigration Economics」(第5章)を精読し、移民の賃金・雇用・財政に与える効果に関する研究成果を修得する。 | |
10 | 第17回-第19回 | 移民の経済学 | Borjasの移民データベースを使った移民の賃金、雇用、財政に与える影響に関する実証分析(演習)を行う。 | |
11 | 第20回 | IT、ロボット、格差の分析 | Acemoglu & Autorの論文"Skills, Tasks, and Technologies: Implications for Employment and Earnings"(Handbook of Labor Economics Vol. 4)を精読して、米国における、IT、 ロボット、人工知能が雇用をどのように変容させるかを学ぶ。 | |
12 | 第21回-第23回 | IT、ロボット、格差の分析 | Acemoglu & Autorの論文"Skills, Tasks, and Technologies: Implications for Employment and Earnings"(Handbook of Labor Economics Vol. 4)を精読して、米国における、IT、 ロボット、人工知能が雇用をどのように変容させるかを学ぶ。 | |
13 | 第24回-第25回 | IT、ロボット、格差の分析 | Acemoglu & Restrepoの"The wrong kind of AI? AI and the future of labor demand"を精読してAIと雇用の最先端の分析を学ぶ。 | |
14 | 第26回-第27回 | IT、ロボット、格差の分析 | Acemoglu & Restrepoの"The wrong kind of AI? AI and the future of labor demand"を精読してAIと雇用の最先端の分析を学ぶ。 | |
15 | 第28回-第30回 | 格差の分析 | Pikettyの新著"Capital and Ideology"の第1章から第3章を読み、格差分析の最先端を学ぶ。 |