科目一覧へ戻る | 2023/07/21 現在 |
開講科目名 /Class |
教職実践演習(中・高教諭) (資格)/Final Seminar on Secondary Schools Teacher Preparation |
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授業コード /Class Code |
G001601001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
資格用科目/ |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
土1(後期)/SAT1(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
中村 健治/NAKAMURA KENJI |
科目区分 /Course Group |
【資格に関する科目】 〈教職課程に関する科目〉/*** COURSES FOR CERTIFICATION *** 〈TEACHER TRAINING COURSES〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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中村 健治/NAKAMURA KENJI | 人文学部/Humanities and Sciences |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義・演習・実習) |
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授業の目的 /Class Purpose |
本講座は、教職課程の他の科目や教職課程外での様々な活動を通して受講者自身が身に付けた様々な力が、教員として最小限必要な資質・能力として有機的に統合され、形成されたかについて最終的かつ総括的に確認するものであり、全学年を通じた「学びの軌跡の集大成」となるものである。受講生はこの科目の履修を通じて、将来教員となる上で何が課題であるのかを自覚し、必要に応じて不足している知識や技能等をを補い、その定着を図ることにより、教員生活をより円滑にスタートさせることを目的としている。 なお、この授業担当者は、神戸市立高等学校で地理歴史科公民科教諭・教頭・校長として、また、教育委員会事務局においては社会科・地理歴史科公民科の指導主事、特別支援教育課の指導主事も経験した実務経験のある教員である。学校現場や教育行政の現場の実態を踏まえ、より実践的な授業を行います。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
1.教育に対する使命感と情熱、高い倫理観と規範意識を持ち、真摯に教育課題と向き合い、自己の職責を果たそうとする姿勢が身に付いている。(態度・習慣) 2.教員を目指す身として、その職責や組織の一員としての自覚を持つことの必要性を理解し、目的や状況に応じた適切な言動をとり、他者と協働することができる。(技能、態度・習慣) 3.感性やコミュニケーション能力を磨き、子供の発達や心身状況に応じて、公正かつ受容的な態度で適切な指導を行うことができる。(知識、技能、態度・習慣) 4.専門教科・科目の知識や指導方法を習得し、生徒の興味・関心を高める教科指導を行うことができる。(知識、技能、態度・習慣) |
授業のキーワード /Keywords |
使命感 共感力 対応力 人間関係形成能力 生徒指導力 教科指導力 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
・講義も行うが、基本的には課題に対して受講者同士が討論・発表などを行う「主体的・対話的で深い学び」を意識した授業形態をとる。(グループワーク、ロールプレーイング、事例研究など) |
履修するにあたって /Instruction to Students |
・受講生が将来教員になることを前提に授業を行うので、「必ず教員になる」という強い意志と覚悟を持って授業に臨んでください。 ・授業に関係のない私語・スマホ操作・授業中の入退室は禁じます。 ・受講者同士の討論・発表など、受講者主体の授業となるので、積極的な姿勢で臨んでください。 ・教育実習時に使用した「教育実習日誌」や「学習指導案」、「履修カルテ」を活用する場合がありますので、準備しておいてください。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
・「履修カルテ」に基づいた教職課程ポートフォリオの作成 今まで履修した教職課程の科目について整理することによって、自己の課題を発見したり、自身の力量形成を紡ぎだすツールとなるため、是非取り組んでもらいたい。 ・第2回の講義時に自身の教育実習の概要について発表してもらうので、事前に教育実習日誌等で振り返りを行い、発表内容をまとめておくこと。 ・課題レポート作成、総括レポート作成 ・教育関係ニュース等の収集・分析 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
毎回の授業のリフレクションシート(出席票を兼ねる) 授業中に指示する課題レポート 授業総括レポート 授業記録シート |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
・定期考査は実施しない。 ・到達目標に照らして、どの程度達成できたかによって総合的に評価を行う。 毎回の授業のリフレクションシート(40%) 課題レポート(30%) 授業総括レポート(20%) グループワーク、意見発表など授業への積極的参加姿勢(10%) |
テキスト /Required Texts |
テキストは使用しない。 毎回必要な資料プリントを配付する。 |
参考図書 /Reference Books |
中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 社会編(文部科学省発行) 高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 地理歴史編(文部科学省発行) 中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 総則編 高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 総則編 生徒指導提要(令和4年12月 文部科学省発行) その他必要に応じて提示する |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | オリエンテーション | ・担当教員自己紹介 ・講義の狙いと概要、評価方法等の説明 |
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2 | 第2回 | 自己分析と課題設定 | ・自己紹介及び受講生自身が行った教育実習概要発表(各自3分以内) ・「履修カルテ」や「教育実習日誌」等を用いてこれまでの学修を振り返り、自己分析を行う。 ・自己分析結果を発表し、全体で共有する。 ・自己分析結果を踏まえ、各自の課題設定を行う。 |
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3 | 第3回 | 学校組織と教員の役割①(講義・演習) | ・教職の意義、学校組織と教員の役割と職務内容等について(講義) ・学校の果たす役割と課題について考える。(グループ討議・発表) ・教員として求められるものは何かについて考える。(グループ討議・発表) |
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4 | 第4回 | 学校組織と教員の役割②(講義・演習) | ・教職の意義、学校組織と教員の役割と職務内容等について(講義) ・学校の果たす役割と課題について考える。(グループ討議・発表) ・教員として求められるものは何かについて考える。(グループ討議・発表) |
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5 | 第5回 | 学級経営①(講義・演習・発表) | ・豊かな人間性を育てる学級経営について考える。 ・学級経営を進めるための基礎基本について理解する。 |
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6 | 第6回 | 学級経営②(講義・演習・発表) | ・学級経営案について理解し、作成演習を行うことによって、学級担任としての資質・能力を高める。 | |
7 | 第7回 | 学級経営③(講義・演習・発表) | 多岐にわたる学級経営上の視点を知り、円滑な学級運営を行う上での留意点や具体的な方策を理解する。 ・生徒との人間関係づくり、叱り方・ほめ方の事例研究 ・学級の組織づくり ・教室環境づくり |
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8 | 第8回 | 生徒理解と生徒指導①(講義・事例研究) | ・生徒理解の基礎基本を理解し、生徒理解のための観点を知ることによって、生徒の健全育成、自己実現を図るための能力の育成に資するための生徒指導力の基礎を培う。 ・事例研究を行うことによって、実践力を養う。 |
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9 | 第9回 | 生徒理解と生徒指導②(講義・事例研究) | ・生徒指導に取り組む基本姿勢、生徒指導体制充実のポイントを理解し、生徒指導力の基礎を培う。 ・事例研究を行うことによって、実践力を養う。 |
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10 | 第10回 | 生徒理解と生徒指導③(講義・事例研究) | ・不登校生徒への対応、いじめ問題への対応に関する短縮事例研究を行うことによって、対応の視点や方法を学び、生徒指導に関する実践力を養う。 | |
11 | 第11回 | 特別支援教育の理解① | ・特別支援教育及び特別支援教育の視点を生かした生徒指導について理解を深める。 | |
12 | 第12回 | 特別支援教育の理解② | ・高等学校における特別支援教育や通級による指導の現状と課題を理解する。 |
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13 | 第13回 | 教科指導力の向上に向けて(演習) | ・資料を基に素材研究を行い、実際の授業の中でどのような「問い」をたて、授業を行うかを考える。 | |
14 | 第14回 | 教育における今日的課題 | ・コンプライアンスの意味する内容を学ぶことによって、その本質を理解する。 ・教職員による不祥事が起こる背景とその影響について考え、それらを防止する方策を検討し、全体で共有することによって、教員としての資質・能力を高める。 |
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15 | 第15回 | 講義のまとめ・振り返り | ・教職実践演習で学んだ内容を振り返り、各自が当初に設定した課題の達成状況や教職関係科目への取組を自己評価し、教職課程全般の総括を行う。 ・「教員として必要な資質・能力」、「教員としてのあるべき姿」について討論・発表し、授業総括レポートとしてまとめ後日提出する。 |