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授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2023/07/21 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
教職入門 (資格)【人文学部以外】/Introduction to Teaching Profession
授業コード
/Class Code
G001491002
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
資格用科目/
年度
/Year
2023年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
前期/SPRING
曜日・時限
/Day, Period
金5(前期)/FRI5(SPR.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
立田 慶裕/TATSUTA YOSHIHIRO
科目区分
/Course Group
《教職課程に関する科目》 〈教育の基礎的理解に関する科目等〉/《TEACHER TRAINING COURSES》 〈COURSES ON FUNDAMENTAL UNDERSTANDING OF EDUCATION〉
遠隔授業
/Remote lecture
Yes

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
立田 慶裕/TATSUTA YOSHIHIRO 人文学科/Humanities
授業の方法
/Class Format
1回目は、対面講義で行う.
2回目以降は、オンデマンド講義とする。
講義の録画は、one drive上にアップします。

ManabaにみなさんのIDとパスワードを用いて入ります。
Manabaの画面には、大学外部からアクセスするときは
https://teacher.human.kobegakuin.ac.jp
 (スマホの場合も同様のアドレスです)のアドレスを用います。
大学内では、学内情報サービス画面で、
「学内システム」の最下部にアクセスコマンドが用意されています。
IDは、みなさんの学籍番号です。

何か、質問がある場合は、
tatsuta@human.kobegakuin.ac.jp へ遠慮なくどうぞ。
授業の目的
/Class Purpose
本講義を通じて、急激な社会の変化の中で生じている学校教育現場の課題をふまえながら、これからの社会に求められる教員の役割と職務についての認識を持つようにし、教育課題への問題意識の向上を図る。特に、本学のディプロマポリシーの内容に即して、教員としての専門性と公共的役割を考え、教員となるために必要な基本的資質や能力、態度の習得を目指す。そのために、講義を通じて、ICT等の道具を活用する能力や、協働で問題を解決する人間関係力を高め、自主的自律的に学習に取り組む力を毎回の講義で習慣として育てる。その過程で受講生自身により、教員としての適性についての考察を促す。この目的達成のため、本学DPの専門的知識・技能を身につけ、思考力・判断力・表現力と共に、主体的に深い学びを行うことを目指す。国立教育政策研究所にての20年以上の教育研究に関する実務経験を生かし、教員に関する理論的・実証的な研究成果を本講義に反映させていく。
到 達 目 標
/Class Objectives
(1)自己の教育体験を相対化するレポートの作成や、グループ討論を通じて、各自の授業や学校生活の経験から、教師の役割についての理解を深めることができる。
(2)教員の専門性と公共性を理解し、教員の仕事の目的が、児童・生徒の人格の向上や完成にあることを理解できる。
(3)教員養成制度や資質向上のための研修制度について学び認識すると共に、自らの教員適性やキャリア選択について判断できる。
(4)児童・生徒の発達に応じて、どのような教育内容や方法が必要かを認識し、そのための教科指導や学級運営、生活指導の方法を習得できる。
(5)学校組織や地域社会の一員としての教員についての認識を深め、具体的な役割について考えることで、教員の社会的な役割を知ることができる。
授業のキーワード
/Keywords
教師の役割、教職の基本的知識、教師の資質、学校の課題
授業の進め方
/Method of Instruction
本教職課程の講義では、
第1回は、対面講義で行う.

第2回の講義から、eLearning システムのmanaba を用いて、教材コンテンツの提供を行う。
オンデマンドのデータは,下記の遠隔授業を参照


 manabaの利用は、学内情報システムの画面上のタブ「学内システム」をクリックし、その下部にある「manaba」をクリックして、ユーザー画面でIDとパスワードを入力して利用する。IDとパスワートは、別途、受講者に連絡する。
 できるだけ、講義時間内での参加を推奨し、アクセスを行ってもらいたい。
 大学外でスマホなどを利用する場合は、https://teacher.human.kobegakuin.ac.jp よりアクセスできる。
  manaba上のコンテンツ画面で、PDF教材を提供するとともに、毎回のレポート課題を指定する。
授業は、講義を基本とするが、講義内では、多様な学習法を同時に学べるようにするとともに、動画を適宜用いる.
履修するにあたって
/Instruction to Students
教職入門は、教職課程を履修する上での必修講義です。最初から教職免許取得をめざすかどうか、その判断に迷う場合は、まずは履修してみて、この仕事が自分に適しているかどうかを考えてください。教職は、人に教えることを専門的な仕事とする職業です。もし、教職免許を取ることはないが、人に教えることや教育関係の現状や課題を学びたいという学習者も歓迎しますので、教育の領域の面白さを講義から学んでみてください。
授業時間外に必要な学修
/Expected Work outside of Class
事前学習として、参考書や資料を1時間程度読んでくるなど学習の仕方を授業中に指示する。事後学習として、資料や参考文献を読んでレポートを2時間程度でまとめるなど、詳細は、授業中に指示する。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
オンライン上のアンケート回答。レポート提出等。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
個人レポートの提出(1回)を求め、形成的な評価を行う一方、最後の小テストを含めた総括的な評価を行う。レポートの提出は8割以上の成績、テストも8割以上を合格基準とする。できるだけ、講義内でのキーワードをきちんとノートにまとめてください。キーワードを中心に最終テストを行います。
テキスト
/Required Texts
参考図書
/Reference Books
立田慶裕『キー・コンピテンシーの実践ー学び続ける教師のために』明石書店、2014
立田慶裕・今西幸蔵編『学校教員の現代的課題』法律文化社、2010
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 ガイダンス 教員という職業について、これまでみなさんが持ってきたイメージをふり返る学習を行い、人として学ぶことと、教えることの意味を深く学ぶ。また、今日の重要な教育課題を説明する。
2 第2回 教職の意義 教職は、基本的に児童・生徒の人格の完成をめざして指導することが目的であり、教師の職務内容やその役割について知ると共に、教育公務員として法を遵守し、研修を通じて、教員自身が人間としての成長を図っていくことの重要性を学ぶ。
3 第3回 公務員としての教員 小学校から、高校までの学校教員は、公務員として雇用される。その任用制度や教員免許制度について、詳しく学ぶ。公務員としての教員が守るべき規則や考え方を知る。 教員志望学生へのアンケートの実施により、学習志望教科を尋ねる。
 
4 第4回 教員の専門的な資質と能力 教員養成制度や資質向上のための研修制度について学び、自らの教員適性やキャリア選択について深く考え、学んでいく。
5 第5回 教育の現場から 新たな教育の取り組みや先端的な教育の事例を知ることによって、教育の未来像について話し合う。

6 第6回 学級の経営 子どもの自律的な発達に即して、どのように学級の運営を行っていくか、を学ぶ。
7 第7回 教育課程の編成 授業作りのための前提として、学校段階に応じて、どのような教育課程の編成が行われているかについての知識を習得するとともに、学習指導要領の変化の中で、カリキュラム・マネジメントのような手法をどう取り入れていくかを学ぶ。
8 第8回 学習指導と授業づくり 各教科に応じた指導案の作成を通じて、どのようにして授業を形作るか、また授業作りの経験から、教員が何を学んでいくかについて学ぶ。年間の指導計画、各授業の指導案、単元における指導案など、指導案のテンプレートを用いながら、基本的な授業計画の立て方を学ぶ。
9 第9回 多様な教育のスキル 教員は、生徒ひとりひとりの学習者としての特性を把握しながら、授業や学校生活の場を通じて指導する専門的スキルを持つことが求められる。教育の方法について、古典的な教育スキルから、現代のICTを活用したスキルまで、多様な教育方法について概観し、基礎的な教育スキルを学ぶ。
10 第10回 生徒の理解と生徒指導 教員は、生徒ひとりひとりとの対話を通じて、生徒の個別的な発達に応じた指導を展開していくことが求められる。その指導は、教科や授業の指導だけではなく、生徒の家庭や学校での行動や発言の日常的な観察を素にして、注意深く行っていく必要がある。そのような生徒の理解と生活指導の知識とスキルを学ぶ。
11 第11回 学校の校務分掌と運営 教員は、学級運営や授業作りだけではなく、その他にも学校組織の一員として多様な校務を分掌している。その校務の内容や仕事について学ぶとともに、同僚との関係をどのようにして作っていくかを考える。また、学校の管理や運営は、専ら校長や教頭の管理職の仕事というだけではなく、チーム学校という視点に立てば、教員自体や多くの学校行事や学校の運営、危機管理を学び。参加していくことが求められつつある。学校組織の一員として、学習する組織としての学校について学ぶ。
12 第12回 地域社会との協働 20世紀後半の生涯学習政策以降、学校と地域社会との連携の重要性が増しつつある。特に、地域の教育力や家庭の教育力が減退する中で、学校は、単なる保護者対応という視点ではなく、積極的に地域との協働を進めることが求められつつある。コミュニティスクールやサービスラーニング、調べる学習等の事例を通じて、教員がいかに学校と地域社会との協働を図っていくかについて学ぶ。
13 第13回 進路指導 進路指導とキャリア教育
14 第14回 教師の専門性の向上 1.教師の専門性(グローバル化、デジタル化)
2.教師の感情統制能力(生徒のメンタル・ヘルス)
3.ICTの教育
4.テクノロジーを活用した教育
5.教育者のデジタル・コンピテンシーについて論じる
15 第15回 まとめとQ&A 講義についての疑問に回答する。

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