科目一覧へ戻る | 2023/07/21 現在 |
開講科目名 /Class |
西洋の歴史 (資格)/History(European) |
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授業コード /Class Code |
G001043002 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
資格用科目/ |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
金5(後期)/FRI5(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
北村 厚/KITAMURA ATSUSHI |
科目区分 /Course Group |
【資格に関する科目】 〈教職課程に関する科目〉/*** COURSES FOR CERTIFICATION *** 〈TEACHER TRAINING COURSES〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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北村 厚/KITAMURA ATSUSHI | 人文学科/Humanities |
授業の方法 /Class Format |
講義 |
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授業の目的 /Class Purpose |
この科目は、人文学部DP1、2および人文学科DP1,2で示される教養としての基礎知識及び人間の文化についての専門知識を身につけることを目指すものです。 「西洋の歴史」では、いわゆるグローバル・ヒストリーを学びます。グローバル化が進む現代において、世界の歴史をただ各国別・時代別に学ぶのではなく、地球儀を俯瞰する視点から世界全体の動きを学ぶことが重要です。そこでは国家や英雄たちではなく、海や山や砂漠を超える人々の動きや、商品の交易、気候や疫病といった自然環境の影響、さらに文字や宗教といった人々の生活にかかわる文化の交流が主人公となります。すなわち異文化間ネットワークの歴史です。 世界中がつながるネットワークの一端には、当然ながら日本も加わっていました。グローバル・ネットワークにおける日本の役割の変遷を知ることによって、日本人の歴史を人類史的な視点で眺めなおすことができます。これによってグローバル時代に主体的に生きる現代人としての自覚と資質を養います。これは2022年度からはじまる「歴史総合」や「世界史探究」において必要なスキルとなります。 なお、この科目の担当者は、世界史を専門として高等学校での専任講師を3年間経験していた、実務経験のある教員です。従ってこの授業では、教職科目として必要な知識として、高校世界史の教科知識を身につけることができます。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
1.世界の諸地域の歴史を、異文化ネットワークの観点から結び付けて説明することができる。 2.世界史の授業プランを立てて、実践することができる。 3.世界史の問題をつくることができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
グローバル・ヒストリー 歴史総合 世界史探究 KP法 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
2種類の授業方式を交互に実施します。 ①テキストを基に教員が全体的な流れを説明し、その後KP法を用いて参加学生自身が紙に説明内容を書き、授業実践をします。 ②学生自身に世界史のテスト問題を作成してもらい、その評価と修正、展開を講義形式で行います。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
この授業は社会科・地理歴史科教員のためのスキル育成を1つの目標にしています。その目標を共有しない学生でも受講は可能ですが、話し合いや発表などを常に行いますので、積極性を持って参加してください。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
予習として毎回、テキストの当該部分を一通り読み込んでから受講してください。復習として受講後は問題作成の課題などに取り組みます。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
毎回、問題作成およびテーマ論述の課題があり、Moodleで提出してもらいます。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
毎回の課題5点×14=70点、第15回で実施する最終テスト30点で成績評価します。 |
テキスト /Required Texts |
北村厚『教養のグローバル・ヒストリー 大人のための世界史入門』ミネルヴァ書房、2018年 |
参考図書 /Reference Books |
適宜紹介します。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 歴史総合・世界史探究の考え方 | 2022年度から高校で始まった新学習指導要領の新科目「歴史総合」と「世界史探究」は、これまでの世界史A・Bとはどう違うのでしょうか。「主体的、対話的で深い学び」と「問い」をキーワードにして解説するとともに、現在の教育現場の状況について講義します。 | |
2 | 第2回 | 『教養のグローバル・ヒストリー』について | テキストとして扱う『教養のグローバル・ヒストリー』の概要を説明します。特にグローバル・ヒストリーとは何なのかという問いから、歴史教育のあり方について理解を深めます。さらに、今後の授業の進め方についてレクチャーします。 | |
3 | 第3回 | 大モンゴルのユーラシア:13世紀 | テキスト第5章の内容の全体像についてレクチャーし、KP法による授業作成に参加者全員で参加してもらいます。 | |
4 | 第4回 | 大モンゴルの試験問題をつくる | テキスト第5章の内容をもとに試験問題を作成してもらいます。教員が一般的な四択問題の作り方をレクチャーしますので、そのルールを守ったうえで問題作成を実践します。 | |
5 | 第5回 | ユーラシア・ネットワークの危機:14世紀 | テキスト第6章の内容の全体像についてレクチャーし、KP法による授業作成に参加者全員で参加してもらいます。さらに課題として、テキスト第6章の試験問題を作成してもらいます。 | |
6 | 第6回 | 14世紀の危機の試験問題を検証する | 課題として作成された問題を検証し、正答の導ける問いになっているか、どのような教育目的に沿った作問になるのかを解説していきます。 | |
7 | 第7回 | 大交易時代の到来:15世紀 | テキスト第7章の内容の全体像についてレクチャーし、KP法による授業作成に参加者全員で参加してもらいます。さらに課題として、テキスト第7章の試験問題を作成してもらいます。 | |
8 | 第8回 | 大交易時代の到来の試験問題を検証する | 課題として作成された問題を検証し、正答の導ける問いになっているか、どのような教育目的に沿った作問になるのかを解説していきます。 | |
9 | 第9回 | 世界の一体化:16世紀 | テキスト第8章の内容の全体像についてレクチャーし、KP法による授業作成に参加者全員で参加してもらいます。さらに課題として、テキスト第8章の試験問題を作成してもらいます。 | |
10 | 第10回 | 世界の一体化の試験問題を検証する | 課題として作成された問題を検証し、正答の導ける問いになっているか、どのような教育目的に沿った作問になるのかを解説していきます。 | |
11 | 第11回 | 大交易時代の終焉:17世紀 | テキスト第9章の内容の全体像についてレクチャーし、KP法による授業作成に参加者全員で参加してもらいます。さらに課題として、テキスト第9章の試験問題を作成してもらいます。 | |
12 | 第12回 | 大交易時代の終焉の試験問題を検証する | 課題として作成された問題を検証し、正答の導ける問いになっているか、どのような教育目的に沿った作問になるのかを解説していきます。 | |
13 | 第13回 | アジア/大西洋の分岐点:18世紀 | テキスト第10章の内容の全体像についてレクチャーし、KP法による授業作成に参加者全員で参加してもらいます。さらに課題として、テキスト第10章の試験問題を作成してもらいます。 | |
14 | 第14回 | 不平等なネットワークの構築:19世紀前半 | テキスト第11章の内容の全体像についてレクチャーし、KP法による授業作成に参加者全員で参加してもらいます。さらに課題として、テキスト第11章の試験問題を作成してもらいます。 | |
15 | 第15回 | 総復習 | 全体の復習として、これまで作成したテスト問題に取り組みます。 |