科目一覧へ戻る | 2023/07/21 現在 |
開講科目名 /Class |
人文地理学 (資格)/Human Geography |
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授業コード /Class Code |
G000261002 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
資格用科目/ |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
通年/FULL-YEAR |
曜日・時限 /Day, Period |
水2(前期),水2(後期)/WED2(SPR.),WED2(AUT.) |
単位数 /Credits |
4.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
西尾 正仁/NISHIO MASAHITO |
科目区分 /Course Group |
【資格に関する科目】 〈教職課程に関する科目〉/*** COURSES FOR CERTIFICATION *** 〈TEACHER TRAINING COURSES〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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西尾 正仁/NISHIO MASAHITO | 人文学部/Humanities and Sciences |
授業の方法 /Class Format |
対面による講義形式を原則としながら,受講生による調査・報告,実習を適宜取り入れる。なお,新型コロナの感染状況等により,授業形態が変更される場合がある。その場合は下の「遠隔授業情報」を参考にしなさい。 |
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授業の目的 /Class Purpose |
この授業は,全学DPに掲げる「共通教育を通じて,広い教養を身につけ,豊かな人間性や社会性を涵養している」という到達目標に関連し,中学校社会科および高等学校地歴科の授業実施に必要な人文地理学的知識・技能・視点を習得すること目的とする。 なお,この授業の担当者は公立高等学校教諭を42年間にわたり務めた,実務経験のある教員であるので,より実践的な観点から,中・高等学校での授業実施に必要なスキルや考え方も併せて講義するものである。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
授業目的を達成するために,以下の到達目標を設定する。 ・人文地理のみならず自然地理を含めた地理の基礎的知識を習得する。 ・社会的諸事象を人文地理学的視点から理解しようとする態度を身につける。 ・地図・統計を使って,物事を分析・判断したり,自分の主張を表現したりする技能を研鑽する。 ・地理情報システム(GIS)への理解を深め、教育現場でGISを用いた学習を可能にするスキルを獲得する。 |
授業のキーワード /Keywords |
主体的・対話的で深い学び,空間的相互依存,GIS,科目「地理基礎」 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
講義中心で授業を進めるが,受講生による討議や実習を適宜織り交ぜて授業を進める。 授業終わりに、授業内容を確認するための復習プリントを配布し、次の授業始めに回収する。 また,単元ごとに理解状況を確認するための小レポートを,前期と後期にレポートを課す。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
高等学校で地理を履修していない学生でも対応可能となるよう,基礎・基本から講義を実施する。将来中学校社会科・高等学校地歴・公民科の教員をめざす学生に受講してほしい。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
事前学習 授業に関係するテキストに掲載されている統計地図等に目を通し、学ぶ内容や疑問点を整理しておく。(1時間) 事後学習 講義最後に配布される確認プリントを完成させる。(1時間) 単元ごとに出題される小レポートに取り組む。(3~4時間) 前後期に出題されるレポートに取り組む。(5~6時間) |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
・授業ごとにだされる確認プリント ・単元ごとに出題される小レポート ・前後期レポート |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
・授業平常点(授業貢献度・討議参加・実習態度・確認プリント実施状況等) 30% ・小レポート6回 @5% 30% ・前後期レポート @20% 40% |
テキスト /Required Texts |
帝国書院『標準高等地図』1,760円(税込) |
参考図書 /Reference Books |
朝倉書店『地理学概論(第2版)』 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | ガイダンス | 講義の構成・評価方法の説明を受けた上で,2022年から実施される高等学校新指導要領から,科目「地理基礎」と「主体的・対話的で深い学び」について、学習する。 | |
2 | 第2回 | 人間と環境 | 人文地理学の基本的な考え方である,地人相関と空間的相互依存について学ぶ。 | |
3 | 第3回 | 空間を捉える(1) | 地球上の絶対位置を表現する緯度と経度について学んだ上で、世界地図の投影法と特徴と用途を理解する。 | |
4 | 第4回 | 空間を捉える(2) | 世界地図をノートならびに黒板に描く技術を習得する。 | |
5 | 第5回 | 空間を捉える(3) | 地形図の基本的な読図技術について学ぶ。 小レポート出題 |
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6 | 第6回 | 地形と生活(1) | 営力(地形を形成する力)について学ぶ。 | |
7 | 第7回 | 地形と生活(2) | 大地形の成り立ちとそこで営まれる人間生活について学ぶ。 | |
8 | 第8回 | 地形と生活(3) | 河川が形成する地形とそこで営まれる人間生活について、地形図から読み解く。 | |
9 | 第9回 | 地形と生活(4) | 海岸地形・氷河地形等様々な地形とそこで営まれる生活を写真等を通じて読み解く。小レポート出題。 | |
10 | 第10回 | 気候と生活(1) | 気候要素の地理的分布を分布図等から読み解く。 | |
11 | 第11回 | 気候と生活(2) | ケッペンの気候区分の概念を理解する。 熱帯・乾燥帯の景観と生活を、図表や画像から読み解く。 |
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12 | 第12回 | 気候と生活(3) | 温帯の景観とそこで営まれる生活を図表や画像から読み解く。 | |
13 | 第13回 | 気候と生活(4) | 亜寒帯・寒帯の景観並びに標高の差にともなう生活の変移を図表や画像から読み取る。小レポート出題。 | |
14 | 第14回 | 自然環境と人間生活(1) | 自然がもたらす観光資源や自然災害について学ぶ。 ハザードマップへの理解を深める。 |
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15 | 第15回 | 自然環境と人間生活(2) | 気候変動がもたらす人類的課題について考察する。 前期レポート出題。 |
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16 | 第16回 | 経済地理(1) | 世界の農業の地域性について学ぶ。 | |
17 | 第17回 | 経済地理(2) | 資源・エネルギーの分布とその交易について考察する。 | |
18 | 第18回 | 経済地理(3) | 工業立地とその歴史的変化について学ぶ。 | |
19 | 第19回 | 経済地理(4) | 貿易・交通・通信の様態を通じて,空間相互依存の実態と課題について考察する。小レポート出題。 | |
20 | 第20回 | 社会地理(1) | 国家の空間的構造と地域的統合の実態について考察する。 | |
21 | 第21回 | 社会地理(2) | 世界の人口分布と人口構成がもた課題について考える。 | |
22 | 第22回 | 社会地理(3) | 村落の歴史や立地を新旧地形図の比較等から読み解く。 | |
23 | 第23回 | 社会地理(4) | 都市の内部構造の変化や過密都市が抱えろ課題について学ぶ。 小レポート出題。 |
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24 | 第24回 | 文化地理(1) | 自然ならびに社会環境と生活文化の相互関係について考察する。 | |
25 | 第25回 | 文化地理(2) | 民族の概念を再検討し、文化の多様性を再確認する。 | |
26 | 第26回 | 文化地理(3) | 画像と動画から文化景観と文化変容について読み解く。 | |
27 | 第27回 | 文化地理(4) | 文化衝突と文化の画一化の2つの視点から、二元論的文化理解の問題点について考察する。小レポート出題。 | |
28 | 第28回 | 地理情報システム(1) | ナビゲーションシステムや地図ソフト等を使って,地理情報システムが現代社会に浸透している現状を理解する。 | |
29 | 第29回 | 地理情報システム(2) | フリーのGISソフトを使って統計地図を作成する。 | |
30 | 第30回 | 総括 | 1年間を通して学んだ人文地理学的視点について振り返る。 後期レポート出題。 |