科目一覧へ戻る | 2023/07/21 現在 |
開講科目名 /Class |
生徒・進路指導論/生徒指導論(資格)/Student Guidance |
---|---|
授業コード /Class Code |
G000134003 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
資格用科目/ |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期集中/AUTUMN INTENSIVE |
曜日・時限 /Day, Period |
他/OTHERS |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
立田 慶裕/TATSUTA YOSHIHIRO |
科目区分 /Course Group |
【資格に関する科目】 〈教職課程に関する科目〉/*** COURSES FOR CERTIFICATION *** 〈TEACHER TRAINING COURSES〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
立田 慶裕/TATSUTA YOSHIHIRO | 人文学科/Humanities |
授業の方法 /Class Format |
遠隔講義(リアルタイムとオンデマンドの併用) リアルタイムとオンデマンドの併用講義とします。 講義時間の関係等で参加できない人のために 講義の録画は、one driveで提供します。 遠隔情報は、遠隔情報欄をご覧ください。 講義の録画は、one drive上にアップします。 LMSは、manabaを使用します。 ManabaにみなさんのIDとパスワードを用いて入ります。 Manabaの画面には、大学外部からアクセスするときは https://teacher.human.kobegakuin.ac.jp (スマホの場合も同様のアドレスです)のアドレスを用います。 大学内では、学内情報サービス画面で、 「学内システム」の最下部にアクセスコマンドが用意されています。 IDは、みなさんの学籍番号です。 |
---|---|
授業の目的 /Class Purpose |
生徒指導は、現実社会で暮らす生徒の生活を踏まえながら、学校において生徒の人格を尊重し、個性を伸ばし、社会で生きるために必要な資質と能力を育てる教育的取り組みである。本講義は、生徒指導を行うために必要な教師としての知識と理解を深め、実践的なスキルの習得を目的とする。受講者は、自らの学校体験を振り返り、学校における人間関係の問題や現実に生じている教育問題について考えながら、教員としての立場でどのようにしてその問題解決を図ることができるか、そのための多様な制度的工夫、教育的工夫を学んでもらいたい。本講義によって、本学のDPに掲げられた教員としての専門知識とスキル、協働して活動できる社会的態度の形成を目指す。担当教員は、国立教育政策研究所にての20年以上の教育実践と理論研究に関する実務経験を生かし、教員に関する理論的・実証的な研究成果を本講義に反映させていく。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
本講義の学習により、(1)学校における生徒指導の目的と原理を理解できる。(2)生徒指導の具体的な指導法を理解し、実践できる。(3)子どもの人権を尊重するとともに、その発達や問題を理解し、考察できる。(4)進路指導を含む生徒指導上で必要な知識と力量を高めることができる。(5)教育問題への多様な視点を学び、自主的、自律的に問題に対応する力を持つことができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
生徒指導、進路指導、進学指導、キャリア教育、子どもの人権、合理的配慮、いじめ、不登校、人間関係 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
基本的には、講義を主とするが、講義の内容に応じて、事例を導入し、教育事例についての集団討議を行う。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
生徒指導の学習は、現実に生じている多様な教育問題への関心を持つ事が最も重要であり、それぞれの教育問題について、自分が教師であればどう考え、どう対処するか、またそのためには、どんな知識やスキルが必要かをいつも考えるようにしていただきたい。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
事前学習は、次回のテーマに関わる新聞記事や文献を探し、1時間程度読むこと。 事後学習については、各回に提示するが、最終レポートに向けて自分の関心を1時間程度でまとめておくこと。特に、学習コンテンツとして用意する「生徒指導提要」(PDF)については、2時間程度をかけて精読しておくこと。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
毎回の講義で、講義課題についてのアンケートを求める。コンテンツの『生徒指導提要』などの教材をよく読むこと。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
毎回のミニレポートをmanaba上で求めます。 manabaへのアンケートを行ってください。 最後に、manaba上のテストで、評価します。 ミニレポートが70%、最終テスト30%の配分で評価を行います |
テキスト /Required Texts |
|
参考図書 /Reference Books |
文部科学省『生徒指導提要(改訂版)』(PDF)。令和4年、授業内で提供 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
---|---|---|---|---|
1 | 第1回 | 生徒指導の意義と課題 | ガイダンスと共に、教育課程における生徒指導 集団指導と個別指導 各教科別の生徒指導などについての講義を行う。 | |
2 | 第2回 | 青少年期の発達の理解 | 児童期、青年期の心理と発達の課題 等の講義と学習 | |
3 | 第3回 | 学校における生徒指導体制 | 生徒指導の方針、共通理解、組織的指導、教育相談、指導計画の作成と教員研修 について学ぶ | |
4 | 第4回 | 生徒指導の進め方 | 全体指導と個別指導、チームによる指導、生活習慣の確立、問題行動の発見、リスク管理について学ぶ | |
5 | 第5回 | 個別の課題への指導1 | 暴力問題、いじめ問題を中心に学ぶ | |
6 | 第6回 | 個別の課題への指導2 | 不登校、中途退学問題を中心に学ぶ | |
7 | 第7回 | 生徒指導に関する法制度等 | 校則の運用、懲戒と体罰、保護育成法令等について学ぶ | |
8 | 第8回 | 学校と家庭・地域・関係機関との連携 | 地域と家庭の教育との連携、社会的リテラシーの育成、体験学習について学ぶ | |
9 | 第9回 | 発達障害児の理解と生徒指導 | 発達障害児の学べる学校と統合教育や合理的配慮について学ぶ | |
10 | 第10回 | キャリア教育の基礎理論 | 進路指導、進学指導は、生涯にわたるキャリアという視点から、キャリア教育の概念の中で考察されるようになってきた。まずはその基礎知識を学ぶ | |
11 | 第11回 | 中学校の進路指導 | 中学生の進路問題、進学問題、職業体験学習について考える。 | |
12 | 第12回 | 高校の進路指導 | 高校生の進路問題、進学問題とともに、ボランティア学習の課題を考える。 | |
13 | 第13回 | 生活指導と自律性・自立性の発達 | 生徒指導と進路指導は、生徒の生活指導と深い関係を持ち、特に生徒の自律性や自立性と深く関わっている。では、子どもたちが自律性と自立性を育てるには、どのような指導が必要かを考える。 | |
14 | 第14回 | 生徒・進路指導の課題の探究 | 受講生が個別に関心を持つ生徒指導の問題について、参考文献を収集し、個別の生徒指導の問題についてのレポートを作成する。 | |
15 | 第15回 | 課題のまとめ | 前回に引き続き、レポートを個別にまとめて提出し、これまでの講義のまとめを行う。 |