科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
人文科学入門B(1年次のみ)/Introduction to Humanities B |
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授業コード /Class Code |
A005131001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
共通教育科目/ |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
火4(前期)/TUE4(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
金 瑛/KIN EI |
科目区分 /Course Group |
【共通教育科目】 〈リベラルアーツ領域〉/*** GENERAL EDUCATION COURSE *** 〈LIBERAL ARTS〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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金 瑛/KIN EI | 共通教育センター |
授業の方法 /Class Format |
講義 |
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授業の目的 /Class Purpose |
全学DPにある「幅広い知識を活用してさまざまな問題を発見し、それを解決する方策を導くことができる」という目標を達成するために、「記憶」というテーマを中心に現代社会の問題についての基礎知識や、人文社会科学の基礎知識を身につけてもらう。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
「記憶」というテーマを切り口にして、現代社会におけるさまざまな問題について人文社会科学的な視点から説明できる(知識)。社会問題への関心を持つことができる(態度・習慣)。講義をつうじて現代社会の問題について自ら問いを立て、考える力を養う(態度・習慣) |
授業のキーワード /Keywords |
記憶、集合的記憶 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
パワーポイントや映像資料を用いた講義を中心に進める。授業の最後にコメントカードを記入してもらい、質問やよいコメントがある場合には、次回の授業冒頭で解説を行うことがある。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
授業妨害となる私語などがあった場合は注意のうえ、改善されなければ失格扱いとする。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
毎授業後、復習として1時間程度、配布資料の見直しや関連資料の参照をして理解を深めること。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
毎回コメントカードを200字~400字程度記入してもらい、授業の理解度や参加度を判断する。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
毎回の授業で提出するコメントカードの記述内容による評価40%、最終レポート60%。最終レポートでは講義内容の理解を基に自身の考察をどの程度展開できているかを総合的に評価する。最終レポートの詳細は授業期間の中盤に改めてアナウンスする。 |
テキスト /Required Texts |
なし。プリント資料を配布する。 |
参考図書 /Reference Books |
アン・ホワイトヘッド『記憶をめぐる人文学』彩流社、2017年。 その他の参考資料は各授業回にて提示する。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | イントロダクション | 講義概要・採点方法などについて説明する。講義の前提となる人文社会科学についても概要を知ってもらう。 | |
2 | 第2回 | 過去の再構成 | 人文社会科学における記憶論の基本的な発想である「過去の再構成」という考え方について知ってもらう。 | |
3 | 第3回 | アイデンティティと記憶 | アイデンティティという観点から記憶についての理解を深めてもらう。 | |
4 | 第4回 | メディアと記憶 | メディアと記憶との関係について理解を深めてもらう。 | |
5 | 第5回 | 小括:記憶と人文社会科学 | 第4回までの講義を振り返り、人文社会科学的な発想から記憶をどう論じられるのかについて理解を深めてもらう。 | |
6 | 第6回 | アルヴァックスの集合的記憶論 | 集合的記憶論の古典であるモーリス・アルヴァックスの記憶論について知ってもらう。 | |
7 | 第7回 | 記憶と多元的現実 | 「多元的現実」という概念を切り口に、記憶の対立をめぐる問題について考えてもらう。 | |
8 | 第8回 | 過去の伝わり方(1):証言 | 「証言」という過去の伝わり方の意義や問題点について理解を深めてもらう。 | |
9 | 第9回 | 過去の伝わり方(2):モノと場所 | 「モノと場所」という過去の伝わり方の意義と問題点について理解を深めてもらう。 | |
10 | 第10回 | 空間と集合的記憶 | 空間のあり方が集合的記憶にどのように影響するのかについて考えを深めてもらう。 | |
11 | 第11回 | 過去との向き合い方(1):ノスタルジーをめぐって | ノスタルジーという記憶現象について知識を深めてもらう。 | |
12 | 第12回 | 過去との向き合い方(2):負の記憶をめぐって | 負の記憶をめぐる対立の問題に関する考察を通じて、負の記憶とどう向き合うべきか考えを深めてもらう。 | |
13 | 第13回 | 過去の伝わり方(3):メディア | 記録技術が発展した現代社会におけるメディアと記憶との関係について考えを深めてもらう。 | |
14 | 第14回 | 忘却と社会 | 過去を忘却することの意義や問題点について考えを深めてもらう。 | |
15 | 第15回 | 全体の振り返り | これまでの講義の振り返りと、未回答の質問事項についての解説などを行う。 |