科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
人文科学入門A(1年次のみ)/Introduction to Humanities A |
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授業コード /Class Code |
A005121001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
共通教育科目/ |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
火5(前期)/TUE5(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
服部 亮祐/HATTORI RYOSUKE |
科目区分 /Course Group |
【共通教育科目】 〈リベラルアーツ領域〉/*** GENERAL EDUCATION COURSE *** 〈LIBERAL ARTS〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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服部 亮祐/HATTORI RYOSUKE | 人文学科/Humanities |
授業の方法 /Class Format |
講義 |
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授業の目的 /Class Purpose |
本授業は、共通教育科目に位置付けられる。全学DPが示す「共通教育等を通じて、広い教養を身につけ、豊かな人間性や社会性を涵養している」こと、また「自分の意見を口頭や文書によって表現し、相手の意見を理解することで、良好なコミュニケーションをとることができる」ことを目指す。具体的には、言語とは何か、「言語を研究する」とはどういうことか、について言語学の様々な分野の基礎を概観しながら幅広く考えることで教養を身につけ、また、言語学分野の様々な課題を通して、自分の考えや意見をわかりやすく他者に伝える練習をすることを目指す。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
言語について理解し、科学的に考察することができる。自分の考えや意見を文章として明確に表現できる。 |
授業のキーワード /Keywords |
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授業の進め方 /Method of Instruction |
基本的に、パワーポイント及びハンドアウトを使った講義形式で授業を進める。毎回の授業の終わりに、理解度を把握するために小テストを課す。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
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授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
毎回の授業後に内容を復習し、小テストや最終課題に備える。(60分程度) |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
毎回、授業の内容について小テストを行い、提出してもらう。小テストの解答は授業中に解説する。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
授業内での取り組み:10%、小テスト:60%、最終課題:30% |
テキスト /Required Texts |
なし |
参考図書 /Reference Books |
授業内で適宜紹介する。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | オリエンテーション | 自己紹介、講義の全体的な概要、進め方、成績の付け方等の説明。 | |
2 | 第2回 | 音声学 | 人がどうやって様々な音声を発し、どう知覚するのか。また、その音声にどのような物理的特性があるのか、を考える。 | |
3 | 第3回 | 音韻論 | 特定の言語の体系の中で一つ一つの音の違いがどのように意味を区別しているのかという視点から、言語の音について考える。 | |
4 | 第4回 | 形態論1 | 語とは何か。意味を持つ最小の単位について、様々な言語の例から考える。 | |
5 | 第5回 | 形態論2 | 語がどのように形成されるのか、また、語の内部にどのような構造があるのか、について考える。 | |
6 | 第6回 | 統語論1 | どのように語がまとまって文を形成するのか、文の構造について考える。 | |
7 | 第7回 | 統語論2 | 文の中での振る舞いによって語がいくつかの種類に分かれることを、様々な言語の例をみながら考える。 | |
8 | 第8回 | 意味論 | 意味とは何か。語のレベルと文のレベル両方の視点から考える。また、認知意味論における基本的な概念について紹介する。 | |
9 | 第9回 | 語用論 | 文字通りの意味ではなく、場面や文脈、常識によって変化する実際の発話における意味について考察し、言葉の使われ方について考える。 | |
10 | 第10回 | 歴史言語学1 | 言語が地域によって少しずつ変化していくことで別の言語ができていく過程について、音の変化を中心に考える。 | |
11 | 第11回 | 歴史言語学2 | 言語が地域によって少しずつ変化していくことで別の言語ができていく過程について、語彙や語順、意味の変化を中心に考える。 | |
12 | 第12回 | 比較言語学 | いくつかの言語に共通の祖先である元の言語があるという考えに基づいて、言語の同系関係を証明し、それらが共通の祖先からどのように変化してきたのかを考える。 | |
13 | 第13回 | 社会言語学 | 同じ言語を話している社会においても年齢や性別、地域などによって言葉が変異する現象について考える。 | |
14 | 第14回 | 言語獲得論 | 子供がどのように母語を獲得しているのか、子供の母語の知識はどこから来るのか、について考える。 | |
15 | 第15回 | まとめ | これまで学んだことについて、まとめる。 |