科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
化学概論Ⅰ/Introduction to ChemistryⅠ |
---|---|
授業コード /Class Code |
A005061501 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
共通教育科目/ |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
木1(前期)/THU1(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
岡田 学/OKADA MANABU |
科目区分 /Course Group |
【共通教育科目】 〈リテラシー領域〉/*** GENERAL EDUCATION COURSE *** 〈LITERACY STUDIES〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
---|---|
岡田 学/OKADA MANABU | 共通教育センター |
授業の方法 /Class Format |
「講義」「演習」 |
---|---|
授業の目的 /Class Purpose |
この科目は、全学デュプロマ・ポリシーに示す、共通教育等を通じて、広い教養を身につけ、豊かな人間性や社会性を涵養することを目指しています。共通教育科目のリテラシー領域、高大接続分野の導入科目として位置づけられます。理系学部での専門的な知識を深めていく上で、必要な化学的基礎知識を身に付けることができます。 この講義では、日常生活やテクノロジー社会を支える化学物質の性質やその変化について学ぶ中で、化学の基本概念や原理法則を理解し、科学的な見方や考え方を身に付けることを目的とします。また、化学が人間生活に果たしている役割を理解するとともに、目的意識を持って学習し、化学的に探求する能力や態度が育成されます。 なお、この科目の担当者は、中学校・高等学校での化学教育に30年以上の経験を有する、実務経験がある教員です。ICTの機器を効果的に活用し、具体的な事例に基づいて講義を行うことで、深い学びへと繋げて行きます。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
1)物質の構成やその変化などの化学に関する基本的な知識が身につき、日常生活を支える物質の性質や構造について化学的に理解することができる。(知識) 2)観察や実験データから違いや共通点を見いだし、化学的な原理や法則を見つけ出すことができる。(知識・技能) 3)化学的な知識や概念について自ら考え、演習に取り組み、科学的な物の見方や考え方を身に付けることができる。(態度・習慣) |
授業のキーワード /Keywords |
原子の構造 周期表 物質量 化学反応式 酸と塩基 酸化還元 反応速度 化学平衡 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
1)講義を中心に進めますので、ノートをきちんと取り、わからないところは自学自習で補って下さい。 2)講義の中で演習を行います。演習問題を解くことで、講義への理解を深めて下さい。 3)毎回の授業で、演習問題の解答や感想や意見等を書いて「毎時課題」として提出して貰います。 4)中間まとめでは、1~7回までの講義のまとめとして、総合演習を行います。 5)新聞やインターネット等で話題になっている科学的な事柄を取り上げて解説します。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
毎回の授業で提出して貰う「毎時課題」が評価に直結します。授業への出席を大切にして下さい。 部活動での公欠や病欠などのやむを得ない欠席については、相談をして下さい。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
講義内容をきちんとノートにまとめる工夫をして下さい。(目安として30分) 演習問題でわからなかったところは、テキスト使って復習してください。(目安として30分) 科学的な話題について新聞記事を読んだり、雑誌や本を読んで、日頃からの知識・理解を深めて下さい。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
毎回の授業時に、「毎時課題」を提出して貰います。(評価し、次の授業時に講評し、質問事項に答えます) 中間まとめで行った総合演習は、模範解答を配布し、解説・講評を行います。 定期試験の模範解答を終了後に、公開します。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
15回分の「毎時課題」30%、中間まとめの総合演習30%、定期試験40%の割合で総合的に評価します。 毎回の授業を大切に講義に臨んで下さい。 |
テキスト /Required Texts |
大野公一・村田滋・齊藤幸一ほか著『Primary大学テキスト これだけはおさえたい化学改訂版』実教出版 2022年 2530円(税込) |
参考図書 /Reference Books |
授業の中で適宜紹介します。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
---|---|---|---|---|
1 | 第1回 | 物質の構成粒子 | 原子の構造と電子配置、周期表の示す様々な元素の性質の違いや類似性について学ぶ。 | |
2 | 第2回 | 物質量と溶液の濃度 | 原子量の定義、分子量や式量の求め方。物質量と式量・体積・粒子の個数の関係について演習を通して学ぶ。溶液と濃度の表し方について、質量パーセント濃度、モル濃度、モル濃度と物質量の関係について演習を通して学ぶ。(事後学習:演習課題への取組30分) | |
3 | 第3回 | 物質量と化学反応式 | 化学反応式の作り方、化学反応式と物質量の関係を演習を通して学ぶ。(事後学習:演習課題への取組30分) | |
4 | 第4回 | 化学結合と結晶 | イオン結合の仕組みやイオン結晶の性質、錯イオンについて学ぶ。共有結合の性質や電子対・不対電子のちがい、分子を電子式で表すことについて学ぶ。共有結合の結晶、分子間力、金属結合や金属結晶の性質について演習を通して学ぶ。(事後学習:演習課題への取組30分) | |
5 | 第5回 | 反応の速さとしくみ | 反応速度の表し方や速度の求め方について演習を通して学ぶ。(事後学習:演習課題への取組30分) | |
6 | 第6回 | 反応の速さとしくみ | 反応速度と濃度・温度・触媒との関係、活性化エネルギーについて演習を通して学ぶ。(事後学習:演習課題への取組30分) | |
7 | 第7回 | 化学平衡 | 化学平衡の法則について学び、その平衡移動の原理(ルシャトリエの原理)について、演習を通して学ぶ。(事後学習:演習課題への取組30分) | |
8 | 第8回 | 中間まとめ | 第1回から第7回までの講義のまとめ、総合演習 | |
9 | 第9回 | 酸と塩基の定義 | 酸と塩基の性質や定義(アウレニウス、ブレンステッド・ローリー、ルイス)について、酸と塩基の価数や強弱について学ぶ。 | |
10 | 第10回 | 酸と塩基、pH | 電離度や弱酸・弱塩基の電離平衡、pHの計算について演習を通して学ぶ。(事後学習:演習課題への取組30分) | |
11 | 第11回 | 中和反応と塩 | 中和反応の化学式や量的関係、滴定曲線について学ぶ。塩の種類と性質。塩の加水分解、緩衝溶液について演習を通して学ぶ。(事後学習:演習課題への取組30分) | |
12 | 第12回 | 酸化と還元の定義 | 酸化・還元の定義(酸素・水素・電子の授受)について学ぶ。 | |
13 | 第13回 | 酸化還元反応 | 酸化数の求め方、酸化還元の化学反応式の作り方について、演習を通して学ぶ。(事後学習:演習課題への取組30分) | |
14 | 第14回 | 酸化剤と還元剤 | 主な酸化剤と還元剤、酸化剤・還元剤のイオン反応式・酸化還元反応式の作り方について、演習を通して学ぶ。また、酸化還元反応の量的関係について学ぶ。(事後学習:演習課題への取組30分) | |
15 | 第15回 | 金属のイオン化傾向 | イオン化傾向とイオン化列、金属と空気・水・酸・金属との反応について学ぶ。電池の仕組みや電気分解の原理について学ぶ。 |