科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
日本語B/日本語Ⅱ 【文章作成の基礎】/Japanese B |
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授業コード /Class Code |
A004712001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
共通教育科目/ |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
金3(前期)/FRI3(SPR.) |
単位数 /Credits |
1.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
金澤 協子/KANAZAWA KYOKO |
科目区分 /Course Group |
【共通教育科目】 〈リテラシー領域〉/*** GENERAL EDUCATION COURSE *** 〈LITERACY STUDIES〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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金澤 協子/KANAZAWA KYOKO | 共通教育センター |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義・演習) |
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授業の目的 /Class Purpose |
この科目は、論理的な文章を書くための表現方法、留学生が間違いやすい文法表現などを学び、より明確な文章が書けるようになることを目的とします。 もちろん、神戸学院大学の交換留学生として、必要な知識や情報をも身に付けることも目的の一つです。 この授業を履修することで、神戸学院大学の全学ディプロマ・ポリシーに掲げられている以下のことが出来るようになります。 ①幅広い知識を活用して、さまざまな問題を発見し、それを解決する方策を導くこと ②自分の意見を口頭や文章によって表現し、相手の意見を理解することで、良好なコミュニケーションを取ること ③獲得した知識や技術を活用して、国内外において、価値観や意見の異なる多様な人と議論し、学びを深め、協同し、社会に役立てること この科目の担当者は、学部・大学院ともに、日本語教育を専門として修学・研究しており、卒業・修了後も外国人日本語学習者への教育を行なってきました。特に、交換留学生への教育には、30年の教授経験を有しています。 そして、日本語教育関係の研究会の役員として、会を運営する実務にも対応しています。 また、日本語教師養成講座の開講・運営にも携わっており、実務経験のある教員として、日本語学習に不具合が生じた場合、多角的で具体的なアドバイスを行なうことが出来ます。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
この授業を受けると、次のことが出来るようになります。 ①態度・習慣として、会話・話し言葉で使われる表現ではなく、レポート、論文作成のための論理的な文章が書けるようになり、普段の学習生活に活かせるようにするために、学習スタイルを身に付けること。 ②また、留学が終了し、帰国後も、引き続いて、本国での日本語学習が継続出来ること。 ③知識・技能として、日本語を表現する場合、複数のバリエーションが幅広く扱えること。 ④知識・技能として、相手や対象に応じて、適切に、日本語が使い分けられること。 ⑤知識・技能として、日本語の漢字語彙を広く身に付けられ、適切に使うことが出来ること。 |
授業のキーワード /Keywords |
日本語らしさ |
授業の進め方 /Method of Instruction |
まず、第一回目の授業で、日本語能力のレベルチェックを行ないます。 そして、提示した教材で、主語述語の関係、名詞修飾など、留学生が間違いやすい文法や表現を練習します。 また、関連語彙の読み方や意味を知り、漢字語彙を幅広く身に付けます。 それから、大学生活で必要となるまとまった文章を書けるよう練習を進めます。 日々の授業では…。 ①語彙の確認と適切な運用の提示 ②文法項目の確認 ③長文読解を実施後、内容把握 ④事後整理としての確認作業…を行ないます。 また、毎回、小テストも実施します。 小テストは、実施後、解答解説を行ない、すぐに、フィードバックします。 授業内で、質疑応答の時間を取り、対応します。 また、より深く対応するに当たり、授業の中で、改めて、対応を指示します。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
充分な準備時間を確保して下さい。 授業中、時間を割くべき項目について指示します。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
課題の遂行や復習には、最低でも1時間は必要になるはずです。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
初回授業で、レベルを判断してから、授業中に、指示をします。 提出を受けた課題・小テスト等については、速やかに確認し、返却・フィードバックします。 クラス授業以上に、質疑応答などの時間を充分に取り、丁寧に対応します。 課題の提出の期限や方法に関しては、また、改めて、授業の中で知らせます。 授業で理解が充分でなかった学習項目について、与えられた課題を提出して下さい。 提出された課題については、次回の授業でフィードバックします。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
成績は、以下のポイントから、総合的に判断します。 課題遂行:文書作成等40% まとめ復習作業:課題とした文書作成等の修正60% それぞれに対する評価基準は、到達目標に従います。 |
テキスト /Required Texts |
プリントなど、生教材を中心に配布します。 レベルチェックを行なった後、改めて、指示します。 |
参考図書 /Reference Books |
レベルチェックをした後に、クラスで紹介・指示します。 受講者の要望に応じた参考図書を紹介します。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | オリエンテーション | ・受講者自己紹介 ・dot.campusなどの使い方のチェック ・今後の授業の進め方の説明・練習 |
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2 | 第2回 | 日本の地理Ⅰ | 日本の都道府県の名前等の資料を配布 | |
3 | 第3回 | 日本の地理Ⅱ | 日本の都道府県、県庁所在地などの資料を配布する | |
4 | 第4回 | 表記のしかた | 句読点、記号の使い方 原稿用紙の書き方 |
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5 | 第5回 | 文体 | 普通体で書く練習 連用中止形の使い方 |
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6 | 第6回 | 話し言葉から書き言葉への切り替え | くだけた会話文と、小論文などに使う硬いことばの使い分け 直接話法から間接話法 |
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7 | 第7回 | 正しい構造の文Ⅰ | 主語と述語の関係を正しく書く練習 | |
8 | 第8回 | 正しい構造の文Ⅱ | 修飾することばとされる言葉の関係を正しく書く | |
9 | 第9回 | 正しい構造の文Ⅲ | 簡潔な文を書く練習 | |
10 | 第10回 | 文の繋がりⅠ | 指示語の使い方 | |
11 | 第11回 | 文の繋がりⅡ | 接続詞の使い方 | |
12 | 第12回 | 小論文に使われる表現Ⅰ | 小論文で使われない表現 小論文でよく使われる文末表現 |
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13 | 第13回 | 小論文に使われる表現Ⅱ | 助詞の働きをすることばⅠ | |
14 | 第14回 | 小論文に使われる表現Ⅱ | 助詞の働きをすることばⅡ | |
15 | 第15回 | 論理的な文 | これまで学習してきたことを踏まえて、論理的な文章を書く練習をする |