科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
地域コミュニティ入門(ポ)/Introduction to local community |
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授業コード /Class Code |
A004441501 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
共通教育科目/ |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
前期/SPRING |
曜日・時限 /Day, Period |
金1(前期)/FRI1(SPR.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
飛田 敦子/HIDA ATUKO |
科目区分 /Course Group |
【共通教育科目】 〈リベラルアーツ領域〉/*** GENERAL EDUCATION COURSE *** 〈LIBERAL ARTS〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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飛田 敦子/HIDA ATUKO | 現代社会学部/Contemporary Social Studies |
授業の方法 /Class Format |
■授業の方法について 2023年度は現時点(2023年1月現在)では対面方式の授業を予定していますが、コロナ禍の感染状況によってはオンデマンド方式に変更になる可能性があります。その場合はこちらのシラバスでも内容の変更を行います。 |
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授業の目的 /Class Purpose |
少子高齢化、人口減少、税収減、非正規雇用の増加、格差の拡大など、現代社会は様々な課題を抱えています。行政や企業だけでは、それらの課題すべてを解決するのは難しい時代となってきました。そこで注目されているのが、NPOや地域コミュニティといった新たな機能です。高齢者、子ども、まちづくりなど、その分野は多岐にわたり、様々な事例が構築されています。また、それらの主体(地域コミュニティ、行政、企業など)がともに手を取り合って行動する「協働(きょうどう)」も、なくてはならない手法となってきました。 2020年春以降、新型コロナウイルスの影響で、対面して多様な人間関係を構築するのが難しい状況が続いています。リアルな交流の機会が激減する中で、高齢者の認知および身体機能の低下、産後うつを抱える親の増加など、自粛や孤立による新たな社会課題も浮かび上がってきています。しかし一方で、「感染症による命のリスク」と「孤立による命のリスク」のバランスに苦慮しながらも、少しでも現状を打破しようとする挑戦も各地で生まれています。地域コミュニティの役割を再考するためにも、これらコロナ禍における取組事例も授業内で多数紹介します。 本授業は、双方向性を大切にしています。皆さんの授業における感想や質問を取り入れ、学生同士が学び合えるような手法を取り入れます。(これは、全学PDにある「自分の意見を口頭や文書によって表現し、相手の意見を理解することで、良好なコミュニケーションをとることができる」という到達目標に合致するものです)。 また、この授業では、様々な分野で活躍する実践者の方にもゲストスピーカーとしてご登壇いただき、現場での様々なチャレンジに触れながら、地域コミュニティの実態や役割、またその可能性について共に考えたいと思います。 ※担当教員はNPOや地域コミュニティをフィールドにした仕事に従事しており、「実務経験のある教員」です。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
①地域コミュニティの抱える現代的課題の理解、②考える力の構築、③コミュニケーション力(話す力・聴く力・調整する力)の向上 |
授業のキーワード /Keywords |
地域コミュニティ、NPO、無縁社会、ソーシャル・キャピタル、協働、コロナ禍でのつながりづくり |
授業の進め方 /Method of Instruction |
学生、講師、ゲストスピーカーが皆で一緒に創る授業です。90分授業の前半を講義、後半をグループディスカッションやゲストスピーカーとの質疑応答等の参加型形式で行います。また授業後半には、グループで企画書を作成するワークショップがあります。 ※ゲストスピーカーのご都合等で授業内容が前後・変更する場合があります。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
講義を聞いたり、ノートテイクしたりするだけでなく、他人と議論することに重点を置き、「人と学び、人から学ぶ」授業を目指します。そのため、受身ではなく積極的な参加態度を求めます。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
授業時間外にも積極的に調べ、考え、学ぶ姿勢を奨励します。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
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成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
授業ごとのコミュニケーションシート30%、中間レポート15%、グループワークで作成する企画書15%、期末試験40% |
テキスト /Required Texts |
授業ごとに授業資料を配布します。 |
参考図書 /Reference Books |
『つながるカフェ〜コミュニティの〈場〉をつくる方法〜』(山納洋著、学芸出版社、2016年) 『希望につながるコミュニティ』(CS神戸20年誌編集委員会編、神戸新聞総合出版センター、2016年) 『人口減少社会のデザイン』(広井良典著、東洋経済新報社、2019年) 『ネイバーフッドデザイン~まちを楽しみ、助け合う「暮らしのコミュニティ」のつくりかた~』(荒昌史著、英治出版、2022年) |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | ガイダンス | 講義全体説明、オリエンテーション | |
2 | 第2回 | なぜ今、地域コミュニティなのか?① | 地域コミュニティが注目される理由〜社会の変化〜 | |
3 | 第3回 | なぜ今、地域コミュニティなのか?② | 地域コミュニティが注目される理由〜家族の変化〜 | |
4 | 第4回 | 事例紹介① 障がい者と地域コミュニティ | 障がい者をとりまく環境と地域コミュニティ ★ゲストスピーカー | |
5 | 第5回 | 事例紹介② 高齢者と地域コミュニティ | 高齢者をとりまく環境と地域コミュニティ | |
6 | 第6回 | 事例紹介③ 外国人と地域コミュニティ | 外国人をとりまく環境と地域コミュニティ ★ゲストスピーカー | |
7 | 第7回 | 事例紹介④ 地域組織と地域コミュニティ | 地域組織による地域づくり ★ゲストスピーカー | |
8 | 第8回 | 事例紹介⑤ まちあそびと地域コミュニティ | ”まちを楽しむ”アプローチと地域コミュニティ ★ゲストスピーカー | |
9 | 第9回 | 前半授業のふりかえりと中間レポートの作成 | 前半の授業を振り返り、授業内で中間レポートを作成する | |
10 | 第10回 | 企業と地域コミュニティ | 企業の持続可能性と地域コミュニティ ★ゲストスピーカー |
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11 | 第11回 | 行政と地域コミュニティ | 行政によるアプローチと地域コミュニティ ★ゲストスピーカー | |
12 | 第12回 | 多様な主体による”協働”の可能性 | 地域団体、NPO、行政、企業などがともに取り組む協働の事例とその可能性 | |
13 | 第13回 | グループワーク① | 私たち大学生が地域コミュニティでできること 企画書作成① | |
14 | 第14回 | グループワーク② | 私たち大学生が地域コミュニティでできること 企画書作成② | |
15 | 第15回 | 発表、まとめ | グループで作成した企画書の発表と授業のまとめ ※変則で土曜日の授業です |