科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
地域学演習B/地域学演習A(データ活用を通じた地域理解)/Seminar on Regional Studies B |
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授業コード /Class Code |
A004352501 |
開講キャンパス /Campus |
ポートアイランド |
開講所属 /Course |
共通教育科目/ |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
木2(後期)/THU2(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
齋藤 政彦/SAITO MASAHIKO |
科目区分 /Course Group |
【共通教育科目】 〈リベラルアーツ領域〉/*** GENERAL EDUCATION COURSE *** 〈LIBERAL ARTS〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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齋藤 政彦/SAITO MASAHIKO | 経営学部/Business Administration |
授業の方法 /Class Format |
対面授業(講義と演習) |
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授業の目的 /Class Purpose |
この科目は、「幅広い知識を活用してさまざまな問題を発見し、それを解決する方策を導くことができる。」という本学のデイプロマポリシーを踏まえ、「地方自治体の政策」をテーマに、養われた知識の実用例を具体的に学び、地域学をさらに専門的に学ぶことを目的にします。 地域にかかわる様々なデータを通じて、地域の実態を把握し、将来を予測し、地域のための政策を決定していくためには、国や地方が有する様々なデータに基づいて、まちづくりや観光・防災・福祉などの地域の現状と課題を抽出し解決していくことが必要です。 この講義では、国や地域の提供する公的統計やオープンデータを用いて、地域の過去・現在・未来を理解し、さらにそれに基づきどのような政策が取られてきたかを学び、「EBPM(エビデンスに基づいた政策決定)」の考え方を学びます。この方法論は、各学部での専門的な学習の基盤となります。 また、授業を通じて、統計的な考え方を身に着け、データを読み、データの意味を捉え、そしてデータを課題解決に活用していく方法も身に着ける事を期待しています。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
1. 国や地域の公的統計・オープンデータの取得方法、読み方やその使い方を身に着ける。 2. 行政のオープンデータの特徴や属性を理解するとともに、基礎的な統計学の手法を身に着けデータから地域の過去・現在を理解し、地域課題を把握することができる。 3.神戸市等の地域課題を設定し、その課題解決のためにデータに基づいた分析を行い、それに基づき政策提言を行う事ができる。 |
授業のキーワード /Keywords |
公的統計、オープンデータ、エビデンスに基づいた政策決定、地域課題解決、地域学 |
授業の進め方 /Method of Instruction |
講義と演習を交えて授業を進めます。インターネット上にある国や自治体のデータを閲覧したり、データをエクセル等で解析するためにパソコンを使用することがあります。そのため情報処理演習室で授業をします。実際の行政に携わる方の講義も設定していく予定です。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
地域学入門や地域学講義など、リベラルアーツ領域における地域学分野についても事前学習しておくことが望ましい。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
各回の課題は、各自復習しておくこと。色々な統計データについて、WEB等で調べておくこと。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
毎回授業の終わりにコミュニケーションシートを提出すること。まちのデータカルテ(最終課題)を提出すること。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
毎回のコミュニケーションシート50%、最終課題30%、発表20%で評価する。 |
テキスト /Required Texts |
テキストは適宜配布する。 |
参考図書 /Reference Books |
『データサイエンス講座1 データサイエンス基礎』 齋藤政彦・小澤誠一・羽森茂之・南知恵子 編 培風館、ISBN:978-4-563-01610-4 まちづくりの統計学 政策づくりのためのデータの見方・使い方、宇都宮 浄人、多田 実編、芦谷 恒憲 他著、学芸出版社、ISBN:978-4-7615-2806-5 「政府統計の窓口:e-Stat」 https://www.e-stat.go.jp/ 「地図で見る統計:jSTAT MAP https://jstatmap.estat.go.jp/jstatmap/main/base.html?1581571989039 地域経済分析システム 「RESAS 」 https://resas.go.jp/#/13/13101 「政府オープンデータ」https://www.data.go.jp/ 「神戸市オープンデータポータル」 https://data.city.kobe.lg.jp/ 「神戸市情報マップ」https://kobecity.maps.arcgis.com/home/index.html 「ひょうごオープンデータカタログ」 http://open-data.pref.hyogo.lg.jp/ 「兵庫県統計情報」 https://web.pref.hyogo.lg.jp/stat/index.html |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | 授業のオリエンテーション | 授業の進め方と成績評価について説明する。 | |
2 | 第2回 | 統計データの見方 ① | 政府統計e-Stat、公的統計の読み方、使い方 | |
3 | 第3回 | 統計データの見方 ② | RESAS(地域経済システム)、統計GIS(jSTAT MAP)の活用について | |
4 | 第4回 | 統計学の基礎 ① | データの種類やデータの基本的な統計量を学ぶ。エクセル等のツールの使い方も説明する。 | |
5 | 第5回 | 統計学の基礎 ② | データの間の相関関係や、相関関係と因果関係について、エクセル等で実データを解析しながら学ぶ。 | |
6 | 第6回 | 統計学の基礎 ③ | データを表現する方法として、様々なグラフの表現を学ぶ。エクセル等で実際にデータのグラフ化を行う方法を学ぶ。 | |
7 | 第7回 | 統計学の基礎 ④ | データ解析における統計的推定や検定をおこなうための確率と統計の基礎をまなぶ。エクセルによる実習を含む。具体的事例も含める。 | |
8 | 第8回 | 統計学の基礎 ⑤ | 標本と標本分布、統計的推定と仮説検定の考え方を学ぶ。 | |
9 | 第9回 | 公共データの活用 ① | オープンデータとその活用事例 | |
10 | 第10回 | 公共データの活用 ② | 官民データ活用事例 (まちづくり事業におけるデータ活用、人流解析) | |
11 | 第11回 | 公共データの活用 ③ | 神戸市観光データ | |
12 | 第12回 | 公共データの活用 ④ | 神戸市・兵庫県内の人口の推移、産業構造について | |
13 | 第13回 | まちのデータカルテ作成 ① | グループごとに分かれ、ある地域のデータカルテを作成する準備を行う。 | |
14 | 第14回 | まちのデータカルテ作成 ② | グループごとに分かれ、ある地域のデータカルテを作成し発表資料を準備する。 | |
15 | 第15回 | データカルテの発表とまちづくり提案 | グループごとにデータカルテについて発表し、それに従いまちづくり提案をする。 |