シラバス参照

授業情報/Class Information

科目一覧へ戻る 2023/07/20 現在

基本情報/Basic Information

開講科目名
/Class
地域学演習B/地域学演習A(データ活用を通じた地域理解)/Seminar on Regional Studies B
授業コード
/Class Code
A004352001
開講キャンパス
/Campus
有瀬
開講所属
/Course
共通教育科目/
年度
/Year
2023年度/Academic Year  
開講区分
/Semester
後期/AUTUMN
曜日・時限
/Day, Period
金2(後期)/FRI2(AUT.)
単位数
/Credits
2.0
主担当教員
/Main Instructor
安逹 啓介/ADACHI KEISUKE
科目区分
/Course Group
【共通教育科目】 〈リベラルアーツ領域〉/*** GENERAL EDUCATION COURSE *** 〈LIBERAL ARTS〉
遠隔授業
/Remote lecture
No

担当教員情報/Instructor Information

教員名
/Instructor
教員所属名
/Affiliation
安逹 啓介/ADACHI KEISUKE 経済学部/Economics
授業の方法
/Class Format
演習
授業の目的
/Class Purpose
この授業は、全学のDPに示す、「広い教養を身につけ、豊かな人間性や社会性」を涵養することを目的としている。また、「幅広い知識を活用してさまざまな問題を発見し、それを解決する方法を導く」能力の開発、向上を目指す。さらに、「自分の意見を口頭や文書によって表現し、相手の意見を理解することで、良好なコミュニケーションをとることができる」能力の養成する。

この授業では、「地域」とは何か、地域学とは何かを学ぶ。また、社会科学ならびに人文科学、自然科学の知見を総合的かつ包括的に扱うことで、学際的視野を深める。それらを通じて、受講者自身の社会の見方を形成し、自分自身で物事を考えること、突き詰めていくことの楽しさ、大変さ、大切さを学び取ってもらうことを最大の目的としている。
到 達 目 標
/Class Objectives
・答えを出すことが難しい問題を考えることの楽しさ、大変さ、大切さを知る。
・自分の頭で物事を考え、それを自分の言葉で伝えることができる。
・他者からの意見、批判を建設的に取り入れ、自身の見方をより強化することができる。
授業のキーワード
/Keywords
地域、国、国際、社会科学、経済学、政治学、歴史学、地理学、地政学、文化人類学、民俗学、生態学、環境学
授業の進め方
/Method of Instruction
各回の授業に関する情報は、授業中、または事前配布する各回の授業資料上で告知する。各自でしっかり確認してから授業に臨むようにすること。

受講者の人数によっては複数のグループに分けてディスカッションを行う。さらに、毎回、授業内容に関する要約課題を課す。それらを通して、授業の題材に対する自身の意見を形成し、文章化する力を養成する。そのため、ただ単に授業を聞くのではなく、その内容をどのように自身の中に落とし込むかを常に意識して臨む必要がある。
履修するにあたって
/Instruction to Students
・予備知識は特に必要としない。一人で考え抜く意思とその実践だけが必要。
・授業に集中して取り組み、あとで復習できるように学習内容を記録しておくこと。
・これから社会人になる身として、周りに配慮したふるまいを心がけること。
・分からない言葉に出会ったら、辞書、インターネット等を使用して自分で調べること。
・どのように学習に臨めばよいか分からなくなったら、迷わず質問すること。
授業時間外に必要な学修
/Expected Work outside of Class
各回、学習した内容について、プリント、ノートなどを見直して復習すること(60分程度)。
次回の学習内容に関しては、事前に下記のリンク(OneDrive)で配布する資料を必ず確認しておくこと(30分程度)。
提出課題など
/Quiz,Report,etc
授業中、または下記のリンクで配布する資料で課題内容、提出方法を告知する。
提出課題については、授業中にフィードバックを行う。
成績評価方法・基準
/Grading Method・Criteria
①毎回の課題(要約課題、ディスカッション:60%)と②レポート(40%)の成績で評価する。
テキスト
/Required Texts
なし。授業資料は下記のリンクで配布する。 
参考図書
/Reference Books
山下祐介『地域学をはじめよう』岩波ジュニア新書、2020年
山下祐介『地域学入門』ちくま新書、2021年
No.
/Time
主題と位置付け
/Subjects and position in the whole class
学習方法と内容
/Methods and contents
備考
/Notes
1 第1回 「地域」とは何か 自己紹介、授業のガイダンス、「地域」とは何か、「地域学」とはどのよう学問かを学ぶ。
2 第2回 暮らしの場としての地域 人の営みの歴史を学ぶことを通じて、暮らしの空間としての地域がどのように形成され、変化してきたかを学ぶ。
3 第3回 人口集団としての地域 人口の増加が地域社会の発展にどのような影響を与えるか、事例をもとに考える。
4 第4回 国と地域 共同体や国がどのように形成されるかを学び、それらと地域との関係性を考える。
5 第5回 都市と地域 都市と地域の関係について学び、どのように都市が形成されるか、どのような機能を持つか、各国地域の事例をもとに学ぶ。
6 第6回 地域と経済 地域経済の発展の歴史を振り返り、地域ごとの特徴や共通点を学ぶ。
7 第7回 地域と文化 地域社会と文化の継承、発展の歴史について学び、それが地域のあり方にどのような影響を与えているかを議論する。
8 第8回 前半のまとめ:地域探求① 第1回~第7回の内容を振り返りつつ、「自分」が生きる地域を、歴史、文化、経済、生態などのさまざまな側面から探求していく。
9 第9回 自然環境と地域社会 地域社会の発展が、その地域の自然環境に与える影響や功罪について、事例をもとに考え、議論する。
10 第10回 地球環境問題と地域社会 現代の地球環境問題の実態を学び、それらの問題と地域社会との関連について考える。
11 第11回 気候変動問題と地域社会① 地球温暖化による異常気象の多発、海抜上昇などの気候変動に関わる問題が、地域社会の持続性に与える影響について考え、議論する。
12 第12回 気候変動問題と地域社会② 気候変動問題に対し、各地域社会がどのような対応・対策を実施しているかを学び、その効果や社会的意義について考え、議論する。
13 第13回 人口減少・高齢化と地域社会 地域から人が減っていく時代の中で、どのような地域社会の変化が求められているかを考え、議論する。
14 第14回 地域社会の現代的変容と持続性 資源問題、土地利用問題、紛争・戦争問題などの国際的問題に対し、地域社会はどのように向き合うことができるかを考え、議論する。
15 第15回 後半のまとめ:地域探求② 第9回~第14回の内容を振り返りつつ、各自興味のある地域を、歴史、文化、経済、生態などのさまざまな側面から探求していく。

科目一覧へ戻る