科目一覧へ戻る | 2023/07/20 現在 |
開講科目名 /Class |
地域学講義ⅠC/観光学講義Ⅰ(地域創生と観光)/Regional Studies ⅠC |
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授業コード /Class Code |
A004302001 |
開講キャンパス /Campus |
有瀬 |
開講所属 /Course |
共通教育科目/ |
年度 /Year |
2023年度/Academic Year |
開講区分 /Semester |
後期/AUTUMN |
曜日・時限 /Day, Period |
木3(後期)/THU3(AUT.) |
単位数 /Credits |
2.0 |
主担当教員 /Main Instructor |
竹内 利江/TAKEUCHI TOSHIE |
科目区分 /Course Group |
【共通教育科目】 〈リベラルアーツ領域〉/*** GENERAL EDUCATION COURSE *** 〈LIBERAL ARTS〉 |
遠隔授業 /Remote lecture |
No |
教員名 /Instructor |
教員所属名 /Affiliation |
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竹内 利江/TAKEUCHI TOSHIE | 経営学部/Business Administration |
授業の方法 /Class Format |
「講義(対面授業)」・「演習(対面授業)」 |
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授業の目的 /Class Purpose |
この科目は、全学DPに示す、広い教養を身につけ、豊かな人間性や社会性を涵養し、自分の意見を口頭や文書によって表現し、相手の意見を理解することで、良好なコミュニケーションをとることができることを目指す。授業では、観光学の基礎的知識を確認した上で、地域に根差した資源の観光活用、国や地方自治体の観光振興の施策、地域観光の現状と課題を学び、地域の環境・文化・社会を維持・継承する持続可能な観光への理解を深めることを目的とする。 |
到 達 目 標 /Class Objectives |
・国の主要な観光地域づくり政策について説明できる。 ・地方自治体の観光の現状と課題に対して自らの意見を述べることができる。 ・グループワークを通してコミュニケーション力とプレゼンテーション力を養う。 |
授業のキーワード /Keywords |
観光地域づくり、温泉、民泊、食文化、文化遺産、MICE |
授業の進め方 /Method of Instruction |
・講義を中心に進めます。 ・授業の後半に、少人数によるグループワークを行います。 そのため、履修人数によって授業計画を修正する場合があります。 ・毎回、講義内容に関するコメントを提出してもらいます。 |
履修するにあたって /Instruction to Students |
・地域学入門C(現代観光論)を履修していることが望ましい。 ・テキストは用いません。レジュメと、必要な参考資料は配布します。 ・グループワークへの積極的な参加を求めます。 |
授業時間外に必要な学修 /Expected Work outside of Class |
・授業内容の予習・復習で毎回1時間程度。 ・小レポートの作成で5時間程度。 ・国際観光、国内観光、観光地や地方公共団体などの観光振興に関わるニュースに 関心を持ってください。 |
提出課題など /Quiz,Report,etc |
・授業内で小テストを実施し、正答について解説します。 ・兵庫県内の地方自治体の観光振興に関するレポートを提出してもらいます。 初回の授業で、調査内容について説明します。 ・グループワークにおけるワークシートおよび発表資料を提出してもらいます。 グループ発表の後、コメントを共有し講評します。 |
成績評価方法・基準 /Grading Method・Criteria |
・小テスト 40% 授業を通して学修してきた知識の理解を問います。授業内で実施します。 ・小レポート 60% 調査内容の妥当性と論理的構成について評価します。 グループで作成したワークシートおよび発表資料を含め総合評価します。 |
テキスト /Required Texts |
|
参考図書 /Reference Books |
・竹内正人・竹内利江・山田浩之編著『入門観光学』ミネルヴァ書房、2018年。 ・高橋一夫著『DMO 観光地経営のリノベーション』学芸出版社、2017年。 ・西村幸夫『観光まちづくり まち自慢からはじまる地域マネジメント』 学芸出版社、2009年。 その他、参考文献・ウェブサイトは授業中に指示します。 |
No. | 回 /Time |
主題と位置付け /Subjects and position in the whole class |
学習方法と内容 /Methods and contents |
備考 /Notes |
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1 | 第1回 | ガイダンス 地域創生と観光 |
授業の進め方や課題レポートの作成内容等を確認する。地方創生の政策課題や観光の基本を学び、授業のテーマを理解する。 | |
2 | 第2・3回 | 地域の旅行市場 | 『観光白書』等を用いて、日本の旅行市場、地域別の観光の状況を掴み、訪日外国人旅行者の増減が地域経済に与えている影響について確認する。 | |
3 | 第4回 | 観光地域づくりと兵庫観光 | アフターコロナ時代の観光庁による観光地域づくりの施策を学び、事例として兵庫県の観光への取組みを理解する。 | |
4 | 第5・6回 | 温泉地とリゾート再生 | 訪日外国人旅行者においても日本の温泉への関心が高まっている。温泉地の歴史、温泉の定義や機能等を学び、温泉地が抱える課題を理解する。事例として「星野リゾート」の経営戦略を学ぶ。 | |
5 | 第7回 | 宿泊施設の多様化と民泊 | 近年、古民家や空き室等を活用した民泊サービスも増加している。旅館業法の改正、住宅宿泊事業法の施行等、宿泊サービスの新たな動きを学ぶ。 | |
6 | 第8回 | 世界の「和食」とフードツーリズム | 世界無形文化遺産に登録された「和食」は、訪日外国人旅行者にとって主な観光目的である。郷土色豊かな日本の食文化やフードツーリズムの展開を学ぶ。 | |
7 | 第9・10回 | 文化遺産と歴史まちづくり | ユネスコの「世界遺産」及び日本の文化財の保護と活用の流れ、近年導入された「日本遺産」について学び、観光の視点から、地域の伝統文化の継承、歴史的な町並みや景観保護の重要性を理解する。 | |
8 | 第11・12回 | MICEと博覧会とIR | MICEとはビジネスイベントの総称であり、多くの人が集まるために経済効果が大きく、国際会議をターゲットにしたMICE誘致は国際観光の重要な施策である。MICEの一種である「博覧会」の歴史を紐解きながら「大阪・関西万博2025」に至る展開を学ぶ。また日本のIR推進の現状を理解し、その課題について考える。 | |
9 | 第13・14回 | 兵庫の観光振興 | 課題の調査レポートをもとに少人数でグループワークを行う。兵庫県内各市町の観光振興の現状と課題を報告し、課題の解決に向けて意見交換する。その内容をワークシートに整理、スライドの発表資料を作成してグループ発表を行い、兵庫観光のこれからについて考える。 | |
10 | 第15回 | 持続可能な観光に向けて | グループワークと授業について振り返るとともに、観光による負の側面にも目を向けて、環境を守り地域資源を活かした持続可能な観光について考える。 |